最初に手に入れたのは Garmin Approach R10。室内練習を本気でやりたくて、レビューを漁り、redditと掲示板の言い争いを読み切ったうえでの購入だった。結論から言うと、完璧ではないが「練習の質」は確実に上がった。
設置は思ったよりシビア。打席の後方に置く角度が数センチずれるだけで球筋が変わる。最初の週は、ドライバーのキャリーがやたら短く出て首をかしげていた。後で分かったのは、ボール位置と照準線のズレ。床に養生テープでラインを引き、距離をきっちり測ると安定した。ここは説明書より、掲示板の「置き方こそ命」という書き込みが正しかった。
R10の弱点はスピン推定。特にフック・スライス量が大きく出たり、逆に消えたりする。そこで試したのが Garmin RCTボール。正直、半信半疑だったが、これを使うとドライバーの曲がりが実打感に近づいた。完全一致ではないが、「今日は捕まりすぎ」「これはプッシュ」という判断がしやすくなる。
比較もした。友人宅で Rapsodo MLM2PRO と打ち比べたら、ショット動画とデータの一致感はMLM2PROが上。自分のスイングを映像で確認できるのは強い。ただ、アプリの安定性とシミュレーションの軽さはR10が快適だった。週3で回す自分の使い方だと、立ち上げが速いほうが続く。
「本気なら上位機種」と言われ、ショップで SkyTrak と FlightScope Mevo+ も触った。確かに数値の一貫性は別次元。ただ、価格と設置のハードルを考えると、家練の主役には重い。月例のスコアを2〜3打縮めるのが目標の自分には、R10で十分だった。
国内勢も試す。レンジで PRGR レッドアイズ 弾道測定器 を借りた。手軽で表示が分かりやすい反面、クラブ別の傾向把握や仮想ラウンドには物足りない。自宅でコースを回れるR10の楽しさは代えがたい。
環境づくりも重要だった。最初はマットが柔らかすぎて、ダウンブローの癖がつかない。硬めの ゴルフ マット(ショット用) に替えたら、アイアンの打ち出し角が安定。打感の違いが数字に表れる。背後には ゴルフ 練習 ネット、前方には ゴルフ スクリーン(シミュレーター用)、投影は プロジェクター(ゴルフシミュレーター用)。ここまで整えると、夜の30分が「ただの素振り」から「目的のある練習」に変わった。
もう一台、計測の目安として Swing Caddie SC4 も併用した。キャリー表示の傾向がR10と近く、数値の乖離が出たときのチェック役になる。二台持ちは贅沢だが、データに振り回されないための保険として悪くない。
半年使って一番の収穫は、ドライバーのミート率が上がったこと。R10で「ヘッドスピードはあるのにボール初速が伸びない」日が続き、打点テープと併用して芯の位置を修正。レンジでは気づけなかった微差が、数字で突きつけられたのが効いた。月例のティーショットでフェアウェイ率が体感で一段上がった。
誤解してほしくないのは、R10が魔法の箱ではない点。スピン推定の甘さ、設置の癖、環境依存は確かにある。それでも、Garmin Approach R10 は「続けられる練習」をくれる。高精度を求めて Bushnell Launch Pro に行く選択も理解できるが、日常の反復にはR10の軽さが勝つ。
結局、スコアを削ったのは、機器の優劣よりも「自分の弱点を毎回確認できたか」。R10とRCTボール、硬めのマット、ネットとスクリーン。この組み合わせが、私の家練を別物にした。数字に嘘はつかないが、解釈は人間次第。そこを楽しめるなら、R10は良い相棒になる。

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