ガジェット系のロゴって、見た瞬間に「テックっぽい」「軽そう」「信頼できそう」みたいな空気が出るじゃないですか。あれ、凝った絵よりも“潰れない形”を先に作ると一気に近づきます。
この記事は、まず叩き台を作って、細部を整えて、最後に「どこでも使えるデータ」に仕上げる流れ。途中で使う道具は、Canva(キャンバ)みたいな手軽なものから、Adobe IllustratorやAffinity Designer 2まで、状況に合わせて選べるようにしてあります。
結論:ガジェットロゴは「小さくしても勝つ形」が最優先
断言すると、ガジェット系は“細かい装飾”で魅せるより、シンプルな輪郭で勝ったほうが強い。理由は単純で、ロゴってだいたい小さく表示されるから。YouTubeの丸アイコン、Xのプロフィール、ブログのファビコン。ここで潰れたら、どんなに良い雰囲気でも伝わりません。
補足すると、ここで言う「シンプル」は手抜きじゃなくて、情報の削り方が上手いって意味。迷ったら、まずは一度、FigmaかInkscapeで“線と面”だけにしてみる。意外とそれだけでテック感が出たりします。
先に決める3つ:ここが曖昧だとロゴがブレる
1)ロゴが出る場所(最重要)
丸アイコンが主戦場なら、最初から「丸に収まる形」で作ったほうが速い。逆にステッカーや名刺まで想定するなら、横長ロゴも必要になります。
作業しながら確認するために、iPadがあるならApple iPad Airで表示テストするとラク。ペンで微調整するならApple Pencilも相性がいいです。
2)“ガジェット感”の方向性
同じテックでも、
- 無骨で工業っぽい
- 未来寄りでミニマル
- かわいい系のガジェット好き
で正解が変わるんですよね。フォントの太さや角丸の具合が、思った以上に印象を動かします。
3)色は2色までにする
色を増やすほど、それっぽさは上がる…と思いがちなんですが、運用で地味に詰みます。白背景・黒背景・透過、どれでも成立するように、まず2色。
後から増やすのは簡単です。
まず叩き台:AIで一瞬、そこから“既視感”を抜く
ここが一番コスパいいところ。最初から全部を描こうとすると、だいたい途中で疲れます。なので、AIで仮を作って、気になる部分だけ直すほうが現実的です。
ステップ1:AIで案を出す
一番手軽なのはCanva(キャンバ)。ざっくり「ガジェット」「ミニマル」「角丸」「2色」みたいに要素を入れて、候補を出します。
もう少し“ロゴ専用感”が欲しければAdobe Expressも試しやすい。
生成された案は、正直「それっぽいけど見たことある」が多いです。そこで次。
ステップ2:既視感を抜く、3つの手直し
ここ、効きます。
- 字間をほんの少し広げる:急に“ガジェットブランド感”が出ることがある
- 角を揃える:アイコンの角丸、文字の角丸、図形の角丸。これがズレると安っぽく見えがち
- 線の太さを太めに寄せる:細線は小サイズで消えます。残酷なくらい消える
微調整はFigmaが気持ちいい。ペンで詰めたいなら、液タブのWacom Intuosや、コスパ寄りのXP-PEN Deco、HUION Inspiroyも候補になります。
マウス作業ならロジクール MX Master 3Sが安定。細かい操作が続くと、ここで疲労が変わるんですよね。
ステップ3:仕上げはベクターで(後悔しない)
ここで一段上がります。最終的に拡大縮小しても劣化しない「ベクター」にする。
本命はAdobe Illustrator。買い切り派ならAffinity Designer 2。無料ならInkscapeで十分戦えます。
Macデザイン界隈の定番ならSketch(スケッチ)もあります。
“ガジェットっぽさ”を出す具体ワザ:わりと地味だけど効く
モチーフは「抽象」に寄せる
歯車、回路、チップ……直接描くと途端にテンプレ感が出がち。
それより、角丸四角+切り欠き、円+スリット、モノグラムっぽい一筆書き。こういう抽象が強いです。
余白は「多すぎ?」くらいでちょうどいい
ロゴって、作ってる最中はつい詰めたくなる。けど、実運用では余白が勝ちます。
スマホ表示で見たときに“呼吸してる”感じが出ると、急にそれっぽい。
色はアクセントを一点だけ
黒+差し色、白+差し色。このくらいが使いやすい。
どうしてもグラデを使うなら、アイコン縮小での潰れ方を必ず確認します。
ここで詰む:データ形式で困らないための保存セット
ロゴ作りで多い事故が「PNGしかなくて印刷できない」「フォントが崩れた」「背景が透過じゃない」。地味に痛いです。
最低この4つを用意
- SVG(Web向けベクター)
- PNG(透過)(SNSやサムネで便利)
- PDF(入稿で通りやすい)
- AI/EPS(印刷や加工屋さんで話が早い)
Adobe IllustratorやAffinity Designer 2、Inkscapeなら、このあたりは比較的スムーズに出せます。
フォントは最後にアウトライン化。これ、やらないと別PCで崩れて泣きます。
作業が快適になる“ガジェット”も、ロゴ作りでは普通に効く
ロゴ制作って、地味に「接続まわり」や「画面の見え方」でストレスが溜まります。ここを整えると、作業のテンポが上がる。
- USB-C周りが足りないならAnker USB-C ハブは定番
- たとえば外部SSDに素材を逃がすならSanDisk ポータブルSSDやSamsung T7が使いやすい
- キーボード作業が多いならロジクール MX Keysも候補
- 色味確認をちゃんとするならBenQ デザイナーモニターみたいな“それ用”が安心
「ロゴってソフトだけでしょ」と思いきや、環境で仕上がりの判断が変わること、結構あります。
自作か外注か:判断は“使い道の広さ”で決める
ブログや趣味チャンネルなら、自作で十分戦えます。
一方で、ショップ化する、商品パッケージに入れる、商標を意識する……このレベルになると、外注で早く固めるのもアリです。
自作で固めるなら、まずはCanva(キャンバ)で方向を決めて、Figmaで整え、最後にAdobe IllustratorかAffinity Designer 2でベクター化。
この流れ、無理が少ないです。
よくある質問:ここだけ読んでも事故は減る
Q:PNGだけでもいい?
WebとSNSだけならギリいけます。でも、印刷やステッカー化を少しでも考えるなら、ベクターが欲しい。後から作り直すほうが大変です。
Q:テック感が出ない…
まず線を太く、余白を増やして、色を減らす。次に字間を触る。最後に角丸の統一。派手なギミックより、ここが効きます。
Q:iPadだけで完結できる?
スケッチと方向性決めはかなりいけます。Apple iPad Air+Apple Pencilでラフを作って、仕上げはAdobe IllustratorやAffinity Designer 2、無料ならInkscapeでベクターにするのが現実的です。
まとめ:最短で“それっぽい”へ行くなら、この順番
- Canva(キャンバ) か Adobe Expressで叩き台
- Figmaで余白・角・字間を詰める
- Adobe Illustrator/Affinity Designer 2/Inkscapeでベクター化
- SVG・透過PNG・PDFまで揃えて、どこでも使える状態にする
ガジェット系ロゴは、盛るより“整える”が勝ちます。最初は地味でも、仕上がりはちゃんと変わりますよ。


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