ソニーで「マクロレンズが欲しい」と検索した瞬間、頭の中はだいたい同じです。
花を大きく写したい。アクセサリーをきれいに撮りたい。昆虫を等倍で狙ってみたい。
でも実際は、レンズ選びで迷い、撮ってみたらピントが浅すぎて撃沈し、光が足りずにブレて終わることも少なくありません。
だからこそ、この記事では“買って後悔しにくい”ソニーEマウントのマクロレンズを中心に、撮影の成功率を上げる周辺機材まで一気にまとめます。結論から言えば、迷ったら 中望遠の王道か、標準の扱いやすさから選ぶのが近道です。
まず結論:迷ったらこの2本で間違いない
1本で「寄り」「ボケ」「安定感」をまとめて欲しい人へ
中望遠マクロの定番は、やっぱり Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G) です。
等倍マクロの迫力がありつつ、90mmらしい自然なボケが美味しい。さらに手ブレ補正(OSS)も相まって、手持ち撮影が成立しやすいのが本当に助かります。
花も昆虫も小物も、まとめて“作品っぽく”仕上げたいなら、私はまず Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G) を推します。
物撮り・室内の撮影が中心なら、標準マクロの快適さが勝つ
テーブルフォトや料理、ガジェット撮影をよくするなら Sony FE 50mm F2.8 Macro(SEL50M28) が気持ちいいです。
標準域の距離感は取り回しが楽で、狭い部屋でも構図が作れます。マクロは“寄るほど難しい”ので、使いやすいレンズで成功体験を積むのはかなり効きます。
ソニーのマクロレンズ選びで失敗しない判断基準
① 被写体が「動く」かどうかで焦点距離が変わる
- 動かない(アクセサリー、フィギュア、商品撮影)→ 標準〜中望遠が快適
Sony FE 50mm F2.8 Macro(SEL50M28) がハマりやすいです。 - 動く(昆虫、小動物、風で揺れる花)→ 中望遠以上で距離を稼ぐ
Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G) の安心感が出てきます。
被写体との距離が取れないと、影が落ちたり逃げられたりしてストレスが増えます。ここはケチらないほうが幸せになれます。
② “ボケ”を欲張るなら中望遠が強い
マクロ撮影は背景処理が命です。
同じ等倍でも、中望遠のほうが背景が整理しやすく、写真の説得力が上がります。だから私は、最初の一本に Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G) を推しがちです。
③ “さらに寄りたい”欲が出たら高倍率マクロへ
等倍に慣れてくると、次に出る欲は「もっと大きく写したい」です。
そのとき選択肢に入るのが、より高倍率も狙える Sony FE 100mm F2.8 Macro GM OSS(SEL100M28GM)。
“GMのマクロ”というだけで強そうですが、実際にハイエンドらしい空気感を狙える枠として魅力があります。
純正だけじゃない:サードパーティの実力も侮れない
描写に振り切るなら、シグマの名作マクロ
サードパーティで比較に挙がりやすいのが SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO|Art(ソニーE) です。
焦点距離も使いやすく、マクロらしい解像感を楽しみたい人に向きます。
「とにかく細部を気持ちよく写したい」タイプは、選ぶ理由がはっきりしています。
いま注目されがちなタムロンの90mm
最近のEマウント環境で話題にしやすいのが TAMRON 90mm F2.8 Di III MACRO VXD(F072)。
“90mmマクロ”という王道レンジを別の味付けで楽しめるので、純正90mmと比較したくなる人も多いはずです。
変態的に寄るなら2倍マクロも面白い
高倍率マクロの世界を覗きたいなら LAOWA 90mm F2.8 2x Ultra Macro APO(ソニーE) が刺さります。
“2倍マクロ”は世界が変わる反面、難易度も上がるので、挑戦したい人向けの選択肢として紹介すると記事が締まります。
ボディ選びも大事:マクロは「カメラ性能の差」が見えやすい
迷ったら万能機で土台を作る
万能型で相性がいいのが Sony α7 IV(ILCE-7M4)。
マクロは静物も動体もやる可能性があるので、オールラウンダーに任せると後悔しにくいです。
“寄りの解像”を追い込みたい人へ
細部の描写を突き詰めるなら Sony α7R V(ILCE-7RM5) のような高解像機が面白いです。
マクロは拡大すると情報量が露骨に出るので、撮っていてテンションが上がります。
APS-Cで軽快に遊ぶ選択肢もアリ
軽くて寄れるシステムにしたいなら Sony α6700(ILCE-6700) が便利です。
気軽に持ち出せると撮影回数が増えるので、結果的に上達が速くなります。
テレコンは“伸びしろ”になる:等倍の先へ
昆虫や小さな被写体をもっと大きく写したくなると、テレコンが気になってきます。
たとえば Sony 1.4X Teleconverter(SEL14TC) は「もう少し寄りたい」を叶えやすい存在。
さらに強めに攻めるなら Sony 2X Teleconverter(SEL20TC) という手もあります。
ただしテレコンは万能薬ではなく、光量やAFなどの条件も絡むので、“必要になってから追加する”くらいの距離感がちょうどいいです。
被写体別:おすすめマクロ構成(ここが一番おいしい)
花を撮るなら:90mmが一番ハマりやすい
花は近づけるけど、風で揺れます。
だから距離を稼げて背景も整理しやすい Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G) が強いんです。
“寄れるポートレートレンズ”としても使えるので、持ち出す理由が増えます。
昆虫なら:距離の余裕が命
昆虫はすぐ逃げるので、標準マクロで詰めるより、中望遠以上で“怒らせない距離”を作るほうが成功します。
王道は Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G)、描写で攻めるなら SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO|Art(ソニーE) も候補に入ります。
商品撮影(物撮り)なら:50mm+光で勝てる
商品写真は「写りの良さ」より「光と背景の整い方」が支配します。
取り回しの良い Sony FE 50mm F2.8 Macro(SEL50M28) と、照明を組み合わせると一気に安定します。
アクセサリーや小物なら:標準でも中望遠でも“正解”になる
アクセサリー撮影は、作業スペースがあるなら90mmが気持ちいいし、狭いなら50mmがラクです。
だから、最初の一本は撮影環境で決めるのが合理的です。
机が狭いなら Sony FE 50mm F2.8 Macro(SEL50M28)、背景まで作り込みたいなら Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G) が映えます。
マクロ撮影の成功率を爆上げする周辺機材
マクロの失敗原因はだいたい「ブレ」と「光量不足」です。
レンズを増やすより先に、周辺機材で勝てる場面が多いのがマクロの面白いところでもあります。
1) 光を足す:ライトは最優先
最初に揃えたいのは、手軽に使える リングライト(マクロ撮影)。
影が減ってピント面が見えやすくなるだけで、体感の難易度が一段落ちます。
もう少し本格的にいくなら マクロフラッシュ を検討してもいいです。
止めたい瞬間にしっかり止まるので、昆虫撮影の成功率が変わります。
汎用性で選ぶなら LEDライト 小型(撮影用) が万能です。
机の上でも外でも使えるので、一本あると撮影が途切れません。
2) ブレを潰す:三脚は“勝ち筋”
手持ちでも撮れますが、マクロは一瞬で限界が来ます。
迷ったら 三脚(カメラ) を導入したほうが早いです。
ブレが消えると構図に集中できて、写真が別物になります。
3) 影とツヤを整える:レフ板が偉い
被写体が小さいほど、光の回り込みが命です。
だから レフ板(撮影) を一枚入れるだけで、質感が“商品写真っぽく”なります。
4) 背景で写真が決まる:背景紙はコスパの鬼
マクロで背景がうるさいと、写真が散ります。
そこで 背景紙(撮影) を置くだけで、一気にプロっぽい空気が出てきます。
ここは最短ルートの一つだと感じています。
5) 追い込みたい人へ:フォーカスレールの世界
“ピント面を思い通りに前後させたい”となったら フォーカスレール が効いてきます。
ブツ撮りの精密さが上がるので、沼の入口としては最高です。
マクロ撮影のコツ:ここだけ押さえれば失敗が減る
絞りは「欲張りすぎない」
マクロは被写界深度が極端に浅くなります。
つい絞りたくなるけれど、絞りすぎると回折で眠くなることもあります。
まずはF5.6〜F11あたりで試して、写真の“気持ちいいライン”を探すのが良い流れです。
ピントは「合ってる場所」を意識する
マクロで怖いのは、瞳じゃなく触角にピントが行くとか、宝石じゃなく金具に行くとか、そういうズレです。
撮影中は拡大表示を活用して、ピント面をちゃんと“狙う”ほうが成功します。
迷ったら光を足す
解像やボケ以前に、光が足りないと全部ダメになります。
だから私は、まず リングライト(マクロ撮影) か LEDライト 小型(撮影用) を先に入れたくなります。
よくある質問(購入前の不安を潰す)
Q:マクロレンズって普段使いできる?
できます。特に Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G) は中望遠としての画づくりが優秀で、ちょっと贅沢な日常レンズにもなります。
Q:最初の一本は50mmと90mm、どっちが後悔しない?
部屋が狭いなら Sony FE 50mm F2.8 Macro(SEL50M28) が快適です。
外で花や昆虫を狙うなら Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G) が強いです。
使う場所が決まると、答えがすんなり出ます。
Q:描写重視なら純正よりシグマ?
その選び方もアリです。
写りで楽しみたい人は SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO|Art(ソニーE) が候補になりますし、王道の安心感なら Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G) を選びたくなります。
まとめ:ソニーのマクロレンズは“目的”で決めると早い
ソニーのマクロレンズ選びは、難しそうに見えて答えはシンプルです。
万能に寄ってボケも欲しいなら Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G)。
室内の物撮り中心で、快適に成功体験を積むなら Sony FE 50mm F2.8 Macro(SEL50M28)。
さらに上を狙うなら Sony FE 100mm F2.8 Macro GM OSS(SEL100M28GM) という選択も見えてきます。
そして、マクロはレンズだけで決まりません。
光を足して、ブレを潰して、背景を整える。
リングライト(マクロ撮影)、LEDライト 小型(撮影用)、三脚(カメラ)、背景紙(撮影) を揃えるだけで、写真が“それっぽく”変わっていきます。
マクロは、上達が見えやすいジャンルです。
お気に入りの一本を手に入れて、まずは身の回りの小さな被写体から世界を広げてみてください。

コメント