「つわりがひどくて立ち上がれない」「切迫早産で急に安静を言い渡された」……。そんな時、頭をよぎるのはお腹の赤ちゃんのことはもちろん、仕事と休業中の「お金」のことではないでしょうか。
特に協会けんぽに加入している働くプレママにとって、大きな支えとなるのが「傷病手当金」です。しかし、診断書をもらうには数千円かかるし、会社にどう伝えればいいか迷うもの。そこで活用したいのが、母子手帳にも記載されている「母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)」です。
今回は、私が実際に母健連絡カードを使って協会けんぽへ傷病手当金を申請したリアルな体験談とともに、スムーズに受理されるための手順を分かりやすくまとめました。
そもそも母健連絡カードで傷病手当金は受給できる?
結論から言うと、母健連絡カードは「医師の指示」を証明する公的な書類として認められているため、これをもとに傷病手当金を申請することは十分に可能です。
よく「診断書がないとダメ」と思われがちですが、厚生労働省の指針でも、母健連絡カードは診断書と同等の効力を持つものとして扱われています。むしろ、働く妊婦さんのための専用フォーマットなので、職場の人事担当者にとっても「どのような配慮(休業や時短)が必要か」が一目でわかり、理解を得やすいというメリットがあります。
【実録】私がつわりで休業し、傷病手当金を勝ち取るまで
私のケースは、妊娠8週目から始まった猛烈な悪阻(おそ)でした。[amazon_link product=”エチケット袋”]を片時も離せず、パソコンの画面を見るだけで吐き気がする毎日。とても出勤できる状態ではありませんでした。
1. 産婦人科の先生にカードの記入を依頼
検診の際、勇気を出して「仕事が辛いです」と伝えました。すると先生は「無理は禁物。母健連絡カードを書きましょうか」と言ってくれました。
診断書だと3,000円〜5,000円ほどかかる病院が多いですが、母健連絡カードの記入料は診療報酬で決まっており、私の場合は保険適用で2,000円弱。少しでも出費を抑えたい時期だったので助かりました。
2. 会社へ即座にスキャンして送付
カードには「自宅安静」のチェックが入っていたため、それをスマホで撮影してすぐに上司と人事へメールしました。口頭で「体調が悪いです」と言うよりも、医師の印影があるカードの威力は絶大。すぐに「しっかり休んでください」と返信をもらえ、心理的な負担がグッと軽くなりました。
3. 協会けんぽの申請書「第4ページ」の壁
ここが注意点なのですが、傷病手当金の申請には、協会けんぽ指定の「傷病手当金支給申請書」が必要です。
母健連絡カードがあれば、この申請書内の「医師の証明欄(第4ページ)」を書いてもらう際、先生との話が非常にスムーズになります。「以前カードに書いた通り、この期間は就労不能でした」と一貫した証明がもらえるからです。
協会けんぽへの申請をスムーズにする3ステップ
実際に動く際は、以下の流れを意識すると書類の差し戻し(不備)を防げます。
- 「医師の指示期間」と「会社の欠勤期間」を一致させる傷病手当金は「連続する3日間を含む4日以上」休む必要があります。カードに記載された安静期間と、実際に会社を休んだ日がズレないよう注意しましょう。
- 申請書は「1ヶ月ごと」に提出するのがおすすめ数ヶ月まとめて申請もできますが、給付金が入るまで時間がかかります。私は生活費のために、1ヶ月欠勤が終わるごとに書類を回していました。
- [amazon_link product=”クリアファイル”]にコピーを保管しておく母健連絡カードも、協会けんぽへ送る申請書も、必ずコピー(または写真)を取っておきましょう。後から「いつからいつまで休んだっけ?」と確認する際に役立ちます。
最後に:お金の不安を消して、赤ちゃんとの時間を大切に
「妊娠は病気じゃないから、休むのは甘えかな?」なんて思わないでください。重いつわりや切迫症状は、立派な「療養が必要な状態」です。
母健連絡カードを活用して、協会けんぽの傷病手当金を受給するのは、働く女性に認められた正当な権利です。まずは手元の母子手帳を開いて、カードのページを確認してみてください。
もし、申請書の記入でペンが進まないときは、便利な[amazon_link product=”フリクション ボールペン”]ではなく、必ず消せない黒のボールペンを使ってくださいね(※申請書類は消せるペンNGです!)。
あなたの体調が一日も早く落ち着き、心穏やかなマタニティライフを送れるよう応援しています。


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