スマホの手軽さは正義。でも、Vlogを続けるほど「背景をきれいにぼかしたい」「室内でもノイズを減らしたい」「声をもっとクリアにしたい」「自撮りが広角で窮屈」といった不満が積み上がります。そこで候補に上がるのがソニーのVlog向けカメラ群。ここでは“買ってから後悔しにくい”という軸で、用途別の最適解を主観強めにまとめます。
結論:迷ったらこの3択でほぼ外さない
まず最短ルートで言うと、選び方は「レンズ交換に踏み込むか」「持ち出し頻度」「音へのこだわり」の3点で決まります。
- とにかくラクに始めたい・荷物を減らしたい→レンズ一体型へ
迷いを削るなら VLOGCAM ZV-1F
画角の自由度も欲しいなら VLOGCAM ZV-1 II(ZV-1M2) - “画の伸びしろ”を優先して長く使う→APS-Cレンズ交換へ
いま選ぶなら VLOGCAM ZV-E10 II(ZV-E10M2)
コスパで始めるなら VLOGCAM ZV-E10 - 一段上の表現を最短で狙う・後から買い替えたくない→フルサイズへ
作品寄りでいくなら VLOGCAM ZV-E1
失敗しやすいポイントは「画角」と「音」
Vlogは“映像”より先に“画角”で詰みやすいです。自撮りが多いのに画が狭いと、顔がドアップになって背景が消え、旅Vlogの臨場感も逃げます。逆に広角が確保できると、話しているだけの映像でも空気が映る。次に効くのが音。画は多少のブレや露出ミスを許せても、声がこもると即離脱されます。ここを先に押さえるだけで満足度が跳ね上がります。
用途別:おすすめの組み合わせ(主観)
1) 旅行・街歩き:軽さ優先ならレンズ一体型が勝つ
荷物を極限まで減らしたいなら、私は VLOGCAM ZV-1 II(ZV-1M2) を推します。ズームできる安心感があり、旅先で「あと一歩寄れない」を減らせます。もっとシンプルに“撮ることだけに集中したい”なら VLOGCAM ZV-1F の潔さが気持ちいい。
2) 室内トーク・レビュー:レンズ交換の強みが最速で出る
室内は光が足りず、スマホとの差が一気に可視化されます。ここは VLOGCAM ZV-E10 II(ZV-E10M2) が扱いやすいと感じます。レンズで表情が変わるので、チャンネルの雰囲気を作り込みたい人ほど相性が良い。初期費用を抑えるなら VLOGCAM ZV-E10 から入って、伸びたらステップアップもアリです。
3) “作品っぽさ”を一気に出したい:フルサイズは近道
ボケ、階調、夜の粘り——この手の欲をまとめて満たすなら VLOGCAM ZV-E1 が最短距離です。もちろん出費は増えますが、「最初からこれにしとけば良かった」という後悔が起きにくいのも事実です。
レンズ選び(ZV-E10 II / ZV-E10向け):迷ったら“広角・明るい・便利ズーム”
レンズ交換式で悩む人は、最初に「自撮りの広角」「室内の明るさ」「外での便利さ」を揃えると安定します。
- まず一本、標準ズームの安心: E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II(SELP16502)
- 自撮り広角を伸ばして表現を広げる: E PZ 10-20mm F4 G(SELP1020G)
- 室内トークを一段上げる単焦点: E 11mm F1.8(SEL11F18)
- 画作りが楽しくなる“写りの良さ”: E 15mm F1.4 G(SEL15F14G)
- ほどよい距離感で人物が締まる: E 35mm F1.8 OSS(SEL35F18)
- 物撮りや寄りの雰囲気づくり: E 50mm F1.8 OSS(SEL50F18)
- 1本で全部やりたい便利ズーム: E 18-105mm F4 G OSS(SELP18105G)
- “画質重視”でいく定番: E 16-55mm F2.8 G(SEL1655G)
- 子ども行事や遠景も欲張る: E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS(SEL70350G)
レンズ選び(ZV-E1向け):広角と標準を押さえると化ける
フルサイズは“何を撮ってもそれっぽくなる”反面、レンズ選びで方向性が決まります。最初に広角と標準を固めると運用が楽です。
- 軽快で万能な広角単焦点: FE 20mm F1.8 G(SEL20F18G)
- 1本で撮影レンジをまとめる: FE 24-70mm F2.8 GM II(SEL2470GM2)
- Vlogで扱いやすいパワーズーム: FE PZ 16-35mm F4 G(SELP1635G)
- 画質に全振りした広角ズーム: FE 16-35mm F2.8 GM II(SEL1635GM2)
- 夜や室内で“空気”を出す: FE 24mm F1.4 GM(SEL24F14GM)
音を変えると視聴維持率が変わる:マイクは先に買う価値がある
正直、カメラをグレードアップするより「マイク導入」の体感差が大きい瞬間があります。声が前に出るだけで“ちゃんとしてる感”が生まれます。
- まず失敗しにくい小型ショットガン: ECM-G1
- 取り回し良く万能寄り: ECM-B10
- 服に付けて距離問題を消す: ECM-W2BT
- 臨場感や環境音も録りたい: ECM-XYST1M
- 予備や差し替えで便利: ECM-LV1
自撮り・固定撮影の快適度を底上げ:グリップ/リモコン
Vlogは撮影時間が長くなりがちなので、持ちやすさと操作性が地味に効きます。
予備電源は“安心を買う”行為:バッテリーと充電
撮影が楽しくなるほどバッテリー切れが悔しくなります。予備は保険というより、作品を守る装備です。
- コンパクト機の予備: NP-BX1
- APS-C機の定番予備: NP-FW50
- フルサイズ運用の主力: NP-FZ100
- 充電を安定させる: BC-TRX / BC-VW1 / BC-QZ1
- 一式まとめたい人向け: ACC-VW / ACC-QZ1K
SDカードはケチると後悔しやすい:4K時代の必需品
書き込み速度で詰まると、せっかくの撮影テンポが崩れます。ここは体感投資ポイントです。
- 安心のタフ仕様: Sony TOUGH SF-Gシリーズ(UHS-II)
- バランス重視: Sony TOUGH SF-Mシリーズ(UHS-II)
- コスパ寄りで選びたい: Sony SF-Eシリーズ(UHS-II)
- まずは無難に: Sony UHS-I SDXC(V30/V60想定)
あると助かる周辺アイテム:地味だけど効く
撮影の安定性やデータ転送の快適さは、結局“続ける力”に直結します。
- 配信・外部モニターも視野なら: Micro HDMIケーブル
- 充電・給電の信頼性を上げる: USB Type-C PD対応ケーブル
- 取り込みを速くする: UHS-II対応 SDカードリーダー(USB-C)
- メンテが楽になる: カメラ用ブロワー / レンズクリーニングキット
最後に:あなたに合う一台は“撮る頻度”で決まる
毎日持ち出すなら、私はレンズ一体型の気軽さを優先したくなります。撮影が習慣になってから拡張する流れも気持ちが折れにくい。一方、室内メインで伸ばすならAPS-Cのレンズ交換が楽しいし、最初から絵作りにこだわるならフルサイズが近道になります。
結局、正解はスペックではなく継続です。撮りたい瞬間に取り出せるか、音に悩まされないか、その視点で選ぶとVLOGCAM選びは驚くほど簡単になります。

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