「パワーセービング」と出た瞬間、壊れたかも…と焦る。断定すると、たいていは故障じゃない。理由は単純で、モニターが言っているのは「省電力に入った」=「映像信号が来てないか、画面オフ設定が働いた」のどちらかだからだ。補足すると、メーカー表記は違っても本質は“信号なし→省電力”の流れが多い。
この記事は、今まさにパワーセービング表示で困っている人が、最短10分で復帰させるための切り分けをまとめた。途中で必要になりがちな道具も、現実的な線で挟み込む。たとえばDisplayPort接続の相性や、USB-C変換の規格不足は、設定をいじるより先に潰したほうが早い。
まず結論。パワーセービングは「省電力」そのものではなく、原因の通知だ。信号が来ていない、入力がズレている、ケーブルが不安定、PC側が画面オフにしている。このどれかに当たることがほとんど。だから順番が大事になる。
最初にやるのは、入力ソースの固定だ。モニター側の入力がAutoだと、起動や復帰で迷子になることがある。HDMIでつないでいるなら入力をHDMIに、DPならDisplayPortに明示的に固定する。これだけで戻ることがある。体感だが、二枚目だけ省電力に落ちる人ほど、入力Autoが原因のことが多い。
入力を合わせてもダメなら、次はケーブルと端子。ここで大事なのは「抜き差し」より「系統を変える」こと。つまり同じ穴に戻すのではなく、別ポートへ挿す。PC側もモニター側も両方だ。DisplayPortはラッチ付きで抜けにくい反面、少しの接触不良でブラックアウトしたり、復帰が遅れたりする。抜け防止を優先したいなら、ラッチ付きの品質が安定しているものに変えるのが早い。たとえばUGREENの「UGREEN DisplayPort 1.4 ケーブル」(https://www.amazon.co.jp/s?k=UGREEN+DisplayPort+1.4+%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB&tag=opason-22)みたいな定番に寄せると、切り分けが一気に楽になる。
HDMI接続でも同じで、4Kや高リフレッシュを狙うほど、ケーブルの規格不足が地味に効いてくる。映る時は映るのに、復帰だけ失敗する、たまに暗転する。そういう時は、ケーブルを「とりあえず家にあるやつ」で回すのをやめる。エレコムの「エレコム HDMI 2.1 ケーブル(48Gbps)」(https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%A0+HDMI+2.1+%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB+48Gbps&tag=opason-22)あたりに替えると、再発率が下がることがある。断言はできないが、ケーブル交換で“なぜか直った”が一番多いのも事実だ。
次に多い落とし穴が、USB-Cからの映像出し。ノートPCでUSB-Cハブや変換ケーブル経由だと、Alt Mode対応か、給電と映像の両立ができているかで挙動が変わる。ここで「とりあえず変換アダプタ」を疑うのが早い。たとえばCable Mattersの「Cable Matters USB-C→DisplayPort 変換ケーブル(Alt Mode)」(https://www.amazon.co.jp/s?k=Cable+Matters+USB-C+to+DisplayPort+%E5%A4%89%E6%8F%9B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB&tag=opason-22)みたいに用途が明確なものに替えると、接続の不安定さが消えるケースがある。HDMI側に倒すなら、 Ankerの「Anker USB-C→HDMI 変換アダプタ」(https://www.amazon.co.jp/s?k=Anker+USB-C+to+HDMI+%E5%A4%89%E6%8F%9B+%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%82%BF&tag=opason-22)も切り分け用として持っておくと便利だ。
ここまでで戻らないなら、PC側設定に移る。パワーセービングが「操作すると戻る」タイプは、Windowsの画面オフやスリープが早すぎることがある。仕事中に勝手に消えるのはこれが多い。対処は一時的に、画面オフとスリープを長めにする。復帰が安定するかを見る。もし安定したら、必要な範囲で時間を詰め直せばいい。
それでも「スリープ復帰だけ映らない」なら、DisplayPortの相性や、ドライバ、モニター側の省電力設定が絡んでいる可能性が高い。モニターの設定メニューに「省電力」「エコ」「自動電源オフ」「Deep Sleep」みたいな項目があれば、一度オフ、または緩める。体験上、Deep Sleep系は復帰を不安定にすることがある。普段は省電力にしたい人でも、まずは原因を特定するためにオフで検証するのが近道だ。
ここで復旧を早める小技がある。電源を抜いて完全放電させるやつ。モニターの電源ボタンを切るだけでは残っていることがあるので、コンセント側から落としてしばらく待つ。毎回手でやるのが面倒なら、スマートプラグで電源の入れ直しを作ってしまうのも手だ。たとえばTP-Linkの「TP-Link Tapo スマートプラグ」(https://www.amazon.co.jp/s?k=TP-Link+Tapo+%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0&tag=opason-22)を使うと、椅子から立たずに“電源抜き差し”に近いことができる。断定はしないが、DP復帰がたまに失敗する環境では、これで助かったことがある。
「切替器を挟んでいる」人も注意。HDMI切替器やDP切替器は便利だけど、信号が弱くなったり、復帰が遅れたりする。切替器を外して直結すると安定するなら、切替器がボトルネックだ。HDMI運用ならUGREENの「UGREEN HDMI 切替器(2入力/1出力)」(https://www.amazon.co.jp/s?k=UGREEN+HDMI+%E5%88%87%E6%9B%BF%E5%99%A8+2%E5%85%A5%E5%8A%9B+1%E5%87%BA%E5%8A%9B&tag=opason-22)のような定番を選ぶとトラブルが減りやすい。DisplayPort運用なら「DisplayPort 切替器(2入力/1出力)」(https://www.amazon.co.jp/s?k=DisplayPort+%E5%88%87%E6%9B%BF%E5%99%A8+2%E5%85%A5%E5%8A%9B+1%E5%87%BA%E5%8A%9B&tag=opason-22)で、レビュー数が多いモデルを選んだほうが無難だ。
最後に、故障の可能性を切り分ける。ここまでやっても、特定のポートだけ必ず省電力になる、別PCでも同じ、電源が落ちるような挙動が出る。こうなると、モニターの電源系や基板側も疑う。意外と見落とすのが電源ケーブル。ゆるい接触でも瞬断することがある。モニターでよくあるメガネ型(C7)なら、「モニター用 電源ケーブル(メガネ型 C7)」(https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%BC+%E9%9B%BB%E6%BA%90%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB+%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%83%8D%E5%9E%8B+C7&tag=opason-22)に替えて様子を見るのもありだ。電源周りは一見地味だが、切り分けには効く。
まとめる。パワーセービングは「省電力に入った」という結果で、原因はだいたい外にある。最短で直すなら、入力固定→ケーブルとポート変更→系統変更(HDMI/DP/USB-C直結)→PC設定→モニター省電力設定→ドライバ→電源周り、の順で潰す。焦って設定を触り倒すより、まず物理を片付けたほうが復旧が早い。直ったあとも、ケーブルや変換の品質を整えると、同じ悩みがぐっと減る。


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