「コンクリートにボルトを固定したいけれど、金属アンカーでは強度が不安……」「絶対に抜けない固定をしたい」という場面で、最後に頼りになるのがアンカーレジン(接着系アンカー)です。しかし、いざ使おうとすると「液が固まらない」「強度が足りない」といった失敗談も後を絶ちません。
今回は、数多くの現場でアンカーレジンを扱ってきた経験をもとに、失敗しないためのリアルなノウハウと、おすすめの製品について詳しく解説します。
アンカーレジンとは?金属アンカーにはない圧倒的な保持力
アンカーレジンは、コンクリートに開けた穴に化学反応で固まる樹脂(レジン)を注入し、ボルトを固着させる仕組みです。金属アンカーのように拡張して突っ張る力に頼らないため、コンクリートの端に近い場所(縁端)でもひび割れを起こしにくく、振動にも非常に強いのが特徴です。
現場では主に、[amazon_link product=”日本デコラックス ケミカルアンカー”]のようなカプセル型や、大量に打つ際に便利な注入型が使い分けられています。
【現場の体験談】私が経験した「大失敗」とそこから学んだ教訓
アンカーレジンの施工は、一見シンプルですが実は非常にデリケートです。私が実際に経験した「ヒヤリハット」をご紹介します。
1. 「粉塵」は最強の天敵
ある現場で、ブロワーでの清掃を少し怠ったまま施工したところ、翌日ボルトを触ったら「スポッ」と抜けてしまったことがあります。穴の壁面に残ったコンクリートの粉が剥離剤の役割を果たしてしまったのです。
それ以来、私は「3回吹いて、3回専用ブラシでこする」を徹底しています。[amazon_link product=”サンコーテクノ ワイヤーブラシ”]などの専用工具をケチると、取り返しのつかない手戻りが発生します。
2. 「冬の寒さ」で固まらない恐怖
真冬の現場で標準タイプのレジンを使用した際、規定の時間を過ぎても一向に固まらず、工期が1日遅れたことがあります。樹脂は温度によって硬化時間が劇的に変わります。
冬場は[amazon_link product=”旭化成 ARケミカルセッター”]の冬用を選択するか、カートリッジをポケットに入れて体温で少し温めるなど、現場ならではの工夫が欠かせません。
失敗しないための施工マニュアル
実体験に基づいた、確実な固定を実現するためのステップです。
- 穿孔(穴あけ): 垂直に、規定の深さまで一気に開けます。
- 清掃(最重要): ブロワーで粉を飛ばし、ブラシでこすり、また飛ばす。この繰り返しがすべてです。
- 注入・挿入: 注入型の場合は、穴の奥からゆっくりと引き出しながら、穴の3分の2程度まで液を入れます。
- 養生: 硬化するまでは絶対に触れてはいけません。「まだかな?」とボルトを揺らした瞬間に、強度は半分以下に落ちると考えてください。
迷ったらこれ!信頼のアンカーレジン3選
現場のプロが実際に愛用している、信頼性の高い製品を紹介します。
- [amazon_link product=”日本デコラックス ケミカルアンカー”]:カプセル型の代名詞。1本ずつ確実に施工したい時に最適です。
- [amazon_link product=”ヒルティ HIT-HY200″]:プロ御用達の高性能注入型。圧倒的な硬化スピードと強度が魅力です。
- [amazon_link product=”サンコーテクノ ARケミカルセッター”]:入手性が良く、DIYから小規模な現場まで幅広く対応できる万能選手です。
まとめ:正しい知識が「抜けない安心」を作る
アンカーレジンは、正しく使えばこれほど心強い味方はありません。「たかが掃除、されど掃除」という言葉を忘れず、温度管理に気を配るだけで、その強度は格段に向上します。
もし、これから初めて施工されるのであれば、まずは[amazon_link product=”サンコーテクノ 接着系アンカー 施工セット”]のような、必要な道具が揃ったものから試してみるのが一番の近道ですよ。


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