フルサイズミラーレス一眼の世界へ足を踏み入れようとする際、誰もが直面する壁があります。それが「重さ」という物理的な制約です。特に、ニコンのラインナップにおいて「手軽なフルサイズ」の代名詞だった[amazon_link product=”Z5″]の後継機として登場した[amazon_link product=”Z5II”]。カタログスペック上の質量は約700g(バッテリー、メモリーカード含む)と、先代から約25gほど増量されました。
「たった25g、されど25g」。この微増が実際の撮影フィールドでどう響くのか、そしてライバル機と比較して「買い」なのか、リアルな使用感をもとに解き明かします。
25gの増量と引き換えに手に入れた「機動力」の正体
まず結論からお伝えすると、実際に[amazon_link product=”Z5II”]を手に取ったとき、先代より「重くなった」と感じる人はほとんどいないはずです。それどころか、撮影のテンポは格段に軽快になっています。
その理由は、今回新たに採用された「バリアングル液晶」と最新の画像処理エンジンにあります。先代のチルト式では難しかった縦構図のローアングル撮影が、手首をひねるだけで完結する。この「姿勢の自由度」が、肉体的な疲労感を数値以上に軽減してくれるのです。
また、上位機種譲りの深いグリップは健在です。小指までしっかりとかかるこの形状のおかげで、[amazon_link product=”NIKKOR Z 24-120mm f/4 S”]のような少し長めのレンズを装着しても、重心が手元に安定し、指先だけで軽々と保持できる感覚があります。
ライバル機と比較して見えた「Z5II」の立ち位置
軽量フルサイズを語る上で避けて通れないのが、他社の超軽量モデルです。
- [amazon_link product=”EOS R8″](約461g):圧倒的に軽いが、手ブレ補正が非搭載。
- [amazon_link product=”α7C II”](約514g):コンパクトだが、グリップが浅く大きなレンズとはバランスが取りにくい。
- [amazon_link product=”Z5II”](約700g):適度な重さと引き換えに、強力なボディ内手ブレ補正と「握りやすさ」を担保。
数値だけを見れば[amazon_link product=”Z5II”]は重い部類に見えるかもしれません。しかし、丸一日スナップ撮影で歩き回る際、首から下げた時の安定感や、シャッターを切る瞬間の「ブレにくさ」を考慮すると、この700gという重さは「信頼の重さ」であると実感します。
1日1万歩のスナップ。私の肩は悲鳴を上げたか?
実際に[amazon_link product=”Z5II”]にパンケーキレンズの[amazon_link product=”NIKKOR Z 26mm f/2.8″]を装着し、都内の路地裏を5時間ほど歩き回ってみました。
合計質量は約825g。この組み合わせなら、ピークデザインの[amazon_link product=”スライドライト”]で肩掛けしていても、終盤まで肩の凝りを感じることはありませんでした。むしろ、この軽さでフルサイズの豊かなボケと階調が得られることに、撮影中ずっと高揚感を覚えていたほどです。
一方で、[amazon_link product=”NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR”]のような高倍率ズームを常用する場合は、さすがに「しっかり持っている」という感覚が強まります。しかし、[amazon_link product=”Z5II”]のボディバランスが秀逸なため、フロントヘビーになりすぎて手首が痛くなるような事態は避けられました。
重さを武器に変える、レンズ選びの黄金比
[amazon_link product=”Z5II”]のポテンシャルを最大限に引き出しつつ、重さをストレスに感じさせないためのセッティングを提案します。
- 軽快さ重視: [amazon_link product=”NIKKOR Z 40mm f/2″]この組み合わせは、もはやフルサイズであることを忘れるレベルです。カフェでのテーブルフォトや、身軽に動きたい旅行に最適です。
- 万能・機動力重視: [amazon_link product=”NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3″]キットレンズと侮るなかれ。沈胴時のコンパクトさは、バッグへの収まりを劇的に改善してくれます。
結論:Z5IIは「数字」で見るよりずっと軽い
[amazon_link product=”Z5II”]の700gという重さは、決して「持ち歩きを躊躇させる重さ」ではありません。むしろ、確実な操作感と、どんな姿勢からも狙える自由度を支えるための、計算し尽くされたバランスです。
もしあなたが「少しでも軽い方がいいけれど、撮影体験そのものを妥協したくない」と考えているなら、[amazon_link product=”Z5II”]は最高の相棒になるでしょう。スペック表の数字を眺めるのをやめて、ぜひ一度そのグリップを握ってみてください。その瞬間、あなたの「重さ」に対する概念は、心地よい安定感へと上書きされるはずです。


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