「( ゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん!」
2008年、あの懐かしい弾幕の嵐の中に、あなたもいたでしょうか。PCのうなる音を聞きながら、重い回線に耐えて読み込み完了を待ったあの数分間。画面いっぱいに広がる色とりどりのコメントと、完璧な計算で繋がれるメドレーの旋律。作者「しも」氏によって投稿された『ニコニコ動画流星群』は、単なる楽曲まとめではありませんでした。それは、当時のネットユーザー全員が共有した「お祭り」そのものだったのです。
2008年、私たちは確かに「流星群」を目撃した
当時、ニコニコ動画のランキングは今よりもずっと混沌としていました。アニメ、ゲーム、[amazon_link product=”ボーカロイド”]、そして「例のアレ」と呼ばれた数々のネタ動画。それらが一つの大きなうねりとなって結晶化したのが『ニコニコ動画流星群』です。
初めて聴いた時の衝撃を今でも覚えています。前作『ニコニコ動画物語.wav』からさらに磨きがかかった「繋ぎ」の技術。BPM(テンポ)が自在に変化しながらも、違和感なく次の曲へとバトンが渡される快感。特に、バラード調の『メルト』から激しい『エアーマンが倒せない』へと転調する瞬間のゾクゾク感は、今思い出しても鳥肌が立ちます。
全33曲のオールスター!「重なり」が魅せるマッシュアップの魔法
このメドレーが伝説と呼ばれる最大の理由は、単に曲を並べただけではない「重ね(マッシュアップ)」の美学にあります。
- カオスと調和の両立:『真赤な誓い』の裏で流れる別のメロディ、あるいは『鳥の詩』の切なさを引き立てる伴奏。
- 弾幕の快感:『レッツゴー!陰陽師』のパートになれば、示し合わせたわけでもないのに画面が「悪霊退散」の文字で埋め尽くされる。
当時の体験として忘れられないのは、[amazon_link product=”ノートパソコン”]の小さなスピーカーから流れる音に合わせて、深夜に一人でキーボードを叩きコメントを打ち込んだあの連帯感です。知らない誰かと、同じ瞬間に同じネタで笑い、感動する。あの場所には、間違いなく現代のSNSでは味わえない「濃密な居場所」がありました。
歌ってみた・演奏してみた:波及したクリエイティビティ
『ニコニコ動画流星群』の影響は、ただ聴くだけに留まりませんでした。このメドレーに合わせて「100人合唱」を企画する者、独創的な替え歌を作る者、さらには[amazon_link product=”電子ピアノ”]やギターで完璧に再現する奏者たちが続出しました。
「自分も何か表現したい」と思わせる熱量が、あのメドレーには宿っていたのです。学校の休み時間、友人と[amazon_link product=”イヤホン”]を片方ずつ分け合って、「ここの繋ぎが神すぎる」と語り合った経験を持つ人も少なくないはずです。
令和の今、改めて「流星群」を聴く意味
今の10代、20代の方々にとって、この曲は「ネット文化の古典」に見えるかもしれません。しかし、[amazon_link product=”iPad”]やスマートフォンで手軽に動画が見られる現代だからこそ、あの泥臭くも熱かった手作り感溢れる時代のエネルギーに触れてみてほしいのです。
『ニコニコ動画流星群』の最後、隠し曲を経て『みっくみくにしてあげる♪』へと辿り着くラストスパート。そこには、一つの時代を駆け抜けた達成感と、少しの寂しさが混じり合った独特の情緒があります。
あの頃、私たちは確かにそこにいました。もう一度、動画を開いてみてください。かつてのあなたが残したコメントが、あるいは誰かが流した「( ゚∀゚)o彡゜えーりん!」の弾幕が、今もあなたを待っているはずです。
次は、あなたが今の感性で『ニコニコ動画流星群』の伝説的な合唱動画や、令和版のカバー動画をチェックしてみるのはいかがでしょうか?


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