ニコンユーザーにとって「ヨンニッパ」という響きは、単なるレンズのスペックを指す言葉ではありません。それは、スポーツ、野鳥、航空機といった極限の瞬間を追い求める者が最後に辿り着く、聖域のような存在です。
特にミラーレス専用設計となった[amazon_link product=”NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S”]は、これまでのFマウント時代の常識を根底から覆す、まさに「魔法の筒」へと進化を遂げました。実際にフィールドでこのレンズを振り回して見えてきた、数値化できない感動の正体をお伝えします。
ファインダーを覗いた瞬間に「空気」が変わる描写の魔力
[amazon_link product=”NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S”]を[amazon_link product=”Nikon Z9″]に装着し、初めてファインダーを覗いた時の衝撃は今でも忘れられません。そこにあるのは、ただ拡大された景色ではなく、被写体だけが背景から「剥離」して浮き上がってくるような圧倒的な立体感です。
ピントが合った瞳のシャープさは、まつ毛の一本一本、あるいは猛禽類の虹彩の模様までを恐ろしいほど緻密に描き出します。それでいて、背景のボケは溶けるように滑らか。この「極上のキレ」と「柔らかなボケ」の両立こそが、ヨンニッパが多くのプロを虜にする最大の理由です。
また、逆光耐性も特筆すべき点です。夕陽を背にしたサッカー選手のシルエットや、逆光に透ける鳥の羽を撮る際も、メソアモルファスコートのおかげでゴーストやフレアに悩まされることが激減しました。ヌケの良さが維持されるため、RAW現像で無理にコントラストを上げる必要がなくなったのは大きな収穫です。
「内蔵1.4倍テレコン」がもたらした撮影スタイルの革命
これまでの超望遠レンズでは、もう少し距離が欲しいと思った時に、一度撮影を止めて外付けのテレコンバーターを装着するのが当たり前でした。しかし、その数十秒の間に決定的なシーンは去ってしまいます。
[amazon_link product=”NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S”]に搭載された内蔵テレコンは、右手人差し指一本のレバー操作で、瞬時に560mm f/4のレンズへと変貌します。鳥が不意に飛び立った瞬間、あるいは陸上競技でコーナーを曲がってこちらへ向かってくる瞬間。ファインダーから目を離さずに画角を切り替えられる優越感は、一度味わうともう元には戻れません。
驚くべきは、テレコン使用時の画質劣化が目視ではほとんど分からないレベルにあることです。内蔵設計ゆえの最適化により、560mm時でも単焦点レンズ特有の芯のある描写が保たれています。
3kgを切る軽量化が「手持ち」の限界を押し広げる
かつてのヨンニッパといえば、一脚や三脚が必須の「重機」のような存在でした。しかし、このZマウント版は約2,950gと、ついに3kgの大台を切りました。
数字上の軽量化もさることながら、手に持った時のバランスの良さが秀逸です。重心がカメラボディ側に寄っているため、レンズを振り回した際の慣性が小さく、動体への食いつきが格段に良くなっています。
筆者の体験では、[amazon_link product=”Nikon Z8″]との組み合わせであれば、小一時間程度の野鳥撮影なら一脚なしの「完全手持ち」でも十分に運用可能でした。この機動力は、撮影ポジションを頻繁に変える必要があるフィールドにおいて、決定的なアドバンテージとなります。
結論:200万円の投資が生むのは「後悔のない1枚」
正直に言って、200万円を超える価格は決して安いものではありません。しかし、[amazon_link product=”NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S”]を手にしたことで、「あの時もっと寄れていれば」「もっと背景がボケていれば」という言い訳が一切通用しなくなります。
撮影を終えて帰宅し、モニターで等倍表示した瞬間のあの震えるような解像感。それは、このレンズにしか出せない世界です。一生モノの相棒として、人生で最高の瞬間を切り取りたいと願うなら、これ以上の選択肢は他にありません。
次は、このヨンニッパに最適な[amazon_link product=”高性能カーボン三脚”]の選び方について詳しく解説しましょうか?


コメント