黒い背景の動画を流していたら、画面の端にポツンと緑の点。最初は「汚れかな」と思って拭いたのに消えない。視線がそこに吸い寄せられて、作業に集中できなくなるんですよね。結論から言うと、緑の点の正体はだいたい3つに分かれます。モニター側のドット不良(いわゆる輝点)、信号経路のノイズ(ケーブルや変換アダプタ由来)、そしてPC側の出力トラブル(GPUや設定)。ここを早めに切り分けられると、無駄な買い替えも手間も減ります。
まず最短で当たりをつけるなら、見分けは「固定か」「増えるか」「スクショに写るか」です。緑の点が常に同じ場所に1個だけ居座るタイプは、ドット不良の可能性が高め。逆に、点がチラチラ増えたり散ったり、映像によって出たり消えたりするなら、信号が乱れていることが多いです。そして意外と大事なのがスクリーンショット。スクショや画面録画に緑の点が写るなら、モニターではなくPC側が原因の確率が上がります。写らないのに目では見えるなら、表示される“最後の段”で起きている、つまりモニターやケーブル側を疑うのが自然です。
ここからは、私が実際に切り分けるときの順番でいきます。ポイントは「簡単で、戻せて、効果が出やすい」ものから触ること。最初にやるのはテストパターンでの確認です。黒・白・赤・緑・青の単色画面を出して、点がどう見えるかを見ます。黒背景で緑だけが点灯し続けるなら、緑のサブピクセルが常時点灯している“輝点”の線が濃い。白や赤でも同じ座標に残るなら、さらに確信が増します。一方、単色では目立たないのに動画でだけ出るなら、信号や処理の揺らぎ寄り。ここで「点の性格」を決めるだけでも迷子になりにくいです。
次にやるのが、入力とケーブルの入れ替え。これが一番コスパがいい。特に高リフレッシュや4K環境だと、ギリギリの帯域で動いていて、ケーブルの品質や取り回しで点が出ることが本当にあります。手元に一本でも予備があるなら交換してみる。なければ、まずは定番の規格に合わせて選ぶのが安全です。HDMI接続なら、いま買うなら「Ultra High Speed HDMI 2.1」表記のあるケーブルが基準になります。記事内では、たとえばUltra High Speed HDMI 2.1 ケーブル 2m(8K/4K120Hz)のように、帯域に余裕を持たせると「点がチラつく」系のトラブルが減りやすいです。ブランドで迷うなら、私は失敗が少ないのでAnker Ultra High Speed HDMI ケーブル HDMI 2.1 2mみたいな定番から入ります。
DisplayPortを使える環境なら、HDMIからDPへ切り替えてみるのも有効です。モニター側の入力回路や相性が原因で、片方だけ不安定ということもあります。DPケーブルならDisplayPort 1.4 ケーブルを基準にしておくと、4K高リフレッシュでも余裕が出やすい。さらにメーカーを揃えたい人は、私は仕事用環境でCable Matters DisplayPort 1.4 ケーブルを使って「ケーブルのせいかどうか」の切り分けが楽でした。
ケーブルを変えても点が出るなら、次はノイズ対策を短距離で試します。電源タップ周りがごちゃついていたり、ケーブルをACアダプタにベタ貼りしていたりすると、微妙なノイズが乗ることがある。こういうときに雑に効くのがフェライトコアです。クランプ式なら後付けできるので、フェライトコア(ノイズ対策・クランプ式)を映像ケーブルの両端寄りに付けてみる。径が合わないと付けられないので、迷う人はフェライトコア ノイズフィルターでサイズ違いがあるタイプを選ぶと失敗しにくいです。ここで変化が出るなら、モニター故障ではなくノイズや配線の取り回しが原因の可能性が一気に上がります。
一方で、最近はノートPCや小型PCでUSB-C出力を使っている人も多いですよね。この場合、変換アダプタやハブが原因で点が出るケースがわりとあります。いきなりモニターを疑う前に、まず変換器を変える。シンプルな直挿し用途ならUSB-C → HDMI 変換アダプタ(4K60Hz)で十分なことが多いです。安定寄りで選ぶならAnker USB-C & HDMI 変換アダプタのような定番を1つ持っておくと、「変換が悪いのか」を即判断できます。ドッキング的に使うなら、給電も絡むのでUSB-C ハブ HDMI出力(PD給電あり)みたいにPD対応を前提にした方が、謎のチラつきを踏みにくいです。
それでも「緑の点が出る・出ない」を切り分けづらいときは、入力を強制的に変えられる道具が役立ちます。ゲーム機や別PCを持っていない場合でも、HDMIを2系統にして切り替えるだけで「モニター側か、出力側か」を割りやすい。そういう用途ならHDMI 切替器(4K対応)があると、検証が一気に早くなります。逆に変換が増えると不安定になることもあるので、PC側にDisplayPortしかない人は、必要なときだけDisplayPort → HDMI 変換アダプタ(アクティブ表記も含めて)で安定する個体を探す、という順が現実的です。
ここまでやって「スクショにも写る緑の点」が残るなら、PC側の設定も見ます。個人的に効きやすいのは、リフレッシュレートを一段下げること。165Hz→144Hz、144Hz→120Hzのように少し余裕を持たせるだけで、微妙な信号エラーが消えることがあります。次に色深度や出力形式を標準に戻す。最後にドライバ更新。ここは環境差があるので断言はしませんが、「点が出たり消えたりする」挙動はPC側の不安定でも起こります。
逆に、最初のテストで「1個の緑点が固定」と確定した場合。ここは割り切りが重要です。いわゆるドット不良は、直ることもあれば直らないこともある。短時間だけ試すなら、画面に高速で色を変化させる系の修復ツールを数分〜十数分で試すのはアリ。ただし、長時間やり続けて期待しすぎると疲れます。新品で返品期限が残っているなら、私は“直す努力”より先に期限の確認をします。悩む時間が一番もったいないからです。
最後に、見落としがちな話を1つ。緑の点だと思っていたものが、実は画面表面の微細な付着物や傷で、特定の角度や明るさで点っぽく見えることがあります。これは拭き方で変化が出るので、仕上げにクリーニングクロスで優しく一度だけ確認しておくと安心です。ゴシゴシやるのは逆効果なので、軽く、が鉄則。
緑の点は、小さくてもストレスが大きい症状です。でも、原因は案外シンプルで、「固定ならパネル寄り」「チラつくなら信号寄り」「スクショに写るならPC寄り」という軸で整理すると迷いません。ケーブルを1本変えるだけで終わることもあるし、保証の判断に早く辿り着けることもある。今日できる切り分けから順にやって、さっさと快適な画面に戻しましょう。


コメント