スマートフォンの性能を測る指標として欠かせないAntutuベンチマーク。しかし、Nothing Phoneを選ぶ際に「スコアの数字だけ」で決めてしまうのは非常にもったいない。なぜなら、このブランドの真価は独自のOSチューニングが生み出す「体感的な心地よさ」にあるからです。
今回は、初代から最新のNothing Phone (3)、コスパモデルのNothing Phone (2a)まで、実際にベンチマークを回し、日常生活やゲームで使い倒した「生の体験」をベースに解説します。
Nothing PhoneシリーズのAntutuスコア比較表
まずは、主要モデルのベンチマークスコア(v10/v11想定)を整理しました。
| モデル名 | Antutuスコア(目安) | 快適にできること |
| Nothing Phone (1) | 約60万点 | SNS、動画視聴、軽いパズルゲーム |
| Nothing Phone (2a) | 約70万〜75万点 | 一般的なアプリ、中画質での原神 |
| Nothing Phone (2) | 約125万点 | 3Dゲーム、マルチタスク |
| Nothing Phone (3) | 約160万点〜 | 重いゲーム、クリエイティブ編集 |
【体験】スコア70万点のNothing Phone (2a)は「非力」なのか?
「今どき70万点台で大丈夫?」と不安になる方もいるでしょう。しかし、Nothing Phone (2a)に触れて最初に驚くのは、そのレスポンスの速さです。
実際に使ってみると、画面をスクロールする際の指への吸い付きは、100万点を超える他社のハイエンド機と遜色ありません。これはNothing OSの無駄を削ぎ落とした設計によるものです。
リアルなゲーム体験:
『原神』をプレイしてみたところ、デフォルトの「中」設定なら快適そのもの。1時間を超えるプレイではカメラ周辺がじんわり熱を帯びますが、フレームレートが極端に落ちてカクつくことは稀でした。ただし、「最高画質で60fps固定」を求めるなら、ワンランク上のNothing Phone (2)やNothing Phone (3)が必要だと感じます。
【体験】ハイスペックモデルが魅せる「余裕」の正体
上位モデルであるNothing Phone (2)や最新のNothing Phone (3)になると、Antutuスコアは一気に100万の大台を突破します。このスコアが活きるのは、意外にもゲーム以外の「切り替えの瞬間」です。
例えば、カメラで高画質な写真を連写した直後にブラウザへ戻り、さらに地図アプリを開く。こうした負荷のかかる動作でも、一切の「待ち」が発生しません。
また、Nothing Phone (2)を1年使い込んで感じたのは、バッテリー管理の巧みさです。高性能チップを積みながらも、待機電力の消費が驚くほど少なく、ベンチマークを連続で回しても急激なパフォーマンス低下(熱ダレ)が抑えられています。
スコアには出ない「Glyph」と「120Hz」の魔法
Antutuの数値だけでは語れないのが、背面のLED「Glyph Interface」とディスプレイの質です。
Nothing Phoneの120Hzリフレッシュレートは、ただ速いだけでなく、アニメーションが極めて滑らかです。この「視覚的なスピード感」が、実際のAntutuスコア以上に「このスマホ、速い!」と感じさせてくれる大きな要因になっています。
暗い場所でGlyphが光り、通知やタイマーを知らせてくれる体験は、他のどのスマホでも味わえません。性能(スコア)という「脳」と、デザインという「心」が両立しているのが、この端末の唯一無二の魅力です。
結論:あなたが選ぶべきモデルはどれ?
今回の検証から、用途別の推奨モデルは以下の通りです。
- 「コスパとデザインを両立したい」なら: Nothing Phone (2a)。日常使いで不満が出ることはまずありません。
- 「長く、最高設定で遊びたい」なら: Nothing Phone (2) または Nothing Phone (3)。重い作業でも余裕を持って対応できます。
Antutuスコアはあくまで「目安」。Nothing Phoneが提供するのは、その数字の先にある「所有する喜び」と「ストレスのない操作性」です。あなたのライフスタイルに最適な一台を選んで、この唯一無二の体験に飛び込んでみてください。


コメント