古いタブレットは、電源が入るかどうかより、今の暮らしの中で気持ちよく使えるかが大事です。結論から書くと、iPad Pro 第一世代は2026年でもまだ使えます。ただし、あくまで用途を絞ったときの話です。動画を見る、電子書籍を読む、手書きメモを取る、ブラウザで軽く調べものをする。このあたりなら、いまでも十分戦えます。逆に、最新機能を前提にした使い方や、何年もメイン機として引っぱる前提だと厳しさが出ます。 (Appleサポート)
まず結論。まだ使えるけれど、現役バリバリではない
この端末をいま使うなら、感覚としては「古いけれど上質なサブ機」です。画面の見やすさや本体の作りは今でも悪くありませんし、軽作業では意外と不満が少ないです。ただ、最新のiPad Proにあるような新しいマルチタスク体験や、長い将来性まで期待すると、さすがに世代差を感じます。最新のiPadOS 26の対応一覧には初代が入っておらず、OSの基準で見ると、メイン機より補助機として考えるのが自然です。 (Appleサポート)
「第一世代」は実は2つある
ここは地味ですが大事です。iPad Pro 第一世代と呼ばれるものには、2015年発売のiPad Pro 12.9インチと、2016年発売のiPad Pro 9.7インチがあります。どちらもA9Xチップ搭載で、Apple Pencil 第1世代に対応しています。検索している人の中にはここをひとまとめに見ている人が多いのですが、中古を選ぶ段階ではサイズ感も使い勝手も変わるので、先に分けて考えたほうが失敗しません。 (Appleサポート)
2026年でも快適に感じやすい使い方
実際に古い端末を残しておく価値があるのは、毎日ちょっと触る用途です。ベッド横で動画を見る、キッチンでレシピを見る、ソファで漫画や雑誌を読む、ノート代わりに書き込む。この使い方だと、最新機種でなくても満足しやすいです。とくに大きい画面が欲しい人は、iPad Pro 12.9インチの見やすさに古さを感じにくいはずです。処理性能も、軽いアプリ中心なら極端なストレスは出にくいので、家の中で役割を持たせる端末としてはまだ魅力があります。 (Appleサポート)
手書きメモ用としては今でも案外いい
初代が妙に手放しにくい理由は、Apple Pencil 第1世代対応だからです。紙のノートを置き換えるほど何でも快適、という言い方はしませんが、会議メモ、アイデア出し、PDFへの書き込みくらいなら今でも十分実用的です。新しい機能を全部求めないなら、書く道具としての芯はまだ残っています。私は古い端末を見るとき、スペック表より「触る気になるか」を気にしますが、その点ではこの世代はまだ意外と粘ります。 (Appleサポート)
きついのは、最新機能を前提にした使い方
逆に、ここは無理をさせないほうがいいです。複数アプリを重く開き続ける使い方、最近の高負荷なゲーム、動画編集を長時間回す作業、そして今後何年も主役で使う前提。このあたりは厳しくなります。理由は単純で、初代は最新のiPadOS 26の対象外だからです。OSが止まると、新機能の恩恵が受けにくいだけでなく、時間が経つほどアプリ側との相性でも不利になりやすいです。それでも2026年3月にはiPadOS 16.7.15のセキュリティアップデートが出ているので、完全に見捨てられた状態ではありません。ただ、安心して長期の主力にする端末とも言いにくいです。 (Appleサポート)
中古で買うなら、性能より先に見るべきところ
中古のiPad Pro 第一世代でいちばん怖いのは、スペック不足より個体差です。バッテリーのへたり、ストレージ容量の少なさ、端子まわりのくたびれ具合、この3つで印象がかなり変わります。古い端末は、同じ型番でも当たり外れが大きいです。だから「まだ使えるか」を知りたい人ほど、実際には「その個体がまだ快適か」を見たほうが早いです。安さだけで飛びつくと、結局使わなくなることが多いです。
いま選んで満足しやすい人
この端末が向いているのは、メイン機が別にあって、家の中に置くサブ機が欲しい人です。動画視聴用、読書用、手書きメモ用、子ども用、SNSやブラウザ中心の軽い用途。ここに当てはまるなら、初代でも十分納得しやすいです。古い機種は万能さを期待すると失敗しますが、役割をひとつ決めると急に使いやすくなります。iPad Pro 第一世代は、まさにそのタイプです。
逆におすすめしにくい人
ひとつの端末で何でも済ませたい人には向きません。これから長く使う主力タブレットが欲しい人、最新機能を追いたい人、仕事でも重めの作業をしたい人は、別の選択肢を考えたほうが後悔しにくいです。見た目や画面の良さに惹かれても、毎日メインで触る道具は、結局新しさが快適さに直結します。
まとめ
iPad Pro 第一世代は、2026年でもまだ使えます。ただし答えは「人による」ではなく、もっとはっきりしています。サブ機ならまだアリ、メイン機なら厳しめです。これが正直なところです。古い端末としては質感も画面もまだ魅力がありますし、軽い用途では思った以上に粘ります。けれど、最新OSの対象外という現実は重いです。迷っているなら、夢を見すぎず、使い道を先に決める。それだけで失敗しにくくなります。


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