小樽で「今日はスパイスが欲しい…」って気分の日に、ふと思い出す店がある。アラジン スパイス レストラン。カレー屋って当たり外れがあると思ってたけど、ここは“セットの満足感”が強くて、初回から気持ちよくハマった。
店は入りやすい空気なのに、店内に入ると一気に異国感。BGMも装飾もにぎやかで、ちょっとした旅行気分になる。車で行く人は駐車場があるのが安心材料。ただ、台数は多くないのでピーク帯はさっと入れないこともある。そこは気持ち早めに動くのが正解。
初めての人にすすめたいのは、迷わずセット。特にディナーセットは「これだけ出るの?」ってなるくらい皿が並ぶ。カレーが2種類選べて、ナンとライス、タンドリーチキン、パパド、ラッシーまで付いてくる構成が強い。しかもナンとライスはおかわりOK。食べ終わる頃には、満腹のラインを軽く超えてくる。
この日選んだカレーは王道寄り。ひと口目はまろやかで、後からスパイスの香りが追いかけてくる感じ。辛さは「普通」にすると甘めに感じる人もいそう。普段から辛いのが好きなら中辛以上を選ぶとちょうどいい。逆に、辛さに弱い人は普通で十分楽しめる。
そしてナン。焼きたてが来た瞬間、机の上が“パンのステージ”になる。ふんわり感があって、表面は香ばしい。カレーをすくって食べるだけで満足度が跳ね上がるタイプだ。ナンの種類も多いので、次回はチーズ系に寄せたくなる。家で「アレ再現したいな」ってなったら、まずはS&B 赤缶 カレー粉を置いておくと気分が作りやすい。さらに香りを足したいときは、ギャバン ガラムマサラを最後に少しだけ。これで“外食っぽい余韻”が出る。
セットの中で地味に嬉しいのがパパド。パリッと軽くて、途中の箸休めになる。家でもつまみたくなったら、パパドゥム(パパド)があると一気にそれっぽくなる。スパイス飯って、こういう小物があると急にテンション上がる。
もうひとつ、アラジンが“カレーだけで終わらない店”だなと思ったのがビリヤニ。香りが立つ米料理は、食べる前から勝ちが見える。自宅で寄せるなら、米はバスマティライスがあるだけで世界が変わる。そこにビリヤニマサラを合わせると、初心者でも“雰囲気”が一気に出る。鍋を開けた瞬間の香りで、ちょっと笑う。
チーズナン系の欲が出た人は、まず家で試すのもあり。スーパーのチーズでもできるけど、伸びと香りを狙うならミックスチーズ(チーズナン用)が手堅い。カレーは定番のバターチキン方向に寄せたいなら、スパイスはクミンやコリアンダーを意識するとまとまる。たとえばクミンシードを最初に油で軽く弾かせて香りを立て、コリアンダーパウダーで丸みを足す。色を整えるならターメリックパウダーをほんの少し。辛さはチリパウダーで調整できる。こうやって“足し算”を覚えると、店の味に近づくのが楽しくなる。
ラッシーも地味に良かった。カレーの後に飲むと、口の中が落ち着く。家で作るならプレーンヨーグルト(ラッシー用)をベースにして、甘めに寄せるならマンゴーピューレ(ラッシー用)が早い。ミキサーがなくても、混ぜるだけでそれっぽい。
テイクアウトやデリバリー対応もあるので、「今日は外に出る気力がない」って日でも救われる。スパイスって、食べると体のスイッチが入る感じがある。だからこそ、家で食べる選択肢があるのは助かる。
もし店の空気ごと楽しみたいなら、皿も寄せると気分が完成する。たとえばターリー皿(インドカレー皿)があるだけで、いつものごはんが急にイベントになる。スパイスを挽く派なら電動スパイスミルも相性がいい。香りの立ち方が変わる。
結論、アラジン スパイス レストランは「セットで満腹になりたい日」に強い店だった。ナンとライスのおかわりが効いて、初回でも満足ラインを超えてくる。次に行くなら、ビリヤニか、ちょっと変わり種のカレーを攻めたい。スパイス欲が爆発した日に、思い出してほしい一軒。


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