ガレリアを開けたいと思った瞬間、いちばん不安になるのが「どこから触ればいいのか分からない」という点です。掃除をしたい、SSDを増設したい、ファンのホコリを取りたい。理由は人それぞれですが、共通して大事なのは“安全に開ける”こと。ここでは、ガレリアのケースを開ける基本手順から、開けたあとにやっておきたい清掃やメンテのコツまで、迷わない順番でまとめます。
まず結論から言うと、ガレリアの多くのモデルは背面のネジを外してサイドパネルを後方へスライドさせれば開きます。とはいえ、ガラスパネル採用モデルやヒンジで開くタイプもあるので、焦って力を入れると傷や破損につながりがちです。落ち着いて手順通りに進めるだけで、作業は驚くほどスムーズになります。
最初にやるべき準備は、電源を切ってコンセントを抜くことです。スリープ状態のまま触るのは避け、電源オフを確認してからケーブルを外し、数分置いて内部の電気を落ち着かせます。次に静電気対策。冬場や乾燥した日は特に油断できません。心配な人は、静電気防止リストストラップを使うと安心感が段違いですし、手元の扱いが気になるなら静電気防止手袋も役に立ちます。
作業環境も整えておきましょう。机の上で作業するより、床に柔らかい布を敷いて本体を横に寝かせたほうが安定します。暗い場所だと配線やネジ穴が見えにくいので、作業用LEDライトがあると細部まで確認できて失敗が減ります。工具は基本的にドライバーが1本あれば十分ですが、いざという時に困らないように精密ドライバーセットを用意しておくと後々ラクです。一般的なネジならプラスドライバー(#2)が活躍します。
ここからが本題の「ガレリアの開け方」です。標準的なデスクトップケースの場合、本体背面にある手回しネジ(つまみネジ)を2本外します。ネジが外れたら、サイドパネルをそのまま引っ張るのではなく、背面方向へ少しスライドさせて噛み合わせを外すイメージで動かします。ここで無理にこじ開けようとすると、パネルが歪んだり、爪が欠けたりする原因になります。動きが固いときほど、いったん深呼吸して“水平にズラす”を意識すると上手くいきます。
ガラスパネル搭載モデルの場合は、さらに丁寧さが必要です。ネジを外す際、ガラス面が不意に傾くことがあるので、片手で支えながら作業しましょう。もし内部清掃が目的なら、開けた瞬間に目に入るホコリに驚くかもしれませんが、焦って掃除機を突っ込むのはおすすめしません。ファンや基板は繊細なので、基本は風で飛ばすのが安全です。たとえばエアダスター(PC用)なら取り回しが簡単で、初めての人でも扱いやすいです。缶タイプが苦手なら電動エアダスター(充電式)を選ぶと、連続使用のストレスが減って掃除が習慣化しやすくなります。
ホコリがこびりついている場所は、風だけでは落ちにくいことがあります。そんな時は、柔らかいPC掃除ブラシで軽く撫でながらエアを当てると、気持ちいいほど取れていきます。外装の指紋やパネルの汚れにはマイクロファイバークロスが万能で、仕上げの満足度が上がります。
開けたついでに“やっておくと効く”のが、ケーブル周りの見直しです。配線がごちゃついているとエアフローが悪くなり、ファン音が増えたり温度が上がったりします。軽くまとめるだけでも体感が変わるので、ケーブルタイ(結束バンド)で固定しておくと見た目もスッキリします。ついでに吸気口にホコリが溜まりやすいなら、PCケース用防塵フィルターを追加して掃除頻度を下げるのも賢いやり方です。
「開け方」を調べる人の中には、掃除だけでなく増設が目的の人も多いはずです。最近はゲームや動画編集で容量不足になりやすく、追加ストレージのニーズが高まっています。ガレリアでよく選ばれるのはM.2 SSDで、速度面の満足度が高いのが魅力です。もし2.5インチベイを使うならSSD 2.5インチも候補になりますし、接続用にSATAケーブルが必要になることもあります。意外と見落としがちなのがネジで、M.2固定用を紛失していると作業が止まるので、M.2ネジセットを持っておくと安心です。
また、ゲーム中のカクつきや動作の重さが気になって「中を開けてメモリを増やしたい」と考えるケースもあります。自分のPCがDDR4世代ならDDR4メモリ、新しめの構成ならDDR5メモリが選択肢になります。買い間違いが一番もったいないので、型番や規格は必ず確認してから揃えるのがコツです。
冷却面での改善を狙うなら、ファンの交換も定番です。音が気になり始めたら、まずは掃除で改善することも多いものの、長年使っていると軸音が出る場合もあります。そういう時はケースファン120mmへの交換がシンプルで、効果も分かりやすいです。より本格的に温度を下げたい人はCPUクーラーを視野に入れるのも良いでしょう。もしCPUグリスの塗り直しまで踏み込むなら、サーマルグリスと、拭き取り用に無水エタノールがあると作業がきれいに仕上がります。
最後に、ガレリアの開け方でありがちなつまずきを押さえておきます。ネジを外したのに開かない場合、ほとんどは“スライド工程”を見落としているだけです。引っ張る前に背面へ数センチずらす、この動きが入るだけで一気に解決します。どうしても固いときは、ケースを片手で押さえて水平に力をかけると通りが良くなります。それでも不安が残るなら、無理して続けるより、サポートに相談したほうが結果的に安心です。
ガレリアは性能が高いぶん、コンディションの良し悪しが体験に直結します。ケースを正しく開けられるようになると、掃除も増設も「面倒な作業」ではなく「快適さを取り戻す習慣」になります。最初は慎重すぎるくらいでちょうどいいので、安全準備を整えて、落ち着いて一度だけやってみてください。慣れた頃には、次に開ける理由が“アップグレードの楽しみ”に変わっているはずです。

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