ソニーのフルサイズ(αシリーズ)を調べていると、ボディだけで目が回るほど候補が出てきます。正直、最初は「全部同じに見える…」と感じました。けれど、撮るジャンルと重視ポイントを3つに絞った瞬間、迷いがスッと消えたんです。ここでは、フルサイズ初心者〜買い替え検討中まで、「自分に合う1台」を決め切るための考え方を、かなり主観強めでまとめます。さらに、相性抜群のレンズ・周辺機器まで一気に紹介します。
ソニーのフルサイズが刺さる理由(結局ここが強い)
フルサイズはAPS-Cよりもセンサーが大きく、光をたっぷり集められます。ソニー機でそれを体感すると、いちばん分かりやすいのはこの3点でした。
- 暗い室内や夜景でもノイズが粘る
- 背景ボケが自然で、被写体がスッと浮く
- 色と階調がなめらかで、写真に余裕が出る
そしてソニーのフルサイズは、そこに加えてAF(オートフォーカス)が賢い。人物だけでなく動物や鳥、被写体の追いかけ方がとにかく上手で、「撮れなかった…」の確率を下げてくれます。
まず結論:ソニーのフルサイズは“用途別に決める”のが最速
選び方の軸は、ざっくりこれでOKです。
- 何でも撮る(旅行・家族・日常・動画も) → バランス機
- 作品撮り(風景・建築・高精細) → 高解像機
- 動体(スポーツ・野鳥) → 高速機
- 動画の比率が高い → 動画向け特化 or 万能機
この分け方で考えると、急に買うべきボディが見えてきます。
迷ったらここ:万能型の“ちょうどいい”フルサイズ
1)全部入りの本命:迷ったらこれを軸にする
結局いちばん安心して勧めやすいのが、ソニー α7 V ILCE-7M5 です。
写真も動画もバランスが良く、「フルサイズデビューで後悔しにくい」のが最大の魅力だと思っています。
もちろん、定番として根強いのが ソニー α7 IV ILCE-7M4 。
新機種と迷ったら、価格差・レンズ予算・中古の動きまで含めて考えるのが正解です。
2)軽さ正義なら:持ち出す頻度が増える小型フルサイズ
「フルサイズって持ち歩かなくなるよね問題」を解決してくれるのが、ソニー α7C II ILCE-7CM2 でした。
軽い=正義。これに尽きます。撮影って、性能より“持って行くかどうか”が勝負だったりします。
よりミニマルにいきたいなら ソニー α7C ILCE-7C も候補になります。
ただ、長く使うなら新しめを選びたくなる気持ちも分かります。
解像感で選ぶ:風景・建築・作品撮りで刺さるフルサイズ
1)細部まで残したいならこの路線が気持ちいい
高解像ボディの代表が、ソニー α7R V ILCE-7RM5 。
撮った写真を拡大したときの情報量が多くて、あの“満足感”は癖になります。
コストを抑えつつ高解像に行きたいなら、ソニー α7R IV ILCE-7RM4 もまだ強いです。
トリミング耐性を武器にするなら、こういう高画素機は頼もしい存在になります。
動画の比率が高い人へ:ソニーはやっぱり映像が強い
1)映像重視で選ぶならこの一台が安心
動画に本気で寄せるなら、ソニー α7S III ILCE-7SM3 を候補に入れて損はありません。
暗所の余裕や動画向けの方向性がはっきりしていて、撮影現場のストレスが減るタイプです。
ただし、写真もガッツリ撮るなら、万能型の ソニー α7 V ILCE-7M5 を軸にしたほうが最終的に満足しやすいとも感じます。
動体・スポーツ・野鳥:撮れ高で選ぶなら“速さ”が最優先
1)速い被写体で本領発揮する高性能機
スポーツや鳥を狙うなら、ソニー α9 III ILCE-9M3 がとにかく話題になりやすいです。
動体に強いボディは、撮影していて“当たり”が増えます。
さらに上で全部盛りにしたいなら、ソニー α1 II ILCE-1M2 が最終到達点の雰囲気。
予算さえ許すなら「もうこれでいいじゃん」という気持ちになります。
レンズで世界が変わる:フルサイズ初心者の“最初の1本”選び
フルサイズはボディも大事ですが、正直レンズの差がダイレクトに写りへ出ます。ここを外すと、もったいなさが残りやすい印象でした。
まずは標準ズーム:困らない範囲を一気に作る
初手で安定しやすいのが標準ズームです。
- 軽めのキット系を狙うなら
ソニー FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II SEL28702 - これ1本で旅を成立させたいなら
ソニー FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G - 広角から標準まで気持ちよく使いたいなら
ソニー FE 20-70mm F4 G SEL2070G - “画の説得力”を取りにいくなら
ソニー FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2
標準ズームを1本決めると、撮影が途端にラクになります。悩む時間より、撮りに行く回数が増えるのが最高です。
望遠ズーム:運動会・旅行・圧縮効果まで一気に強い
次に満足度が跳ねるのが望遠ズームです。
- 王道のプロ寄りなら
ソニー FE 70-200mm F2.8 GM OSS II SEL70200GM2 - 野鳥や遠距離の被写体まで狙うなら
ソニー FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SEL200600G - 軽めの超望遠寄りを考えるなら
ソニー FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GM
望遠は「今まで撮れなかった距離」が撮れるようになるので、撮影ジャンルが増えてテンションが上がります。
広角ズーム:風景・室内・Vlogまで万能
広角はフルサイズとの相性が良すぎます。
- 広角の決定版を狙うなら
ソニー FE 16-35mm F2.8 GM II SEL1635GM2
風景だけでなく、室内撮影や旅行の雰囲気づくりにも効くので、1本あると便利です。
単焦点:フルサイズの“気持ちよさ”を最短で味わう
単焦点は満足度が高いです。ボケ、抜け、立体感が分かりやすく変わります。
- 写真の空気感を取りたいなら
ソニー FE 35mm F1.4 GM SEL35F14GM - 軽量で使いやすさ重視なら
ソニー FE 35mm F1.8 SEL35F18F - 50mmで王道の表現を楽しむなら
ソニー FE 50mm F1.4 GM SEL50F14GM - コスパ寄りの入り口なら
ソニー FE 50mm F1.8 SEL50F18F - ポートレートの幸福度を上げるなら
ソニー FE 85mm F1.8 SEL85F18
単焦点は「このためにフルサイズにした」と感じる瞬間が来ます。沼の入口でもあります。
マクロ:小物・物撮り・花のディテールが楽しくなる
物撮りが増えるなら、これが強いです。
細部の描写が気持ちよくて、撮影対象が日常の中に増えていきます。
周辺機器も大事:フルサイズ運用で地味に効くアイテム
フルサイズはデータ量も撮影時間も増えやすいので、周辺機器の満足度が後から効いてきます。
- 高速連写・高ビットレート動画に備えるなら
ソニー CFexpress Type A メモリーカード - 信頼性を取りにいくなら
ソニー Tough SDカード UHS-II - 予備バッテリーは最初から持っておくべき
ソニー NP-FZ100 - 音が変わると動画の説得力が増す
ソニー ECM-B1M - ガチ運用なら拡張も視野に入る
ソニー XLR-K3M - スマホ連携が快適だと持ち出しが増える
ソニー Sony Imaging Edge Mobile
こういう脇役が整うほど、「カメラを使うのが面倒」から解放されます。
ありがちな失敗と、僕がやらかした反省
1)ボディを頑張って、レンズが弱い
最初にやりがちなのがこの罠です。
正直、写りの体感はレンズ比率が高いので、ソニー α7 V ILCE-7M5 を買ってもレンズが妥協だと「フルサイズ感」が薄くなります。
2)高画素機にしたのに手ブレで眠い写真量産
高解像は手ブレが目立ちます。
もし ソニー α7R V ILCE-7RM5 を選ぶなら、シャッタースピードや持ち方まで含めて考えたほうが気持ちよく使えます。
3)動画に寄せたのに音とカードを軽視
動画をやるほど、音とメディアが急に重要になります。
ソニー ECM-B1M とか、ソニー CFexpress Type A メモリーカード あたりは「後から買う羽目になる率」が高いです。
目的別:おすすめボディ×レンズの組み合わせ(僕ならこうする)
旅行・家族・日常:軽快に楽しむ構成
- ボディ:ソニー α7C II ILCE-7CM2
- レンズ:ソニー FE 20-70mm F4 G SEL2070G
軽さと守備範囲がちょうどよく、出番が増えます。
万能で1本勝負:迷いを終わらせる構成
- ボディ:ソニー α7 V ILCE-7M5
- レンズ:ソニー FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G
これで困るシーンが激減します。
作品撮り:解像と表現を取りにいく構成
- ボディ:ソニー α7R V ILCE-7RM5
- レンズ:ソニー FE 16-35mm F2.8 GM II SEL1635GM2
風景・建築が好きなら、この方向性は最高です。
ポートレート:ボケで殴る構成
- ボディ:ソニー α7 IV ILCE-7M4
- レンズ:ソニー FE 85mm F1.8 SEL85F18
この組み合わせは“写りの幸福度”が高いです。
動体:撮れ高優先の構成
- ボディ:ソニー α9 III ILCE-9M3
- レンズ:ソニー FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SEL200600G
鳥やスポーツに全振りするなら、この快感は別格です。
まとめ:ソニーのフルサイズは「迷うほど楽しい」けど、決め手はシンプル
ソニーのフルサイズは選択肢が多い分、悩むのが当然です。けれど、最後は“自分が一番撮りたい被写体”に合わせて決めれば、ほぼ外しません。
迷ったら万能機の ソニー α7 V ILCE-7M5 を軸にして、軽さなら ソニー α7C II ILCE-7CM2 、作品なら ソニー α7R V ILCE-7RM5 。
そしてレンズは、標準ズームで土台を作ってから単焦点へ伸ばすと、満足度が一気に跳ねます。
フルサイズは“撮る楽しさ”が増える投資です。自分に合う1台を決めて、まずは1回でも多く持ち出してみてください。そこで撮れた写真が、たぶん次のレンズ沼の入り口になります。

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