「GALLERIA ゲーミングPCの電源ボタンを押しても起動しない」。これ、電源ボタンそのものが壊れているより先に、外側の条件で止まっていることが多いです。理由は単純で、PCって電源が入らないように見えても「電気は来てるけど起動シーケンスに乗れない」パターンがかなり混ざるから。だから最初から分解に走らず、症状で分岐して潰していくのがいちばん早いです。
電源ボタン周りでまず見るのは「反応の種類」
結論から言うと、押した瞬間に何が起きるかで、疑う場所が変わります。無反応なのか、ランプが点くのか、ファンが回るのか。ここがズレると延々ハマります。
- 完全に無反応:ボタン以前に電気が来てない、もしくは電源系が落ちてる可能性が高い
- ランプは点く/ファンは回る:映像出力、メモリ、ストレージなど「起動の途中」で止まることが多い
- 点滅する:スリープ系の状態表示のこともあるし、起動できずにループしてることもある
補足すると、ここで「点滅=故障」と決め打ちしないのが大事。点滅は“状態”のこともあるので、次の章で落ち着いて切り分けます。
症状1:電源ボタンを押しても完全に無反応(ランプもファンも無)
この場合は、まず外側を疑うのが正解です。理由は、外部電源が原因のケースがいちばん手戻りが少ないから。順番はこう。
最初に、壁コンセント直挿しにしてみます。電源タップ経由だと、寿命や雷ガードの劣化で電圧が不安定になることがあるので、切り分けに向きません。もしタップを使うなら、せめて雷ガード付き 電源タップやサージプロテクタ コンセントの状態を疑って、別の系統に替えるのが早いです。
次に、電源ケーブルの抜き差し。デスクトップの背面は意外と動かしていて、差し込みが甘くなってることがあります。ケーブル自体も消耗するので、怪しいならIEC C13 電源ケーブル 3ピンで試すのも手です。
それでも無反応なら「放電」を挟みます。理由は、保護回路が働いて一時的に電源が入らない状態になることがあるから。PCを完全にシャットダウン→電源ケーブルを抜く→数分待つ。これで復帰することもあります。補足として、停電や瞬断が多い環境なら、そもそも無停電電源装置 UPSを挟んだ方がトラブルが減ります。
ここまでやっても完全に無なら、ボタン以外(電源ユニットやマザーボード側)に寄ってきます。無理に進めるより、次の症状も確認して「どこまで生きてるか」を掴む方が安全です。
症状2:ランプは点く/ファンは回るのに画面が出ない(信号なし)
この症状は「電源ボタンの故障」ではないことが多いです。結論、映像系の切り分けが最優先。理由は、PC自体は起動しているのにモニター側だけが受け取れていないケースが普通にあるからです。
まず、モニターの入力切替を確認します。地味ですが、HDMIとDPを行き来してると入力がズレがち。次にケーブルの差し直し。HDMIならHDMIケーブル 4K 対応、DPならDisplayPortケーブル 1.4で別ケーブルを試すと一気に判定できます。古いモニターや変換を噛ませてるなら、いったんVGAケーブルで出るか確認する人もいます(できる環境なら、という話)。
もう一つ、見落としがちなのが「挿す場所」です。グラボ付きの構成なら、マザボ側の映像端子ではなく、グラボ側に挿さっているか。ここがズレると、電源は入ってるのに真っ暗…が簡単に起きます。
補足として、起動途中で止まっている場合もあるので、キーボードのNumLockが反応するか、ディスクアクセスランプが動くかを見ると判断材料になります。反応があるなら映像系、反応が薄いなら次の症状(点滅やループ)側に寄せます。
症状3:電源ランプが点滅する/起動して落ちる/繰り返す
点滅は「スリープ中」の合図であることもあります。なので結論としては、まずスリープ解除を試すのが筋。理由は、電源ボタンを短押ししても状態が変わらないときに、キーボード入力や長押しが効くことがあるからです。
ただ、点滅しながら起動できない、再起動を繰り返す、という体感なら話は別。ここは周辺機器を全部外して最小構成に寄せると切り分けが進みます。USB機器が悪さをして起動を阻害することがあるので、マウスすら外して試すくらいがちょうどいい。地味だけど効きます。
それでもダメで「たまに付く」みたいな不安定さがあるなら、内部の接触や汚れも疑いに入ります。ただし、分解が絡むと保証やリスクの話になるので、やるなら“掃除まで”に留めるのが無難です。
「電源ボタンが悪い」と思い込みやすい落とし穴
ここを断言すると、電源ボタンは“犯人っぽく見える”だけのことが多いです。理由は、電源ボタンは最後に触る場所で、原因は別の箇所にあるのに結果として「ボタンを押しても動かない」になるから。補足として、前面パネルの配線の接触、内部コネクタのわずかなズレ、ホコリの蓄積、電源ユニットの劣化…このへんが現実的です。
「昨日まで普通だったのに、朝いきなり」タイプは特に、電源ボタン単体より電源系・接触系の匂いがします。逆に「買ってすぐ」「数日で」は初期不良の線もあるので、むやみに触らずサポートに寄せた方が早いこともあります。
自分でやるなら、ここまでが安全ライン
結論として、ケースを開けない範囲でできることは意外と多いです。理由は、外部要因と映像出力の切り分けだけで解決するパターンがあるから。最後に、やるならこの順で。
まず、配線環境を整える。壁直、別ケーブル、別入力。次に、ケーブル類を一つずつ確かめる。映像はHDMIケーブル 4K 対応かDisplayPortケーブル 1.4で試しやすい方でOK。電源はIEC C13 電源ケーブル 3ピンを疑う。
それでも改善しないなら、ホコリ対策を考える人もいます。掃除をするなら、火気が怖いので不燃性 エアダスターが無難です。勢いが欲しいなら電動 エアダスターもありますが、静電気には気をつけたい。触るなら静電気防止 リストバンドを付けて、暗いところはヘッドライト 懐中電灯があると作業が荒れません。
「接触不良っぽい」と感じて、ついスプレーを吹きたくなる人もいるけど、ここは慎重で。どうしてもという場合でも、用途が合うか確認してから接点復活剤 スプレーやエレクトロニッククリーナーを選んだ方が後悔しにくいです。補足すると、分解や内部作業が絡むなら、精密ドライバーセット プラス マイナスがあっても“やっていい範囲”は変わらないので、無理はしない方がいい。
相談・修理に回す判断線(ここだけ押さえる)
結論として、次のどれかなら早めにプロに寄せた方がラクです。理由は、電源ユニットやマザー側の可能性が上がって、下手に触るほど時間もデータも危険になるから。補足として、メモだけ取って相談に回すと話が通りやすいです。
- 放電・配線・映像ケーブルを替えても完全無反応
- ファンは回るのに画面が出ず、入力や端子を変えても改善しない
- 点滅や再起動ループが続いて、最小構成でも変わらない
電源周りの疑いが濃いなら、内部のATX 電源ユニット 80PLUSが絡むこともありますし、前面スイッチ系ならPCケース 電源スイッチ(フロントパネル)みたいな部品の話になる場合もある。ここまで来たら「電源ボタンが悪いかも」で悩むより、症状をまとめて相談した方が結局早いです。
最後に。電源が入らないと焦るけど、焦るほど雑に押したり抜いたりして状況が悪化しがちです。押す回数を増やすより、切り分けの順番を守る。これが一番効きます。

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