ガジェットナイフって、言葉の幅がやたら広いんですよね。いわゆる折りたたみの“ナイフ”を想像する人もいれば、替刃式カッターを指す人もいる。自分も最初そこで迷子になりました。
で、あれこれ触って分かったのは「普段なにを切ってるか」で答えがほぼ決まる、ってことです。
ガジェットナイフは3タイプに分けると一気にラク
1)開梱・段ボール多めなら「替刃式」
宅配が多い時期、刃持ちが落ちるたびに研ぐのが面倒で、替刃式に寄りました。
最初にハマったのが Milwaukee FASTBACK 6-in-1 utility knife。片手で出せて、箱をバリバリ開けるのが速い。
もう一段“現場寄り”のゴツさが欲しくなると、型番指定で探しやすい Milwaukee FASTBACK 48-22-1505 も候補に上がります。
ただ、替刃式は「切れる」より「安全に雑に使える」が強み。ここを取り違えると、期待とズレます。
2)“いろいろついでに”なら「ミニマルチ寄り」
替刃式でもガジェット感が強いのが Gerber Prybrid Utility。こじる・削る・ちょい切り、みたいな用事をまとめたい時に便利でした。
一方で、刃交換のクセや厚みの好みは分かれます。自分は「たまに使う」枠に落ち着いた感じ。
もう少し“ギミック強め”に寄せるなら Gerber Prybrid X のほうが刺さる人もいます。
それと、軽さだけで選ぶなら Gerber EAB Lite が案外ちょうどいい。キーケース周りに入れても邪魔しにくいんですよ。
3)アウトドアも混ざるなら「フィールド系替刃」
キャンプで「料理はしないけど、紐とか梱包とか薪の小割りの前段はやる」みたいな中途半端な用途、あります。ここで強かったのが OLFA WORKS BK1 替刃式ブッシュクラフトナイフ。
“ナイフっぽい見た目”でテンションは上がるのに、刃は交換できる。この割り切りがラクでした。
同系統で、よりフィールドに寄せるなら OLFA WORKS FK1 替刃式フィールドナイフ。
「刃が鈍っても替えればいい」が、外遊びの気楽さにつながります。
実体験:選び方は“切るもの”を3つ挙げるだけで決まる
自分がやったのはこれです。紙に、普段切ってるものを3つ書く。
- 段ボール
- PPバンド
- タグや糸くず
この3つなら、刃が薄くて鋭いほど快適。なので替刃式が勝ちやすい。
逆に、木をガリガリ削るとか、硬いものをこじるが多いなら、替刃式を主役にするとモヤります。
こじりが混ざる人は、ナイフ本体に“こじり役”を別で足すほうがストレスが減りました。自分は Gerber Shard を付け足して、刃に無理をさせない運用に落ち着いてます。
開梱ガチ勢の「これが地味に効く」ポイント
片手で出せるか
地味だけど、開梱って片手が塞がりがち。ここで Milwaukee FASTBACK 6-in-1 utility knife の“雑に使える感じ”が効きます。
「切れ味の芸術」じゃなくて「作業が止まらない」方向の気持ちよさ。
刃の供給がラクか
替刃の入手性は、結局ストレスに直結します。
その意味で、国内で替刃が手に入りやすい流れに寄せるなら、たとえば OLFA Speed Blade (オルファ スピードブレード) みたいな“刃そのもの”を押さえておくのもアリでした。
刃で変わるんですよ、ほんとに。
「折る刃」派の満足度は高い。雑にいけるから
折る刃のカッターって、結局便利です。切れ味が落ちたら折って進むだけ。
自分は作業机に置く用で Tajima カッター ナイフ を選んだ時期があって、これは“生活の道具”としてかなり強い。
一方、もう少し剛性感を求めると Stanley FATMAX ユーティリティナイフ が候補に上がってきます。握った瞬間に「雑に使えそう」が伝わるタイプ。
マルチツールは“ナイフ以外”が本命。そこを割り切れるか
マルチツールって、ナイフが主役じゃないことが多いです。
でも、段ボールをちょい切りしつつ、ネジを締めたり、つまんだりが増えると、一気に価値が上がる。
自分が「一個で済ませたい日」に持ちがちなのは LEATHERMAN Wave+。
重いのに、なぜか持ち出してしまう日がある。あれは“安心感の重さ”かもしれません。
同じくヘビー寄りなら LEATHERMAN Surge。
逆に軽くまとめたいなら LEATHERMAN Skeletool がちょうどいい、って流れになりやすいです。
マルチツールのもう一方の定番として、ポケットにスッと入る路線なら Victorinox スイスアーミーナイフ Huntsman。
もう少し薄くしたい気分の日は Victorinox スイスアーミーナイフ Climber が候補に残ります。
アウトドア寄り:ノコギリがあると、結局ラクな場面がある
焚き火まわりって、刃物だけだと無理が出る瞬間があるんですよ。
枝を少し整えたい、薪の長さが微妙、みたいな。そこで OLFA WORKS FS1 替刃式フィールドノコギリ を入れておくと、手札が増えます。
刃を傷める前に「切る道具を変える」って、地味に上達の近道でした。
持ち歩きの注意点(ここを雑にすると不安が残る)
日本で刃物の携帯は、状況次第でトラブルになり得ます。正当な理由なく持ち歩かない、目的地までしまって運ぶ、必要な場面以外で出さない。ここは本当に大事。
自分は「今日は使う」って日だけ、道具箱やポーチに入れて移動する運用にしています。
結局どれから買う?迷ったときの“逃げ道”セット
最後に、迷いを減らすための、かなり現実的な組み合わせを書きます。
- 開梱主役なら:Milwaukee FASTBACK 6-in-1 utility knife + こじり役に Gerber Shard
- ガジェット感も欲しいなら:Gerber Prybrid Utility(合わなければ軽量枠に Gerber EAB Lite)
- フィールド寄りなら:OLFA WORKS BK1 替刃式ブッシュクラフトナイフ + 余裕があれば OLFA WORKS FS1 替刃式フィールドノコギリ
- 1本で済ませたい日が多いなら:LEATHERMAN Wave+(軽量路線なら LEATHERMAN Skeletool)
“最強の一本”を探し始めると沼ります。だから先に、生活で一番困ってる場面に合わせて一個選ぶ。
そこから、足りない役割だけ追加していくほうが、結果的に満足度が高かったです。

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