夜勤で急に「心拍120!」みたいに鳴り出して、ベッドサイドへ走ったら本人は平然。脈を取ると60くらいで規則的。あれ、ってなるやつ。心電図モニターの“ダブルカウント”は、だいたいこのパターンから始まります。結論から言うと「心拍が本当に倍になった」より「モニターが1拍を2回数えてる」ことが多いです。理由は単純で、R波だけじゃなくT波やスパイクまで拾ってしまう場面があるから。ここを押さえると、アラームに振り回されずに落ち着いて切り分けできます。
ダブルカウントの見分け方は、まず“脈”が最強
いきなり設定を触る前に、私は必ず脈を触ります。モニター表示と脈拍がズレているなら誤カウント寄り。補助でSpO₂の脈拍も見ます。ここが一致していて、本人の症状(息苦しい、胸痛、冷汗、意識変容)があるなら、頻脈や不整脈として対応を切り替える。逆に、脈は落ち着いてるのにモニターだけ倍っぽいなら、次のチェックへ進むのが早いです。
原因はだいたい「T波が目立つ」か「接触が甘い」
断定すると、現場で多いのはこの2つ。
理由は、モニターは“きれいに立ってる波”を心拍として拾いがちで、R波が小さかったりノイズが混じると判断がブレます。補足すると、高カリウムでT波が尖っていたり、低電位でR波が小さい患者さんだと、T波が主役みたいに見えてしまうことがあるんですよね。
夜勤で迷わない対処の順番(これで詰まらない)
1)電極を疑う:貼り替えで直ることが多い
私の体感だと、ダブルカウントの半分くらいは電極周りで落ち着きます。汗や皮脂、体位変換で端が浮いて、波形が崩れて拾い間違い…ありがちです。
まずは清拭。個包装のアルコール綿 個包装(医療用)や、同じ用途で呼び方違いの消毒用エタノール綿 個包装で皮膚を整えてから貼り直すだけで、表示がスッと正常に戻ることがあります。
電極は施設採用にもよりますが、貼り替え候補としては3M レッドダッド 心電図検査用電極 2360や、モニタリング向けで見かけることがある3M レッドドット ECGモニタリング電極 2670みたいなタイプが話に出しやすいです。別メーカーならAmbu BlueSensor Q 電極も定番枠として記事に入れやすい。
汗で剥がれやすい人は、いきなりテープを重ねる前に“下地”を作ると安定します。皮膚を守りながら粘着を安定させるならスキンプレップ(Skin-Prep)保護ワイプが話題にしやすいし、かぶれが気になる人には3M キャビロン 非アルコール性皮膜 ワイプのほうが安心感がある、みたいな書き分けもできます。とにかく汗で電極が負けるタイプには、固定力寄りのSkin Tac 粘着バリアワイプが刺さりやすいです。
2)リード線の“クセ”を疑う:地味に盲点
貼り替えてもまだ怪しいとき、リード線の断線気味や接触の甘さが残ってることがあります。ベッド柵に挟まってたり、引っ張られて芯が傷んでたり。こういう時の「交換候補」として出しやすいのが3M レッドダッド リード線 M306L10Jみたいな型番系。記事では“施設互換が前提”と添えておくと自然です。汎用の話としては、互換規格に合えばリユーザブルECGリード線 DIN 42802のような選択肢も触れられます。
3)誘導を変える:RとTの差が出る場所へ逃がす
ダブルカウントっぽい波形を見ていると、R波とT波が似て見える誘導があります。ここは割り切って、R波が立つ誘導へ。12誘導が取れるなら一度当たりを付けて、その誘導に近い位置へモニター誘導を合わせると早いです。設定をいじるより先に“拾いやすい波”を作る、これが効きます。
4)ジェルで改善するケースもある(ただし用途注意)
乾燥が強い人や、皮膚状態でどうしても導通が安定しないときに、ジェルが話題に上がることがあります。一般的には低周波用途の商品が検索で出やすいので、記事では「使用の可否は施設ルールと機器に従う」を前提に、検索用として電極用ジェル(低周波向け検索)を添えるくらいが安全です。無理に推すより、「困った時の選択肢として知っておく」程度がちょうどいい。
“本当に危ない頻脈”を取りこぼさないために
ダブルカウントは機械側の問題が多いとはいえ、患者さんが苦しそうなら話は別。脈も速い、血圧が落ちる、胸部症状があるなら、波形がどうであれ緊急対応のスイッチを入れます。ここは「モニターが怪しいから様子見」にならないように、記事でもはっきり線を引いておくと読者に刺さります。
再発予防は、結局「貼り方」と「汗対策」
最後に予防。結論は、貼り直しの回数を減らすより“最初から安定して拾える状態”を作るほうがラクです。理由は、夜勤のアラーム連発が一番きついから。補足として、汗をかく人は下地にスキンプレップ(Skin-Prep)保護ワイプやSkin Tac 粘着バリアワイプを使うだけで、波形の安定感が変わることがあります。皮膚が弱い人は3M キャビロン 非アルコール性皮膜 ワイプで守りに入る、そんな書き分けが現場っぽいです。
ダブルカウントは、落ち着いて順番を守ればだいたい解けます。脈を取る→波形を見る→電極と皮膚→リード線→誘導変更。これで、アラームの音に心が持っていかれにくくなります。


コメント