デュアル(2画面)にすると、作業は一気にラクになる。けれど同時に「机がたわむ」「左右の高さが揃わない」「配線が突っ張って動かない」みたいな地味ストレスも増える。ここを先に潰せるかで満足度が決まる。結論から言うと、モニターアーム デュアルは“耐荷重の見方・机との相性・可動域”の3点セットで選べばほぼ外さない。
まず購入前に、モニター背面のVESA(75×75か100×100)と、スタンドを外した本体重量をメモする。次に机。天板の厚み、材質、端に段差がないか。ここが曖昧だと、どれだけ評判のいいアームでもグラつく。特に在宅の安いデスクだと、クランプを締めた瞬間に「うわ、これ大丈夫か?」となりがち。怖いのは、締めれば締めるほど安心じゃない点で、薄い天板ほどむしろ傷む。
デュアルアームのタイプは2つだけ覚える
デュアルには大きく、ポール固定タイプとガススプリングタイプがある。
ポール固定は構造がシンプルで安定しやすい。微調整は製品差が出るけど、いったん決まると強い。ガス式は上下移動が軽くて、気分で位置を変える人には気持ちいい。ただしモニターの重さが合わないと、上に逃げたり下がったりして“ずっと落ち着かない状態”になる。デュアルでこれが起きると片側だけ機嫌が悪くなる。
耐荷重は「最大値」だけ見ない
よくある失敗が「最大◯kgだから余裕でしょ」と思って買うパターン。実際は“その重さ帯でスムーズに動くか”が重要で、軽すぎても重すぎても違和感が出ることがある。重めモニターで安定を最優先するなら、定番どころとしてErgotron LX デュアル デスクマウントアーム サイドバイサイド(45-245-026)みたいな上位クラスが候補に上がりやすい。価格は上がるけど「変に揺れない」「可動が素直」みたいな部分で納得しやすい。
一方で、まずは手頃に2画面を作りたいならAmazonベーシック モニターアーム デュアル(B00MIBN71I)や、ガス式のAmazonベーシック デュアル ガススプリング(B0CQXPGNCH)が比較候補に入りやすい。ここは“机がしっかりしている前提”で選ぶと満足しやすい。
机との相性で9割決まる(クランプ式/グロメット式)
クランプ式は設置が速い。ただし机の端に幕板がある、面が丸い、厚みが足りない、こういう条件だと噛みが甘くなる。穴が使えるならグロメット式の安定感は強い。国内メーカー系は仕様が丁寧なことが多く、候補としてサンワダイレクト デュアルモニターアーム(100-LA025)や、横並びを想定したサンワダイレクト デュアル(100-LA030)を見ておくとイメージが掴みやすい。省スペースで上下配置に寄せたいならサンワダイレクト 上下2面(100-LA031)という手もある。
可動域は「机の奥行き」とセットで考える
デュアルにしてから増える悩みが、“画面が近すぎる”問題。ロングアームは便利そうに見えるけど、奥行きが浅い机だとモニターが自分の顔へ寄ってくる。目が疲れる原因は、サイズや解像度よりまず距離と高さのズレだったりする。横並びなら、視線移動の中心がモニターの境目になりやすいので、左右の高さが1cmズレるだけで地味に疲れる。
体験っぽい話:設置でハマりやすいところ
設置は「先に片側を完成させる」がコツ。両方を同時に合わせようとすると、どっちも中途半端になる。片側だけ水平・高さ・角度を決めて、もう片側を“合わせに行く”。これで一気に楽になる。
次に配線。ケーブルを最初からきれいに束ねると、動かした瞬間に突っ張って可動域が死ぬことがある。特にデュアルは片側だけ回したときに、もう片側のケーブルまで引っ張られて「あれ?なんか変」になりやすい。少し余裕を残すのが正解だったりする。
迷ったときの“選び分け”例(用途別の現実解)
コスパ寄りで、しっかり動かせるデュアルを狙うならHUANUO デュアル モニターアーム(HNDS8)あたりは比較に出てきやすいし、同系統で型番検索ならHUANUO(B07W3KK949)も引っかかる。別モデルまで追うならHUANUO(HNDS31B)で探すと候補が整理しやすい。
国内メーカーで探したい人は、まずエレコム ガススプリング式 デュアル(DPA-DS02BK)を見て仕様の基準を作るのが手堅い。ガス式の支柱タイプが好みならARCHISS AS-MABS01Dも候補になる。大きめモニターや机条件で迷うなら、サンワ系の型番検索で“想定用途に近い形”を当てに行くのが早い。
よくある悩みの答え合わせ
机が揺れる場合、アームのせいにする前にクランプ位置を疑う。端ギリギリに寄せるほど、天板はたわみやすい。少し内側にずらすだけで変わる。
左右の高さが揃わないなら、VESA位置がモニターの中心からズレている個体差もある。ここはアームの調整で吸収するしかないが、“片側を基準にして揃える”手順にすると収束する。
疲れるなら、2画面の中央が真正面に来ていないことが多い。体の正面に“作業の主役画面”を置き、サブは少し角度をつける。デュアルの快適さは、画面を増やすより配置で決まる。
モニターアーム デュアルは、買う前に「モニターの重量」「VESA」「机の条件」を書き出せば、レビュー沼に沈みにくい。最後は好みだ。頻繁に動かすならガス式、基本固定ならポール型。あなたの机と使い方に合う一台を選べば、2画面はちゃんと武器になる。


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