SONYクリエイティブルック完全攻略|10種類の違いとおすすめ設定、対応カメラ&レンズまで“撮って出し”で仕上げる方法

ソニーの「クリエイティブルック」は、撮影した瞬間に“作品っぽい雰囲気”へ寄せられる神機能だと思っています。RAW現像や動画のカラーグレーディングを毎回頑張らなくても、最初から「この色、好き」と感じる確率が上がるのが最大の魅力です。特に写真と動画を同じカメラで撮る人ほど、世界観が揃って気持ちよくなります。

この記事では、クリエイティブルックの基本、10種類のルックの選び方、失敗しない調整方法、そして記事内で使いやすい関連製品までまとめて紹介します。買い替え検討中の人も、すでに手元のカメラで色づくりを迷っている人も、ここだけ押さえれば迷いが減るはずです。


クリエイティブルックとは?ざっくり言うと「雰囲気プリセット」

クリエイティブルックは、色味・コントラスト・質感の方向性を“ルック”としてまとめ、選ぶだけで仕上がりを変えられる機能です。スマホのフィルター感覚に近いのに、カメラ内の画作りとして成立しているのがソニーらしいところ。

そして重要なのが「撮って出し」が強い点。JPEGで完結したい日や、Vlogをサクッと編集したい日ほど効いてきます。


対応カメラで始めるなら、まずはこのあたりが鉄板

クリエイティブルックを楽しむなら、対応機種の中でも“触って気持ちいい”モデルから入るのが近道です。

個人的には「写真も動画も両方やる」なら、まずは SONY α7 IV(ILCE-7M4) が一番バランス良く感じます。逆に持ち歩き最優先なら SONY α7C II(ILCE-7CM2) の満足度が高めです。


まず覚えたい10種類のルック:迷うなら4つだけでOK

全部を完璧に理解しようとすると、逆に使わなくなります。私のおすすめは、最初は「ST」「FL」「IN」「SH」の4つを回すことです。

  • ST(Standard):基準の色。迷ったらこれ
  • PT(Portrait):肌を柔らかく寄せやすい
  • NT(Neutral):落ち着き重視。後で微調整したいときに便利
  • VV(Vivid):鮮やかさが欲しい日に刺さる
  • VV2(Vivid2):明るく抜ける派手さ
  • FL(Film):空気感が出やすい“映画寄り”
  • IN(Instant):日常スナップを一気にエモ寄せ
  • SH(Soft Highkey):ふんわり明るい、やさしい雰囲気
  • BW(B&W):モノクロ表現
  • SE(Sepia):レトロ系

「撮って出しで完成してほしい」なら、FLとINの使い分けだけでも撮影がかなりラクになります。気分で切り替えられるのが楽しいんですよね。


ピクチャープロファイルとの違いで迷わない考え方

クリエイティブルックは“気持ちいい完成形を早く作る”ための機能だと捉えています。対してピクチャープロファイルは“本格的に後から作り込む”ための入口に近い印象です。

動画でガチ編集する日もある一方で、普段は撮って出し重視……という人ほど、クリエイティブルックは生活に溶け込みます。撮影のテンポが上がるのがいちばん大きいメリットだと感じます。


ルックの違いが一番分かるレンズ選び(ここが気持ちよさの正体)

正直、ルックの気持ちよさはレンズで倍増します。ここはケチらない方が幸せになりやすいポイント。

万能ズームで色を楽しむ

この2本があると、ルックを変えた時の“雰囲気の振れ幅”が分かりやすくて楽しくなります。

単焦点で“空気感”を引き出す

“Film”系のルックを選んだとき、単焦点の抜け感が乗ると一気に気分が上がります。

望遠で世界を切り取る

望遠で圧縮した背景とルックの組み合わせは、地味に中毒性があります。


私がよく使う「おすすめ設定」:最短で自分の色に寄せる

細かいパラメータを全部追い込む前に、まずは“触る場所”を固定すると迷いません。私の定番はこれです。

1)フェードを少し足す

フェードを上げると、黒が少し持ち上がって柔らかい印象に寄ります。FilmやInstantの“それっぽさ”が出やすい方向です。

2)明瞭度で空気を作る

  • 明瞭度を下げる:やさしい、ふわっとした質感
  • 明瞭度を上げる:パキッと、輪郭が出る

個人的には、日常スナップは下げ気味の方が“見返したくなる”写真になりやすいと感じます。

3)彩度は上げすぎない

鮮やかにしたい気持ちが出ても、彩度を盛りすぎると肌色が不自然になりやすいです。Vivid系で物足りないときだけ、ほんの少し足すのが好きです。


シーン別:迷ったらこのルック×機材で決まる

ここからは、私が“外したくない日”に選ぶ組み合わせです。

カフェ・街歩き・人物

この組み合わせは、撮って出しの“柔らかさ”がちょうど良くて、日常が作品っぽく仕上がります。

旅行・風景・海や空

風景はVivid系の爽快感も良いし、Filmで落ち着いたトーンにして“旅の記憶感”を出すのも好きです。

Vlog・日常動画

動画はやりすぎると飽きるので、Filmを薄く効かせるくらいが長続きします。


“効かない”と感じたときの対処法

クリエイティブルックが効いてないように見えるとき、だいたい原因は設定の競合か、確認の仕方にあります。

  • JPEGや動画で見比べているか(RAWだけで判断しない)
  • ルックを変えた直後に同じ被写体で撮り比べたか
  • そもそも露出が崩れていないか(明るさが違うと色も別物になります)

ここを整えるだけで、「あ、ちゃんと変わってる」と実感しやすくなります。


撮って出し運用を快適にする必需品(地味だけど効く)

撮影体験を底上げしてくれる周辺機器も、クリエイティブルック派とは相性抜群です。

個人的に「撮って出しを楽しむ人ほど、バッテリーとグリップで幸福度が上がる」と思っています。撮るテンポが落ちないのが最高です。


よくある質問(FAQ)

Q1:結局どのルックが一番おすすめ?

最初の一本はSTでOKです。そこから“雰囲気が欲しくなったら”FL、“日常をエモくしたいなら”INを足すのが私の定番ルートになります。

Q2:写真も動画も同じルックで揃えた方がいい?

揃えると統一感は出ます。ただ、写真はIN、動画はFLみたいに分けた方が扱いやすい日もあります。私は気分で切り替えています。

Q3:レンズが違うとルックも変わる?

変わります。特に FE 50mm F1.2 GM(SEL50F12GM) みたいな大口径は、雰囲気の乗り方が別格に感じます。


まとめ:クリエイティブルックは“撮る楽しさ”を増やす近道

クリエイティブルックの本質は、色を正確にすることより「自分が好きな空気を簡単に再現できる」ことだと思っています。撮った瞬間に気分が上がるから、シャッターを切る回数が増えます。回数が増えれば、上達も早くなる。そういう良い循環が起きやすい機能です。

もし今の相棒で始めるなら、私は SONY α7 IV(ILCE-7M4)FE 24-70mm F2.8 GM II(SEL2470GM2) の組み合わせを推したくなります。軽快さ優先なら SONY α6700(ILCE-6700)FE 20mm F1.8 G(SEL20F18G) が気持ちいい選択肢です。

撮って出しで「これだ」と思える一枚が増えた瞬間、クリエイティブルックは手放せなくなります。

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