「GALLERIAで無線が使えない」「Wi-Fiはつながるのに遅い」「Bluetoothマウスが途切れる」――このあたりで検索しているなら、原因はだいたい“搭載の有無”か“後付けの選び間違い”、そして“置き方”に集約される。とくにデスクトップは無線非搭載の構成が珍しくないので、最初に「入っていないものを設定で直そうとしていないか」を切り分けたい。
結論から言うと、手軽さ優先ならUSB子機、本気で安定を狙うならPCIeカード、ノートの内部交換は知識がある人だけが触る領域になる。ここを間違えなければ、無線は驚くほど快適になる。
1. まずは“無線があるか”を秒速で確認する
Windowsなら、設定のネットワーク項目にWi-Fiのトグルが出るか、デバイスマネージャーの「ネットワーク アダプター」に無線LANっぽい名称があるかで当たりが付く。Bluetoothも同様に、設定にBluetoothのオンオフが見えるかで判断しやすい。ノートの多くは最初からWi-Fi+Bluetoothを備えるので、仕様に「Wi-Fi 6E」「Bluetooth 5.3」などが書かれていれば話が早い。
もしWi-Fi項目が見当たらないなら、設定より先に“後付け”へ舵を切るのが正解だ。
2. いちばん簡単に解決する:USB無線LAN子機という選択
配線が苦手でも、USB子機なら挿して設定するだけで勝てる。ゲームも動画もそこそこ快適にしたいなら、Wi-Fi 6対応のTP-Link Archer TX20U Plus Wi-Fi 6 USB 無線LAN子機あたりが扱いやすい。さらに速度や混雑耐性を欲張るなら、より上位のTP-Link Archer TX50UH Wi-Fi 6 USB 無線LAN子機や、定番のASUS USB-AX56 Wi-Fi 6 USB 無線LAN子機に視線が向く。コスパ寄りで固めるならBUFFALO WU3-DHP2 Wi-Fi 5 USB 無線LAN子機やBUFFALO WI-U3-866DS Wi-Fi 5 USB 無線LAN子機でも、環境が良ければ十分戦える。
ここで地味に効く小技が「USB子機を本体背面の高速ポートに挿し、電波が悪ければ場所をずらす」こと。机の裏や壁際にUSB子機が押し込まれていると、性能は簡単に落ちる。延長で逃がすならUSB 3.0 延長ケーブル 1mがあるだけで景色が変わる。
Wi-Fi 6E(6GHz帯)まで視野に入れるなら、USBでも選択肢がある。たとえばNETGEAR Nighthawk A8000 Wi-Fi 6E USB 無線LAN子機のような6E対応モデルだ。ただし、ルーター側も6E対応でないと“宝の持ち腐れ”になる点だけは忘れないでほしい。
3. 安定を取りに行く:PCIe無線LANカードで一段上へ
オンライン対戦や配信で“ブレ”を嫌うなら、PCIeカードが強い。Wi-Fi 6Eを狙うならTP-Link Archer TXE72E Wi-Fi 6E PCIe 無線LANカード、Wi-Fi 6で十分ならTP-Link Archer TX3000E Wi-Fi 6 PCIe 無線LANカードが候補になる。Bluetoothもまとめて導入したい人にはASUS PCE-AX58BT Wi-Fi 6 PCIe 無線LANカード Bluetoothが分かりやすいし、6EならASUS PCE-AXE58BT Wi-Fi 6E PCIe 無線LANカード Bluetoothが刺さる。
PCIeカードで見落とされがちなのがアンテナ。アンテナ未接続や向きが悪いだけで、速度も安定も目に見えて落ちる。机の下に本体を置く人ほど、アンテナを外に出してやりたいので、状況次第ではPCIe Wi-Fiカード用 外付けアンテナの発想も役に立つ。
4. ノートの内部無線を入れ替えたい人へ(現実的な話)
「内蔵を最新にしたい」という欲は分かる。とはいえ、分解と相性が絡むので、簡単とは言いにくい。どうしてもやるなら、定番どころでIntel Wi-Fi 6E AX210 M.2 2230 無線モジュールやIntel Wi-Fi 6E AX211 M.2 2230 無線モジュールが話題に上がるものの、自己責任の度合いが一気に増す。迷うくらいなら、USBかPCIeに寄せたほうが気楽だろう。
5. Bluetoothが不安定なら“専用アダプタ”が近道
BluetoothはWi-Fiと干渉することがあるし、古い世代だとそもそも体験が荒れる。マウス・キーボード・ヘッドセットを落ち着かせたいなら、Bluetoothアダプタを足すのが手っ取り早い。新しめを狙うならUGREEN Bluetooth 5.3 USB アダプタ、定番ならTP-Link UB500 Bluetooth 5.0 USB アダプタ、国内で探しやすい路線ならBUFFALO BSBT4D200BK Bluetooth USB アダプタが候補になる。Bluetooth機器の距離があるなら、ここでも延長ケーブル作戦が効く場合がある。
6. ルーター側を整えると“無線の勝ち筋”が太くなる
PCだけ頑張っても、ルーターが足を引っ張ると伸びない。部屋全体を安定させたいならメッシュも現実的で、Wi-Fi 6ならTP-Link Deco X50 メッシュ Wi-Fi 6 ルーター、6Eまで踏み込むならTP-Link Deco XE75 メッシュ Wi-Fi 6E ルーターが話を早くしてくれる。ゲーム寄りで攻めるならASUS RT-AX86U Pro Wi-Fi 6 ルーター、国産で固めたいならBUFFALO WXR-6000AX12S Wi-Fi 6 ルーターも視野に入る。
それでも勝てない場面はある。配信や大会前など“絶対落とせない日”は、有線を保険にしておくと精神が安定するので、LANケーブル CAT6A 2mを一本引き出しに入れておくのが大人の対応だ。
7. つながらない・遅い時の最短チェック
やることはシンプルで、①無線機能が存在するか、②子機やカードを正しく挿しているか、③アンテナの有無と向き、④USBの挿し場所、⑤周波数帯(可能なら5GHz優先)、⑥ルーターとの距離と障害物、ここまで潰せば原因の大半は露出する。迷走しがちな人ほど、設定画面をいじる前に“物理”を見直したほうが近道になる。
無線は「買うもの」と「置く場所」と「選ぶ規格」の三つ巴だ。GALLERIAで快適さを取り戻すなら、USBで軽く直すか、PCIeで腰を据えるか――自分の用途に合わせて一発で決めたい。


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