ズームレンズって、正直いちど便利さを覚えると戻れない。画角を変えたいだけなのにレンズ交換で手間取ったり、バッグから出した瞬間にシャッターチャンスを逃したり……そのストレスがごっそり消えるからだ。
しかもソニーαはEマウントのレンズ選択肢が豊富で、「軽さ重視」「画質重視」「動画重視」みたいに価値観で最適解が変わるところが面白い。
ただ、種類が多いぶん“迷う沼”が深いのも事実。ここでは「sony ズームレンズ」で検索する人が知りたいであろう、結局どれを選べば満足できるのかを、かなり主観強めにまとめる。最後まで読めば、あなたの最初の1本(あるいは次の1本)が決まるはず。
まず最初に:フルサイズ(FE)かAPS-C(E)かで世界が分かれる
ソニーのズームレンズは、ここを間違えると幸福度が下がりやすい。
- フルサイズ機(α7 / α9 / α1系)中心 → FEレンズが基本
- APS-C機(α6000シリーズ / ZV-E10系)中心 → Eレンズが扱いやすい
APS-CボディにFEレンズを付けても撮れるけれど、画角が約1.5倍相当になる。
つまり「広角を買ったつもりなのに広角じゃない!」が起きがちで、ここでテンションが落ちる人を何度も見た。
失敗しないズームレンズ選びは「困りごと」起点がいちばん早い
スペック比較から入ると無限に迷う。だから私はいつもこの順番で決めている。
① 室内や風景が多い → “広角スタート”を優先
部屋で全身を入れたい、旅行で景色を広く撮りたい、Vlogもやりたい。こういう人は広角が正義になる。
たとえば標準ズームでも20mmスタートなら世界が変わる。
代表格が SONY FE 20-70mm F4 G SEL2070G。
「標準ズームなのに広い」って、実用面でめちゃくちゃ効いてくる。
さらに広角が欲しいなら、広角ズームが気持ちいい。
定番は SONY FE 16-35mm F2.8 GM II SEL1635GM2。画質と操作感の完成度が高く、持ち出したくなるタイプ。
動画寄りの人には SONY FE PZ 16-35mm F4 G SELP1635G が刺さることも多い。
超広角に振り切るなら、ロマン枠も入れておきたい。
- SONY FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GM
- SONY FE 12-24mm F4 G SEL1224G
「こんなに写るのか」と笑ってしまう画角が手に入る。
② 旅行・日常・家族写真を1本で済ませたい → 標準ズームが大正解
正直ここは、ほとんどの人が最初に選ぶべき王道ゾーン。
ズームレンズの旨みをいちばん体感しやすい。
王道のど真ん中はこれ。
- SONY FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G
「24-105」は旅行で強い。寄れるし、望遠もそこそこ伸びるし、何より“これで十分”になりやすい。
軽快にいきたいなら、短めズームも気分がいい。
- SONY FE 24-50mm F2.8 G SEL2450G
- SONY FE 28-60mm F4-5.6 SEL2860
荷物を減らして“持ち出す回数”を増やしたい人に合う。
そして画質と万能感の王道スターがこちら。
- SONY FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2
これを使うと、撮った写真の“芯”が違うと感じる瞬間がある。高いけど、満足度も高い。
③ ぼかしたい・暗所も撮りたい → F2.8ズームが気持ちいい
ボケと明るさは、撮影のテンションを一段上げてくれる。
迷ったら「F2.8」があなたの性格に合うかどうかで決めてしまっていい。
標準ズームの最高峰としては
- SONY FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2
が有名だけど、さらに尖った世界もある。
たとえば“ズーム全域F2”という異次元枠。
- SONY FE 28-70mm F2 GM
ここまで来ると機材の趣味が一段深くなる。自己満足が爆上がりするタイプだ。
④ 子ども・スポーツ・野鳥 → 望遠ズームがあると写真が激変する
運動会や発表会で「もっと寄れたら…」は必ず起きる。
だから私は、標準ズームの次に望遠ズームを推したくなる。
王道の勝ちパターンはこれ。
- SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS II SEL70200GM2
写りもAFも頼れる。撮れ高が上がる確率が高い。
少し軽快にしたいなら
- SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II SEL70200G2
もアリ。日常の延長で望遠を持ち歩けるのが美点。
さらに遠くへ行くなら、この2本が圧倒的に強い。
- SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GM
- SONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SEL200600G
野鳥や飛行機に手を出すなら、ここからが本番になる。
もう少し扱いやすいレンジとして
- SONY FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS SEL70300G
も堅実に使える。使いやすさで選ぶのも正しい判断だ。
⑤ とにかくレンズ交換したくない → 高倍率ズームが最適解
旅行や子連れだと「交換してる余裕がない」って普通にある。
そこで頼りになるのが便利ズーム。
代表例は
- SONY FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS SEL24240
1本で全部済む快感はクセになる。写りを突き詰めるより“撮り逃さない”ことを優先したい人向けだ。
APS-Cユーザー向け:軽さこそ正義なズームレンズたち
APS-C(α6400、α6700、ZV-E10など)で軽快にいくなら、Eレンズが素直に楽しい。
私は「持ち出し回数が増える=上達が早い」と本気で思っている。
APS-Cの標準ズームで人気どころ
- SONY E 16-55mm F2.8 G SEL1655G
このレンズ、APS-Cに本気を出すなら外せない。写りの満足度が高い。 - SONY E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z
軽快さと使いやすさのバランスが魅力になる。 - SONY E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135
旅行で“便利ズーム的”に使えて、実際かなり頼れる。
APS-Cの広角ズームはVlogで沼る
- SONY E 10-20mm F4 PZ G SELP1020G
電動ズームが快適で、動画のテンポが上がる。 - SONY E 11-20mm F2.8 G SEL1120G
「F2.8の広角ズームって正義だな」と実感しやすい。 - SONY E 10-18mm F4 OSS SEL1018
定番として長く愛されているタイプで、初めての広角にも向く。
APS-Cの動画向けズームは“パワーズーム”が勝ちやすい
- SONY E PZ 18-105mm F4 G OSS SELP18105G
一定F4+電動ズームで、動画運用の快適さが段違い。とりあえず一本決めるならこれでも成立する。 - SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650
コンパクト重視の人に合う。とにかく軽くまとめたいならアリ寄りだ。
APS-Cの望遠ズームで世界を広げたい
- SONY E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS SEL70350G
APS-C望遠の大本命。これがあると被写体の選択肢が一気に増える。 - SONY E 55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210
はじめての望遠として価格面も含めて現実的。まず“望遠って楽しい”を体験するのにちょうどいい。
私の結論:迷ったときの“最初の1本”はこれに寄せたい
最後に、悩む時間を減らすための主観まとめを置いておく。
- フルサイズで万能にいきたい → SONY FE 20-70mm F4 G SEL2070G
- フルサイズで画質もボケも欲しい → SONY FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2
- 旅行の便利さを優先する → SONY FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G
- 子ども・イベントを撮り切りたい → SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS II SEL70200GM2
- APS-Cで動画も写真も1本でいきたい → SONY E PZ 18-105mm F4 G OSS SELP18105G
- APS-Cで画質に振る → SONY E 16-55mm F2.8 G SEL1655G
ズームレンズは「便利」だけで終わらない。
撮れる場面が増えると、カメラを持ち出す理由が増える。すると自然に上達して、写真や動画がもっと好きになる。
あなたの撮影スタイルに刺さる1本を選んで、遠慮なく撮り散らかしてほしい。

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