スマホを買い替える時、スペック表を眺めていて必ずぶつかる壁があります。「AnTuTuスコア100万点!」という派手な数字と、「Geekbench 6のシングルコア性能」という地味な数字。一体どちらが本当の使い心地を表しているのでしょうか。
筆者はこれまで、[amazon_link product=”iPhone 15 Pro”]のようなハイエンド機から、2万円台の格安[amazon_link product=”Android”]スマホまで、100台以上のベンチマークを自らの手で回してきました。その実機体験から断言できるのは、「AnTuTuはスマホの総合体力、Geekbenchは脳みその瞬発力」であるということです。
この違いを理解していないと、数値が高いスマホを買ったのに「なぜか普段の動作がモッサリする」という失敗に繋がりかねません。
AnTuTuは「スマホ全体の総合力」:ゲームやマルチタスク派向け
AnTuTu(アンツツ)は、一言で言えば「スマホの全能力を出し切るテスト」です。CPU(計算力)だけでなく、GPU(グラフィック)、MEM(メモリの読み書き)、UX(操作の滑らかさ)の4項目を合計してスコアを出します。
私が実際に[amazon_link product=”Xperia”]のフラッグシップモデルで計測した際、AnTuTuスコアが劇的に伸びたのはやはり「GPU」の項目でした。これは3Dゲームを動かすための「筋肉量」が多いことを意味します。
【体験談】AnTuTuスコアが高いスマホのリアル
AnTuTuで高得点を叩き出す[amazon_link product=”Galaxy”]などの端末で[amazon_link product=”原神”]などの重いゲームをプレイすると、やはり描写の安定感が違います。一方で、AnTuTuの「UXスコア」が低い端末だと、どれだけ総合点が高くても「アプリの起動がワンテンポ遅い」「文字入力が微妙に引っかかる」といった、数値化しにくいストレスを感じる傾向にありました。
ゲームをメインに楽しむ人、あるいは「スマホ全体の性能」をざっくり把握したい人には、AnTuTuが最も信頼できる指標になります。
Geekbenchは「CPUの純粋な地力」:SNSやブラウジングのサクサク感
対してGeekbench(ギークベンチ)は、よりストイックです。GPUなどはほぼ無視して、スマホの脳みそであるSoCの「計算能力」だけを測ります。特に重要なのが「シングルコア」の数値です。
実は、私たちが日常で行う「[amazon_link product=”Twitter”](X)を見る」「[amazon_link product=”Chrome”]で検索する」「LINEを返す」といった動作のほとんどは、このシングルコア性能に依存しています。
【体験談】Geekbench重視で選んだ時の満足度
以前、AnTuTuスコアは平凡ながらGeekbenchのシングルスコアが異常に高い[amazon_link product=”Google Pixel”]を使用したことがありますが、その時の「指に吸い付くような操作感」は衝撃的でした。派手なゲーム性能はなくても、脳みそ(CPU)が賢ければ、日々の何気ない動作がこれほどまでに軽快になるのかと痛感したのです。
「ゲームはしないけれど、とにかくストレスなくキビキビ動いてほしい」という方は、AnTuTuの総合点よりもGeekbenchのシングルコアスコアを重視すべきです。
注意!スコアだけで判断できない「熱」の罠
多くのテック系メディアが見落としがちなのが、計測環境による変動です。
私は夏場の室内と、冬の窓際で[amazon_link product=”AQUOS”]の性能を測り比べたことがありますが、同じ端末でもスコアが15%以上変動しました。スマホは熱を持つと「スロットリング」という性能制限をかけるため、1回目の計測結果だけを見て「このスマホは最強だ」と判断するのは危険です。
本当に性能を重視するなら、3回連続でベンチマークを回してもスコアが落ちない「安定性(Stability)」に注目してください。
結論:あなたが信じるべき指標はどっち?
最後に、失敗しないための選び方をまとめます。
- [amazon_link product=”iPhone”]や[amazon_link product=”Android”]の最高峰でゲームを極めたいなら:AnTuTuの「GPUスコア」と「総合点」を見る
- SNSやブラウジングを快適に、数年先まで長く使いたいなら:Geekbenchの「シングルコアスコア」を見る
数値はあくまで「目安」ですが、その背景にある「何のための数字か」を知ることで、あなたのライフスタイルに最適な一台が必ず見つかるはずです。


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