モニターアームって、買う前は「机が広くなる!」とテンションが上がるのに、取り付けた瞬間から現実が始まる。クランプが入らない、天板がしなる、数日でモニターがじわっと下がる。これ、だいたい“メーカー選び”と“耐荷重の読み違い”が原因だったりする。
結論から言うと、モニターアームのメーカー選びは「耐荷重に余裕があるか」「保証やサポートの考え方が合うか」「机との相性を詰めやすいか」の3つでほぼ決まる。ここを外さなければ、メーカーが違っても満足度は上がる。逆に、ここを無視すると高いモデルでも普通に失敗する。
メーカー比較の前に、最初の3分でやること
まずモニターの“重量”を確認する。スタンド込みの重さじゃなく、できればスタンドを外した本体重量で見るのがコツ。上限ギリギリを攻めると、初日は問題なくても、ちょっとずつ下がってくることがある。自分はこれで「また締め直しか…」を何回かやった。
次に、机の天板厚と背面の構造。幕板(机の後ろの板)や補強材があるタイプは、クランプが奥まで入らず詰みやすい。最後にVESA(75/100)だけ確認しておけば、メーカー比較に移ってOK。
まず名前が挙がる鉄板メーカーはここ
“長く使う前提”なら、最初に候補に入るのがエルゴトロン。軽い調整感と安定感で選ぶ人が多い。迷ったときの基準点として使いやすいのが、エルゴトロン LX デスクマウントモニターアーム 45-241-026。ここを基準に「もっと重いモニターを動かしたい」「可動域より剛性を優先したい」となったら、上位のエルゴトロン HX デスクモニターアーム 45-475-216を見に行く流れがわかりやすい。デュアル運用なら、横並び構成に寄せやすいエルゴトロン LX デュアルデスクマウントアーム サイドバイサイド 45-245が話題に出やすい。
“操作感と見た目”に寄せたい人が検討するのがHumanscale。ガチャガチャした主張が少なく、机の上がうるさくならない。メーカー名で探して最終的にここに辿り着く人も多い印象で、代表格としてはHumanscale M2.1 モニターアームがよく比較に出てくる。
国内で買いやすく、最近「最初の一本」に選ばれやすいのがCOFO。重めのモニターにも寄せたモデルが話題になりやすく、普通の横置きならCOFO無重力モニターアームPro、上下配置や縦積みに寄せたいならCOFO無重力モニターアームPro Verticalが候補に上がりやすい。
一方で「机が心配」「とにかく重いモニターを支えたい」となると、国内メーカーの安心感が欲しくなる。サンワサプライは型番で仕様を追いやすく、重めの運用で名前が出がちなのがサンワサプライ CR-LAC1406BK モニターアーム。
“まずは安く試す”なら、Amazonで定番のNBやLoctekが強い。初めてで失敗したくないなら、売れている型番を素直に選んだ方が早い。たとえばNoth Bayou F80-G モニターアームは「とりあえず体験してみる」に向いているし、もう少ししっかりした雰囲気が欲しければLoctek D7L モニターアームが比較に出てくることが多い。
最後に、デザインと所有感で指名される高級枠。ここは“好み”が強い世界で、話題に上がりやすいのがCBS (Colebrook Bosson Saunders) Flo X モニターアーム。机を見せる仕事環境だと、こういう選び方も普通にアリだと思う。
メーカーを“用途で”選ぶと迷いが減る
1) 毎日よく動かす人:操作の軽さと安定感
上下・前後・左右を頻繁に触るなら、動かしやすさがストレスに直結する。ちょっと硬いだけで触らなくなって、結局「固定スタンドと変わらない」状態になる。ここは定番メーカーから入った方が失敗が少ない。
2) 大型・重めモニター:耐荷重の余裕がすべて
“支えられる”と“気持ちよく支えられる”は別物。上限ギリギリだと、角度を変えた瞬間にお辞儀しやすい。重量に余裕を持たせると、調整ネジとの戦いが減って、結果的に毎日が楽になる。
3) 机が不安:クランプ周りで勝負が決まる
自分がやらかしたのはここ。天板が薄い机に付けて、タイピングのたびに微妙に揺れて気になった。メーカーというより、机の構造の方がラスボスだった。補強プレートを使う・取り付け位置を端に寄せすぎない、みたいな対策も含めて考えるのが現実的。
4) 予算優先:まず“合うかどうか”を体験する
最初から完璧を狙わず、まずはモニターアームの生活に慣れる。高さ調整・画面距離・配線の余長、この3つだけでも体験できる価値がある。そこから「次はこのメーカーに寄せたい」と決めれば、買い替えもムダになりにくい。
取り付けで失敗しない小ワザ(体験ベース)
配線は、思っているより長く必要になる。モニターを手前に引き出したときにケーブルが突っ張ると、画面が瞬断したり、端子に負担がかかったりする。余長は気持ち多め、これで事故が減る。
あと、取り付け直後に完璧に仕上げようとしない方がいい。自分は高さを詰めすぎて、翌日に肩が凝った。椅子の高さ、目線、キーボード位置まで含めて、2〜3日かけて微調整した方が体が馴染む。
よくある質問
Q. メーカー選びで最優先は?
A. 迷うなら耐荷重に余裕、次に机との相性。それでも迷ったら保証やサポートの考え方で決めるとスッキリする。
Q. 湾曲モニターは注意が必要?
A. 体感としては必要。重心が違うので、同じ重量でも支え方が難しく感じることがある。耐荷重に余裕を持たせると安定しやすい。
Q. デュアルにしたいけど、メーカーは揃えるべき?
A. 揃えると調整感が同じでラク。片方だけ重いなど条件が違うなら、無理に揃えず用途で分けた方が結果的に快適だったりする。
まとめ:おすすめメーカーの使い分けは“生活の形”で決める
「良いメーカー=誰にでも最適」ではない。毎日動かすのか、重いモニターを支えるのか、机が強いのか弱いのか。ここが定まると、メーカー選びは自然に絞れる。
モニターアームは一回ハマると、机が“作業台”から“仕事場”に変わる。だからこそ、最初の一本は雑に決めない方がいい。用途と机に合うメーカーから入れば、満足度はちゃんと上がる。


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