画面がゆらゆら波打つと、いきなり「故障かも」と思いがち。でも実際は、ケーブルの接触不良や設定のズレ、電源まわりのノイズで起きることが多い。順番さえ間違えなければ、意外とあっさり落ち着く。
まずは30秒の一次チェック。ここで直る人がいちばん多い。
モニターとPCのケーブルを抜き差しして、端子も変えてみる。可能ならケーブル自体も交換する。うちでは、古い線を使い回していた時期に夜だけ波打ちが出て、ケーブルを変えたら止まったことがある。いちばん手早いのは、信頼できるDisplayPortケーブル(VESA認証)か、用途に合わせたHDMIケーブル(規格認証・高品質)で試すこと。変換アダプタや延長が挟まっているなら、一旦ぜんぶ外して直結にするのがコツ。
次に、症状が出るタイミングをメモする。これが切り分けを早める。
・昼は平気で夜だけ波打つ
・ゲーム中だけうねる
・グレー背景でだけ目立つ
こういう“偏り”があると、原因のあたりが付く。たとえば夜だけなら、同じタップに刺さっている充電器や照明、スピーカーの電源がノイズ源になっていることがある。
設定が原因のパターンもある。とくにリフレッシュレートと解像度。
「推奨」から外れていたり、ゲーム側で高負荷な設定にしていたりすると、ちらつきや波打ちっぽい揺れが出ることがある。Windows側は推奨の解像度・リフレッシュレートに戻して、ゲームをやっているなら一度だけ可変リフレッシュ(VRR)やV-Syncを切って変化を見る。変化が出たら、設定まわりが濃厚だ。
ここまでやっても残るなら、電源ノイズを疑う番。これが“波っぽさ”を作りやすい。
試し方は単純で、電源タップを変えるか、コンセント直挿しにしてみる。ノイズ対策としては、電源タップ(ノイズフィルター付き)に替えるだけで落ち着くことがあるし、雷や瞬停っぽい不安定さも絡むならサージ保護付き電源タップ(雷・瞬停対策)が気休め以上に効く場合がある。停電気味の環境や仕事用途ならUPS(無停電電源装置)まで行くと、原因切り分けにも安定にも役立つ。ケーブルに後付けするならフェライトコア(後付け・ノイズフィルター)が手軽。最初から付いているタイプのHDMIケーブル(フェライトコア付き)に変えてしまうのもあり。
周辺機器を噛ませている人は、そこが落とし穴になる。
ドック経由で映像を出しているならUSB-Cドッキングステーションを一度外して直結で試す。複数機器を切り替えているならKVMスイッチやHDMI切替器を疑う。うちでは切替器が熱くなると画面が揺れることがあって、外した瞬間にピタッと止まった。こういうの、ある。
それでも消えないときは、故障のサインを見に行く。
別PCでも同じ、別ケーブルでも同じ、しかもモニターのOSD(設定メニュー)表示まで波打つ。ここまで揃うとモニター側の可能性が上がる。保証があるなら早めに動いたほうがいい。
最後にひとつだけ、地味な見落とし。画面の汚れや拭きムラが、光の反射で“ゆらぎ”みたいに見えることがある。症状が軽いなら、ディスプレイクリーナーで一度整えてから判断すると、無駄に悩まずに済む。
結局のところ、最短ルートは「ケーブル→設定→電源ノイズ→周辺機器→故障」の順。波打ちは気持ち悪いけど、落ち着いて潰していけば、ちゃんと答えが出る。


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