ロゴが出る → すぐ落ちる → またロゴ……。いわゆる「無限起動(ブートループ)」は、原因がひとつじゃないのが厄介です。
だからこそ、闇雲に初期化する前に“切り分け”を順番にやるのが結局いちばん早い。ここではスマホ(iPhone/Android)とゲーム機(Switch)で共通する「やる順」を、失敗談も交えてまとめます。
無限起動の原因、だいたいこの3つに寄る
断定すると、無限起動の多くは次のどれかです。
- 電源が不安定(バッテリー劣化、充電器・ケーブルの相性、接点の問題)
- ストレージ/OSが不調(空き容量不足、アップデート失敗、アプリやデータ破損)
- 周辺機器が悪さ(microSD、USB機器、ドック、ハブなど)
理由は単純で、起動直後って一番電力も読み書きも忙しい。ここで転ぶと、永遠にやり直しになります。
まず最初にやる「5分で終わる切り分け」:電源と周辺を疑う
1) 充電器とケーブルを“ちゃんとしたやつ”に変える
体感として一番多いのがこれ。充電できてるように見えても、起動時の瞬間的な電力が足りてないパターンがあります。
手元にあるなら、まずは純正級の組み合わせで。
- Apple 20W USB-C電源アダプタ
- Apple USB-C – Lightningケーブル
- Apple USB-C充電ケーブル
- Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)
- Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)
- Anker PowerLine III USB-C & USB-C ケーブル
- Belkin USB-C to USB-C ケーブル
- UGREEN USB-C ケーブル 100W
- USB-C PD 100W ケーブル
補足:ケーブルは「太ければ勝ち」じゃないけど、安い細いケーブルほど症状が出やすいのも事実。充電はできるのに起動だけ失敗、よくあります。
2) 全部外す:ケース、SD、USB機器、ハブ、ドック
無限起動のときに“刺さってるもの”は全部抜きます。Switchならドックから外して本体だけ、スマホならSDやOTGを外す。
たったこれで起動する例があるから、笑えない。
ここから本番:OS側の復旧(初期化は最後)
iPhone:強制再起動 → リカバリーモード →(ダメなら)DFU
iPhoneのブートループでありがちなのは「更新直後」「容量ギリギリ」「ケーブル相性」。
最初にやるのは強制再起動。次にリカバリーモードで“アップデート”を試す(復元は最後)。
もしPCが必要なら、ケーブルはケチらないほうがいいです。
よくある例(体験談としてネットで多い形):
「リンゴマーク→落ちる」を繰り返して、充電器を変えたら一瞬だけホームまで行けた。そこで写真をiCloudに逃がして助かった、みたいな話。こういう“数分だけ起動できる窓”があるなら、復旧より先に退避です。
復旧ソフトを使う人も多いですが、無料/有料や制限がバラつきます。導入前に対応機種とレビューは確認したほうが安全。
Android:セーフモード→リカバリー→キャッシュ→最後に初期化
Androidは機種差が大きいけど、流れは似ています。
- まずセーフモードで起動できるか
- 次にリカバリーモードへ
- 「キャッシュ削除(wipe cache)」があるなら先に試す
- それでもダメなら初期化(ワイプ)
ここで大事なのは、**初期化は“最初にやるほど損”**ってところ。起動できる瞬間があるなら、先にバックアップを狙います。
PC接続を安定させるためにも、充電器・ケーブル・ハブ周りは強い構成に寄せたほうがラク。
Switch:microSDが犯人のこと、わりとある
Switchの無限起動・ロゴ止まりで、地味に多いのがmicroSD絡み。
「SDを抜く→起動する→SDを差すとダメ」みたいなやつ。SDが死にかけだと、読み込みで詰まって起動が終わらないことがあるんですよね。
- SanDisk Nintendo Switch公式ライセンス microSDXC 128GB
- SanDisk Extreme microSDXC 256GB
- Samsung EVO Plus microSDXC 256GB
- KIOXIA EXCERIA microSDXC 256GB
そして電源。Switchも、ケーブルやアダプタが微妙だと挙動が不安定になります。本体直挿しで、まず純正系に寄せるのが無難。
「起動できた一瞬」でやること:データ退避の現実的ルート
無限起動から復帰できても、また繰り返すことがあります。なので起動したら最優先は退避。
- iPhone:iCloud同期(写真/メモ/連絡先)
- Android:Google同期、写真アプリのバックアップ、可能ならPCコピー
- Switch:セーブデータは基本本体/クラウド依存(加入状況で変わる)
“起動できたら勝ち”じゃなくて、“起動できたら逃がす”が正解に近いです。
それでも直らないときの目安:修理か、買い替えか
症状がこうなら、ソフトよりハードを疑ったほうがいい。
- 充電器を変えても改善しない
- 温度で挙動が変わる(冷やすと少しマシ、熱いと落ちる)
- バッテリーが膨らんでる/減りが異常に早い
- ケーブルを動かすと切れる(接触不良っぽい)
ここまで来ると、バッテリー交換や基板側の故障が濃い。下手に粘ってストレージが死ぬと、データ救出の難易度が跳ね上がります。
予備電源として、安定したモバイルバッテリーを持っておくと「退避のための起動時間」を稼げるケースもあります。
予防:次に「無限起動」を踏まないための小ネタ
最後に、地味だけど効くやつ。
- OS更新前に空き容量を作る(写真整理だけでも違う)
- 充電器とケーブルは“信用できる1軍”を決める
- microSDは消耗品として扱う(怪しいなら早めに更新)
- バックアップは「いつか」じゃなく「今」
ストレージ整理なら、カードリーダーがあると移行が一気に楽になります。
まとめ:直す前に「切り分け」と「退避」が勝ち筋
無限起動は、根性で何回も再起動しても直らないことが多いです。
電源・周辺・OSの順に原因を絞って、起動できた瞬間はデータを優先。これだけで被害がだいぶ変わります。
もし今まさにループ中なら、まずは 充電器とケーブルを変える → 余計なものを全部外す。ここから始めてみてください。

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