ある日、急にアップデートできなくなった
ある夜、iphoneの通知に出ていたソフトウェアアップデートを済ませようと思い、何気なく設定を開きました。いつものように「今すぐアップデート」を押せば終わるだろうと思っていたのですが、表示されたのは「容量が不足しているためアップデートできません」という案内でした。
正直、その瞬間はかなり焦りました。普段どおり使えているのに、なぜ急に足りないのか分からなかったからです。写真を少し消せば終わるだろうと軽く考えていたのですが、そこからが意外と長かったです。
私と同じように、「iphoneのアップデートで容量不足と出たけれど、何から手を付ければいいのか分からない」と困っている人は多いと思います。実際、私も最初は見当違いの場所ばかり整理してしまい、余計に疲れました。この記事では、そのときの体験をもとに、どこでつまずいたのか、どうやって解決したのかを順番にまとめます。
最初に勘違いしたのはiCloudの空き容量でした
容量不足と出たとき、私は真っ先にiCloudの残り容量を確認しました。そこで少し空きがあるのを見て、「じゃあ何が悪いのだろう」と余計に混乱したのを覚えています。
でも、あとで分かったのは、アップデート時に問題になるのはiCloudではなく、iphone本体のストレージだったということです。ここを勘違いしていると、原因にたどり着くまで遠回りします。
私の場合、頭の中では「クラウドに余裕があるなら大丈夫」と思い込んでいました。けれど実際は、本体に十分な空きがなければアップデート用のデータを取り込めません。この基本的なことに気づくまでに、少し時間がかかりました。
写真を消しても、すぐには空きが増えなかった
最初に私がやったのは、写真アプリの整理です。旅行の写真、レシートのメモ代わりに撮った画像、似たようなスクリーンショットをまとめて消しました。かなり減らしたつもりだったので、これでいけるだろうと思って再度アップデートを試しました。
ところが、結果は変わりませんでした。
ここで一気に気持ちが重くなりました。あれだけ消したのに、なぜまだ足りないのか。何かがおかしいと思って調べてみると、削除した写真や動画が「最近削除した項目」に残っていたのです。つまり、私は“消したつもり”になっていただけで、実際にはまだ容量を使っていました。
このときは本当に盲点でした。写真を削除しただけで安心してしまい、最後の一手を忘れていたのです。もし同じ状況なら、写真や動画を整理したあとに「最近削除した項目」まで確認したほうが早いです。私の場合は、ここを空にしただけでも体感できるくらい空きが戻りました。
本当に重かったのは写真より動画でした
さらに見直してみると、容量を大きく使っていたのは写真そのものより動画でした。子どもの行事、何気なく撮った日常の短い動画、保存したまま見返していないクリップなど、1本ずつは短くても積み重なるとかなり大きかったです。
写真は数十枚消しても変化が小さいことがありますが、動画は数本整理するだけで一気に空きが増えることがあります。私はこのとき初めて、「何となく写真が重いと思い込んでいたけれど、実際に場所を取っていたのは別だった」と気づきました。
感覚で整理すると、どうしても見た目で多いものから消したくなります。でも、容量不足を解消したいときは、感覚よりもストレージ画面で大きいものから見ていくほうがずっと効率的でした。
使っていないアプリを見直したら一気に楽になった
写真や動画の次に見直したのが、使っていないアプリです。久しぶりにストレージ画面を開いてみると、以前インストールしたゲームや、数回しか使っていない編集アプリがそのまま残っていました。
ここで助かったのが、「完全に消す」のではなく、一時的に整理する感覚で進められたことです。私はアプリを削除すると中のデータまで全部消えてしまうのではないかと不安で、なかなか踏み切れませんでした。ですが、実際に見直してみると、今すぐ使わないものを外すだけでもかなり空きができました。
特に重いアプリは一つで数GB使っていることもあり、写真を細かく何百枚も整理するより、使っていないアプリを数本見直したほうが早い場面もあります。私も最終的には、ここがかなり大きな転機になりました。
見落としやすかったのはダウンロード済みデータでした
もうひとつ私が見落としていたのが、各アプリ内にため込んでいたダウンロード済みデータです。動画配信サービスのオフライン保存、音声コンテンツ、ファイルアプリの書類、メッセージで受け取った添付データなど、目立たないのにじわじわ容量を使っていました。
普段使っていると、それらは生活の一部になっていて、あまり“容量を食っているもの”として意識しません。でも実際には、過去にダウンロードしたまま忘れているデータが結構残っています。私も確認してみたら、旅行前に保存していた動画や、一時的に必要だったPDFがそのままいくつも残っていました。
このあたりを整理すると、「これも残っていたのか」という発見が多く、思っていた以上にすっきりしました。写真を消したくない人ほど、この部分を見直す価値は大きいと思います。
それでも進まないときは、途中のアップデートデータを疑った
ある程度空きを作ったあとも、私は一度うまく進みませんでした。ここでかなり気持ちが折れかけたのですが、よく確認すると、途中まで取得していたアップデート関連のデータが残っている可能性がありました。
このとき実感したのは、容量不足の問題は「とにかく何かを消せばいい」という単純な話ではないということです。不要なデータを減らすだけでなく、途中で不完全に入った更新用ファイルが邪魔をしている場合もあります。
実際、見直してから再度やり直すと、前よりスムーズに進みました。ここはかなり地味なポイントですが、「十分減らしたはずなのに、なぜか更新できない」というときは疑ってみる価値があります。
最後は“順番”がいちばん大事だと分かった
今回の体験でいちばん強く感じたのは、容量不足そのものよりも、「何からやればいいのか分からない」ことがストレスだということでした。
私は最初、思いついた順に手を出してしまいました。写真を消す、設定を見直す、また写真を消す、クラウドを確認する、といった具合です。でも、これだと疲れる割に前進している実感が持てません。
振り返ると、やる順番はこうでした。
まずはiphone本体のストレージ状況を確認する。
次に、使っていないアプリを見直す。
そのあとで、動画やダウンロード済みデータを整理する。
写真を消したなら「最近削除した項目」まで空にする。
それでも難しい場合は、途中のアップデートデータも確認する。
この順番にしてからは、ようやく頭の中も整理できました。焦って大事なデータを消す前に、戻しやすいものから手を付けるのが結果的にいちばん安全でした。
容量不足で慌てないために普段から意識したいこと
今回かなり手間取ったので、それ以降は普段から少し意識するようになりました。特に変わったのは、動画をため込みすぎないことと、使っていないアプリを放置しないことです。
以前の私は、「あとで整理しよう」と思って何でも残していました。でも、その“あとで”はほとんど来ません。気づいたときには、アップデート直前で慌てることになります。
いまは、月に一度くらいストレージをざっと確認し、明らかに使っていないものだけでも整理するようにしています。それだけで、以前のような切羽詰まった状態はだいぶ減りました。大がかりな片付けにしなくても、少しずつ見直すだけで違うと感じています。
容量不足でアップデートできなかった私が学んだこと
iphoneのアップデートで容量不足と出たとき、私は最初かなり遠回りしました。iCloudを確認して安心したり、写真だけをひたすら消したり、何が正解なのか分からないまま動いていたからです。
けれど、実際に解決してみると、必要だったのは大きく三つでした。
ひとつ目は、本体ストレージを見ること。
ふたつ目は、重いものから順番に整理すること。
三つ目は、写真を消しただけで終わったと思わないことです。
アップデート前の容量不足は、誰にでも起こりうる身近なトラブルです。ただ、慌てて大事なデータを削除しなくても、順番さえ間違えなければ解決できる可能性は十分あります。
もし今まさに止まっていて困っているなら、私のように場当たり的に消していくより、まずはストレージの中身を冷静に見てみてください。あのときの私は「もう無理かもしれない」と思っていましたが、原因を一つずつ外していったら、ちゃんとアップデートまでたどり着けました。焦る気持ちはよく分かりますが、落ち着いて順に整理していけば、乗り越えやすくなります。


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