ソニーの新卒採用を調べていると、情報が多くて逆に迷う。そんな感覚、正直よくわかる。志望動機を固めたいのに、気づけば「会社が複数ある」「職種が細かい」「ジョブマッチングって何?」で思考が止まりがちだ。
ただ、ここで焦って“それっぽい志望理由”を作ると、面接の深掘りで簡単に崩れる。だから私は、最初に「自分は何を作り、誰に価値を出す人間か」を言葉にしてから、職種へ寄せるやり方をおすすめしたい。
ソニー新卒採用は「職種選び=人生の作戦会議」になる
ソニーの面白さは、いわゆる“家電メーカー”の枠だけで語れないところにある。映像、音、ゲーム、通信、半導体、サービスが同時に走っていて、やりたい方向によって見える景色が変わる。
だから職種選びは、「どの部署が人気か」より「自分はどの領域で勝ちたいか」で決めたほうが強い。
たとえば私は、ユーザー体験を起点に考えるなら、ゲームやUI・サービス設計の世界が一気に魅力的に映る。具体的に言えば、PlayStation 5(PS5)やDualSense ワイヤレスコントローラーの体験設計は、触った瞬間に“思想”が伝わってくる。
一方で、映像制作や表現を仕事にしたい人は、カメラやレンズの世界が刺さるはずだ。たとえばα7 IV(ILCE-7M4)やZV-E1は、クリエイターの現場に直結する匂いがある。
企業研究は「製品」から入ると一気に強くなる
就活の企業研究って、沿革や売上を読んで終わりになりやすい。でもソニーは、製品を触って“自分の言葉”に変えた瞬間から急に語れるようになる。
私はここをやるかどうかで、ESの説得力がまるで変わると思っている。
体験が強いプロダクト(熱量が文章に乗る)
- ノイズキャンセリングの価値を一発で理解できる:WH-1000XM5(ワイヤレスヘッドホン)
- 生活動線に溶ける完成度が高い:WF-1000XM5(完全ワイヤレスイヤホン)
- “耳の自由”という発想が面白い:LinkBuds
- 映像が好きなら避けて通れない:BRAVIA(ブラビア)テレビ
- 画作りまで含めて世界観がある:BRAVIA XR(有機EL/4K)
- 音を“厚くする”快感がある:HT-A7000(サウンドバー)
- リビングの満足度が上がる現実解:HT-A5000(サウンドバー)
- 低音の説得力を足すなら:SA-SW5(サブウーファー)
こういう“体験の言語化”ができると、ESでありがちな抽象表現から抜け出せる。面接官に伝わるのは、綺麗な言葉より解像度だ。
職種の当たりを付ける「3つの軸」を持っておく
ソニーの新卒は、職種の幅が広い分だけブレやすい。だから私は、次の3軸で仮決めしてしまう派だ。
1)作る対象は「ハード」か「ソフト」か
ハードの魅力は、触感や性能の“物理的な正解”があること。ソフトの魅力は、改善で価値が増え続けること。
たとえば、ゲーム体験を作るならPlayStation 5 ProやPlayStation VR2のように、体験そのものが主役になる世界がある。
2)価値の出し方は「技術」か「体験設計」か
映像・撮影の技術寄りなら、FE 24-70mm F2.8 GM IIやFE 70-200mm F2.8 GM OSS IIみたいな“道具の選択”にも意味が出てくる。
一方、体験設計の寄り道をするなら、VLOGCAM(Vlogカメラ)の思想を読み解くほうが面白い。
3)顧客は「一般ユーザー」か「プロ」か
一般向けに刺さる設計と、プロ向けに刺さる設計は別物だ。
持ち運び重視ならXperia 10 VI、最高峰の体験を追うならXperia 1 VIのように、思想が分かれやすいのもソニーらしい。
ESは「結論→根拠→再現性」で勝ちやすくなる
ソニー志望のESで強いのは、キラキラした夢より“自分が価値を出せる型”が書けている人だと思う。
おすすめはこの順番で組むこと。
- まず結論:私は〇〇で価値を出したい
- 根拠:その理由は△△の経験で再現できるから
- 再現性:入社後は□□の形で成果を出す
たとえば「ユーザーの没入体験を設計したい」なら、PlayStation 5(PS5)の体験から学んだ具体例を入れる。
「音で暮らしを変える仕事がしたい」なら、WF-1000XM5(完全ワイヤレスイヤホン)やWH-1000XM5(ワイヤレスヘッドホン)で感じた価値を、言葉で丁寧に置く。
この時点でESが“自分の声”になってくる。
面接は「職種理解の深さ」で逆転できる
ソニー系の面接で怖いのは、想定質問の暗記が通じにくいところだ。深掘りされても折れないのは、結局「なぜその職種なのか」を具体で語れる人になる。
私は面接対策として、次の問いを紙に書いて潰しておくのが効いた。
- その職種で、あなたは何を増やせる?
- その価値は、誰のどんな行動を変える?
- 競合ではなく、なぜソニーでやる?
ここに答えるために、製品体験が刺さってくる。
ゲーミング領域ならINZONE H9(ゲーミングヘッドセット)のように“勝つための設計”を語れるし、コンパクト領域ならCyber-shot(サイバーショット)やRX100 VIIの思想にも触れられる。
志望動機は「好き」より「役に立ちたい」で強くなる
ソニーはファンが多い会社だからこそ、「好きです」だけでは弱い。
私が推したいのは、“好き”を起点にしつつ、「だから自分はこう貢献したい」に着地させる書き方だ。
たとえば音楽体験の話をするなら、ウォークマン NW-A306やウォークマン NW-WM1ZM2のように、こだわりが価値になる世界を語れる。
スマホの映像体験に惹かれたなら、Xperia 1 VIIの方向性から「映像×体験」の話に広げられる。
この“貢献の言葉”が出てきた瞬間、就活はかなりラクになる。
まとめ:ソニー新卒採用は「自分の軸」を作った人が強い
ソニーの新卒採用で迷ったら、いきなり完璧な答えを探さなくていい。
まずは製品を触って、心が動いた理由を言語化する。次に、その感情を「職種での貢献」に変換する。最後に、ESと面接で一貫して語り切る。
この流れが作れる人は、ジョブマッチングの場でも“選ばれる側”に回れるはずだ。

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