コンサート撮影は、スマホにとって一番イヤな条件が全部盛り。暗い、照明が急に白くなる、演者が動く、低音がでかい。だから結論から言うと、**「映像はシャッターとISO」「音はゲイン」**だけ先に決め打ちしておくのが勝ちです。補足すると、オート任せにすると“照明に釣られて露出が踊る→ノイズ増→音も割れる”の連鎖が起きやすい。
体験メモ:最初の1曲を捨てて気づいた「失敗の型」
ある日のホール公演、撮影OKの区画で(周りに迷惑かけない範囲で)テスト撮りしてました。端末は Samsung Galaxy S24 Ultra。
1曲目、見返したら映像がやたらザラザラで、しかもサビで音がビリビリ。たぶん同じことを一回は踏む。
断定すると、コンサートで一番やらかすのは「ISOが勝手に上がる」と「音がクリップする」。理由は単純で、暗さと爆音がスマホの自動制御を破壊するから。補足として、同じ席でも曲によって照明が変わるので、途中から急に破綻したりする。
そこから2曲目で持ち直したやり方がこれ。
まず映像:プロ動画の“基準値”を固定して照明に振り回されない
ここは迷いにくい順に決めます。
1)fpsは30で固定(まずは)
断定:迷ったら30fpsがラク。
理由:シャッターを1/60付近に置きやすく、動きもそこまで崩れにくい。
補足:60fpsは明るさが足りない会場だとISOが跳ねがちで、結果ノイズが勝つことがある。
端末が違っても考え方は同じで、Samsung Galaxy S23 Ultraでも Samsung Galaxy S22 Ultraでも、まず30fps起点が無難。標準機でも Samsung Galaxy S24 や Samsung Galaxy S23 で同じノリでいけます。
2)シャッターは1/60前後でスタート、チカついたら微調整
断定:シャッターは「いじりすぎない」が正解寄り。
理由:速くしすぎるとパラパラした映像になり、遅くしすぎると動きが溶ける。
補足:LED照明の会場はチカつき(フリッカー)が出るので、気になったら1/50寄りなどに“ちょいズラし”で当たりを探す感じ。
3)ISOは上限を自分で決める(上がりすぎ禁止)
断定:ISOは低い方が勝つ。
理由:スマホは高ISOで細部が一気に潰れて、暗部が泥っぽくなる。
補足:自分は「これ以上は見返すのがつらい」境界があって、そこに上限を置いたら安定しました。シャッターを守った上で、ISOだけ“許容範囲”に止めるのが気が楽。
次にズーム:遠い席は機材より“レンズ選び”
遠い席だと「デジタルズーム地獄」に入りやすい。断定すると、ズームは“ちょい寄り”よりレンズ切替寄りが綺麗。理由はデジタルで拡大するほど解像のノリが崩れて、照明の白飛びが余計目立つから。補足として、3xが使える端末だと救われる場面が多い。
それでも手が震えるなら、ジンバルが効きます。現場で持って行く候補はこのへん。
断定:ジンバルは「映像の上手さ」より「疲労の軽さ」で差が出る。
理由:腕が限界になると構図が崩れ、結果ブレた映像になる。
補足:会場ルール的に大げさな運用が難しいこともあるので、コンパクトに使えるのが助かる。
いちばん重要:音は“方向”より“ゲイン”で勝つ
ここは痛い目を見た人が強い。自分は1曲目でビリビリにしてから、2曲目で復活しました。
マイク方向:迷ったらOmni、周りがうるさければRear寄り
断定:方向は最後でいい。
理由:ゲインが高いと方向を変えても普通に割れる。
補足:歓声を含めたいならOmni、演者優先ならRearの考え方で十分。
外部マイクを使うなら、取り回しで候補が変わります。
iPhone向け寄りでも話題に上がりやすいキットとしてはこれ(手元にある人は比較用にイメージしやすい)。
ゲイン:-6dB前後から入って、割れたら迷わず下げる
断定:コンサートは“適正”より“余裕”が正義。
理由:サビで急に音圧が上がるので、ギリギリを狙うとそこで死ぬ。
補足:レベルメーターが振り切れそうなら、その瞬間に下げる。ちょっと小さくても後で整えられるけど、割れは戻りにくい。
無線や別録音も本気でやるなら、このあたりが現実的。
“照明が明るすぎる”問題:NDを知ってると一段楽になる
断定:爆光ステージは、露出を守ると映像が急に上手く見える。
理由:白飛びすると情報が消えて、いかにもスマホっぽい絵になるから。
補足:ガチ装備だけど、可変NDでシャッターを守れるのは強い。
スマホ用のフィルター周りはこのへんが現実ライン。
- Ulanzi スマホ用フィルタークリップ 52mm
- Neewer スマホ用フィルタークリップ 67mm
- K&F Concept 可変NDフィルター 52mm
- Freewell 可変NDフィルター 52mm
地味に効く周辺アイテム:現場で困るのはここ
コンサートは長丁場で、撮影はバッテリーとストレージの消費が早い。断定すると、「容量が残ってる」だけで勝ち。理由は、残量を気にし始めると設定調整どころじゃなくなるから。補足として、終盤の盛り上がりで電池が尽きると一生引きずる。
ストレージ(入る端末なら)
変換・給電
三脚・固定(手持ちが辛い人向け)
ケース(落下が怖いなら)
耳がやられる問題(音を楽しむための保険)
断定:耳栓は“ライブを楽しむ装備”でもある。
理由:耳が疲れると後半の音が全部同じに聞こえがち。
補足:撮影の集中力も落ちるので、結果的に映像もブレる。
当日チェックリスト:開演前30秒でやること
- 端末: Samsung Galaxy S24 Ultra のプロ動画を開いて、fpsとシャッターだけ先に固定
- ISO上限を決めて、ノイズの許容ラインを超えない
- 音:ゲインを-6dB前後スタート、割れたら即下げ
- 望遠:無理なデジタルズームを避ける
- バッテリー: Anker PowerCore 10000 と Anker PowerLine III USB-C をすぐ出せる位置に
この流れにしてから、「最初の1曲を捨てる」みたいな事故が減りました。完璧な設定探しより、崩れない土台を作る方がコンサートでは強いです。

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