Garminは国で何が変わる?海外版を実際に使って分かったモデル差・価格差・保証の落とし穴

海外でGarminを買うと安い。そう聞いて試したのが最初だった。結論から言うと、機能はほぼ同じでも、国の違いで「困る点」は確かにある。ここでは、私が実際に日本版・海外版を併用して分かったことを、具体的な製品名とともに書く。

まず、ランニング用で最初に海外版を選んだのがGarmin Forerunner 265。アメリカ出張のついでに購入した。日本に戻ってからも表示言語は英語・日本語ともに問題なし。GPSの捕捉、心拍、睡眠、すべて日本版と同じ挙動だった。ただ、国内サポートに修理を相談したとき「購入国の保証が原則」と言われたのは想定外だった。壊れたら米国送り、現実的ではない。

次に、上位機で比較したのがGarmin Forerunner 965。為替が円安でも、現地セールで日本より2万円以上安かった。実走での地図表示やトレーニング負荷の算出は差が出ない。ただ、Suicaなど日本独自の決済が使えない点は明確な違い。日常使いだと、ここは地味に不便だった。

登山とアウトドアで愛用しているのがGarmin Fenix 7。日本版とEU版を両方触ったが、計測精度やバッテリーは同一。違いはプリロード地図。EU版は欧州地図が充実、日本の詳細地図は自分で追加が必要だった。私は結局、追加で地図を入れて解決したが、買ってすぐ日本の山で使うなら手間は覚悟した方がいい。

ディスプレイ重視ならGarmin Epix (Gen 2)。香港版を使ったが、トレーニング機能はFenixと同じ。屋内ジムでの視認性は抜群。ただ、国内修理不可の可能性を聞いたときに、長期使用は日本版にしておけばよかったと少し後悔した。

普及モデルではGarmin Venu 2とGarmin Vivoactive 5を試した。価格差は国で顕著。東南アジアで買ったVivoactiveは日本より1万円近く安い。一方で、アプリストアの表示や初期設定で、国設定の違いに少し戸惑った。使えないわけではないが、最初のセットアップは日本版より一手間かかる。

タフネス系ではGarmin Instinct 2。インド版を持って帰った友人のものを借りて山で使った。計測は問題なし、英語表示でも困らない。ただ、保証の話を聞いて「壊れたら自己責任」だと割り切る必要があると実感した。

ゴルフ用のGarmin Approach S70は、日本独自機能の差が分かりやすい。海外版だと国内コースのデータ更新がワンテンポ遅れることがあった。スコア管理は同じでも、細かい利便性に差が出る。

サイクル用途ではGarmin Edge 840。EU版を使っていたが、日本の山間部では地図の詳細度が足りず、結局日本の地図データを追加した。ナビ自体の性能は変わらないが、最初から国内地図が入っている日本版の方が楽だった。

ダイビング用のGarmin Descent Mk2iも海外購入組が多い。私もハワイで安く手に入れたが、国内での点検対応に制限があると知って、以降は日本版に切り替えた。水中での挙動や通信機能は同じ、アフターサービスだけが決定的に違う。

結局、Garminは「国が違っても中身はほぼ同じ」。価格だけを見れば、海外購入は確かに得だ。だが、修理・保証、日本独自機能、地図データの初期状態といった“後から効いてくる差”は無視できない。私は今、普段使いと長期運用のモデルは日本版、短期で使い切る用途やサブ機は海外版と使い分けている。安さに惹かれて買って、後で困るかどうか。ここを想像できるかが、「Garminを国で選ぶ」最大の分かれ道になる。

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