モニターの値段って、同じ27インチでもピンキリで戸惑う。結論から言うと「サイズ」「解像度」「用途(ゲーム/仕事/制作)」でほぼ決まる。先にここを割り切ると、店頭の値札に振り回されにくい。
値段が上がる“理由”を先に掴む
安い=悪い、高い=正解ではない。ただ、価格差が出やすいポイントがある。
解像度が上がる(フルHD→WQHD→4K)、リフレッシュレートが上がる(60Hz→144Hz→240Hz)、色の再現性やムラ補正が強い、USB-C給電が付く、スタンドがしっかり動く。ここにお金が乗る。
量販店で眺めると、1万円台は「とりあえず映る」感じで、白い画面の文字が少しギラついて見える個体に当たることがある。2〜3万円台に行くと、同じIPSでも見え方が落ち着いて、長時間作業が現実的になってくる。体感としてはこの差が一番デカい。
価格帯の目安(ざっくりでOK)
まずは財布のレンジを決める。そこから条件を当てはめると迷いが減る。
・1万円台:動画・軽い作業向け。端子やスタンドは割り切り。
・2〜3万円台:仕事も趣味もまとめて快適にしたい人の主戦場。
・4〜6万円台:4KやUSB-C、ゲーム高Hzなど“明確な目的”が乗りやすい。
・10万円超:OLED/QD-OLED、制作向け上位、満足度は高いがクセもある。
解像度で選ぶ:迷ったらここから
フルHD(主に24インチ前後)
安く抑えたいならフルHDが手堅い。ゲームで144Hzを狙うなら、例えばAOC 24G2 24インチ 144Hzみたいな定番に行き着きやすい。コスパはいい。反面、仕事でウィンドウを並べると窮屈に感じる日が来る。
WQHD(27インチでバランス良い)
作業もゲームも両立したいならWQHDがちょうどいい。店頭で27インチWQHDを見ると「文字が細かすぎないのに、表示領域が増える」って感覚が出る。具体例だとLG 27GP850-B 27インチ WQHD 165HzやGIGABYTE M27Q 27インチ WQHD 170Hzあたりが“値段と性能の線”を作ってくる。発色をもう一段求めるならMSI MAG274QRF-QD 27インチ WQHDみたいな方向もある。
4K(27インチ以上で旨味が出る)
4Kは文字の精細さが気持ちいい。Excelや文章作業で「目がチリチリしない」方向に効くことがある。USB-C給電まで欲しいならDELL S2722QC 27インチ 4K USB-CやLG 27UP850-W 27インチ 4K USB-Cが候補に入りやすい。ノートPCと繋いだとき、ケーブル1本で電源も映像もいけると机が一気に静かになる。これ、毎日効く。
ゲーム用途:値段が跳ねるポイントはHz
ゲームはリフレッシュレートで価格が跳ねる。144Hzは「操作が軽い」が分かりやすいライン。さらに上を狙うと、例えばSamsung Odyssey G7 27インチ 240HzやASUS TUF Gaming VG279QM 27インチ 280Hzみたいにガチ寄りになる。ここは“勝ちに行く人”向けで、普段遊びなら144〜165Hzで満足しやすい。
4Kで144Hzはさらに値段が上がるゾーン。だけど映像の迫力と滑らかさを両方欲しいならBenQ EX2710U 27インチ 4K 144Hzみたいな選択肢が見えてくる。
仕事・テレワーク:コスパが出るのは“地味スペック”
仕事用で後悔しやすいのは、スタンドが動かない、端子が足りない、ケーブルがごちゃつく、この3つ。USB-C給電とハブがあるモデルにすると、毎回の接続がラクで、集中の切れ方が違う。4K USB-Cが刺さるのはこの理由。
あと、ケーブルが原因で「なんか不安定…」になりがち。USB-CはAnker USB-C to USB-C ケーブル 100Wみたいに余裕のあるものを使うと気持ちが楽。高Hzを活かすならDisplayPort 1.4 ケーブル 2m、PS5などで4K/120を狙うならHDMI 2.1 ケーブル 2mが前提になる場面もある。モニター本体だけ見てると、ここを忘れやすい。
クリエイティブ用途:色にお金が吸われる正体
写真・動画・デザインは「色が合ってるか」が仕事の品質に直結する。だから値段が上がる。例えばBenQ PD2705U 27インチ 4K デザイナーモニターみたいな“作る人向け”は、その分の思想が入ってる。もっと色管理を詰めるならEIZO ColorEdge CS2731 27インチ WQHDのような方向になる。ここは万人向けじゃないけど、必要な人には刺さる。
色が気になり始めたら、キャリブレーションも現実の話になってくる。X-Rite i1Display Pro モニターキャリブレーターは「なんか色が合わない」を切る道具で、ここまで来ると値段の納得感も変わる。
ハイエンド:OLED/QD-OLEDは“夢”と“注意”がセット
映像の黒が沈むと、夜のシーンが本当に気持ちいい。QD-OLEDの代表例としてAlienware AW3423DWF QD-OLED 34インチみたいな方向がある。ただし、焼き付きリスクや使い方の相性はゼロじゃない。ここは「惚れたら買う」枠として考えるとスッキリする。
最後に:予算を決める順番だけ守る
迷ったときは、
- 用途(仕事/ゲーム/制作)→ 2) サイズ → 3) 解像度 → 4) HzやUSB-C
この順で決める。先に値段だけ決めると、欲しい体験が抜けて後から買い直しになりやすい。
もし「一台で全部そこそこやりたい」なら、27インチWQHDの中堅が落とし所になりやすいし、手頃さ重視ならPixio PX248 24インチ 144Hzみたいな現実的な選択もある。逆に、安定した業務用の雰囲気を求めるならiiyama ProLite XUB2792QSU 27インチ WQHDのような“堅い”方向も候補になる。
そして、姿勢が固まらない人はモニターアームが効く。机の上が広がるだけじゃなく、画面位置が決まって目と肩がラクになる。エルゴトロン LX モニターアームは高いけど、毎日使うと「これが本体だったかも」と思う瞬間がある。


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