スマホのスペック表を見ていると必ずと言っていいほど目にする型番「SM6375」。これは、ミドルレンジスマホの超定番SoCである「Snapdragon 695 5G」のことです。
「安くてそこそこ動くって聞くけど、実際どうなの?」という疑問を解消するため、ベンチマークスコアの現実と、実際に使い倒して分かったリアルな体験談を詳しくまとめました。
AnTuTuベンチマークスコアの実測値:SM6375の実力
まずは指標となるAnTuTuベンチマーク(Ver.10)のスコアから見ていきましょう。
- 総合スコア:約44万点〜46万点
- CPUスコア:約15万点
- GPUスコア:約8万点
この数値が何を意味するかというと、「SNSやネットサーフィンは快適そのものだが、重い3Dグラフィックスを動かすパワーは控えめ」ということです。前世代のチップと比較すると、アプリの起動速度などは明らかに向上しており、日常動作で「遅い」と感じる場面はほとんどありません。
【体験レビュー】実際に使って感じた「ここが限界、ここが快適」
スペック数値以上に大切なのが、日々の暮らしでどう機能するかです。[amazon_link product=”AQUOS sense7″]や[amazon_link product=”Xperia 10 V”]など、このチップを搭載した端末を実際に使った感想をお伝えします。
SNS・Web閲覧は「ストレスフリー」
X(旧Twitter)のタイムラインを高速でスクロールしたり、画像が多めのニュースサイトを閲覧したりする分には、引っかかりを感じることはありません。120Hzの高リフレッシュレートに対応した[amazon_link product=”moto g52j 5G”]などの機種であれば、むしろ指に吸い付くような滑らかさを実感できます。
ゲーム性能:話題の「原神」や「学マス」は?
ゲーマーにとってSM6375は少し評価が分かれるポイントです。
- モンスト・パズドラ・プロスピA:全く問題なく、サクサク動きます。
- 原神:設定を「低」に落とせばプレイ可能ですが、エフェクトが激しいシーンではカクつきが発生します。本気で攻略するなら力不足は否めません。
- 学園アイドルマスター(学マス):標準設定だと発熱と共にフレームレートが落ちるため、長時間のプレイには不向きです。
動画視聴とバッテリー持ちの良さは最高クラス
YouTubeやNetflixで動画を観るなら、このチップは最高に優秀です。処理能力を無理に引き出さないため、バッテリーが驚くほど長持ちします。旅行中に一日中マップを使い、移動中に動画を観ても、夜まで余裕で残量が保たれるのは、SM6375ならではの強みです。
搭載されている主な人気スマホ
日本で手に入る主要なSM6375搭載機をいくつか挙げておきます。
- [amazon_link product=”AQUOS sense7″] / [amazon_link product=”AQUOS sense6s”]:圧倒的な省電力性能で、ライトユーザーから絶大な支持。
- [amazon_link product=”Xperia 10 V”]:SONYらしい21:9の画面と、チップの低燃費さがマッチ。
- [amazon_link product=”OPPO Reno9 A”] / [amazon_link product=”OPPO Reno7 A”]:デザイン性が高く、バランスの取れた一台。
結論:SM6375スマホは「賢い買い物」になるか?
最後に、実際に使った上での本音のアドバイスです。
あなたがもし「スマホで重いゲームを一日中やりたい」と思っているなら、もう少し予算を出して上位モデルを選ぶべきです。しかし、「ゲームはたまに暇つぶし程度。それよりも電池が持って、SNSが快適に使えて、2〜3年は買い替えずに済むコスパの良いスマホが欲しい」というのであれば、SM6375搭載機はまさに正解です。
4K動画撮影ができないという弱点はありますが、写真の画質自体は各メーカーのソフトウェア処理で十分綺麗に撮れます。自分の用途を「普段使い中心」と割り切れる人にとって、これほど信頼できるチップは他にありません。


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