朝いきなり画面が真っ黒。電源ランプは点いているのに何も映らない。こういう「モニターが表示されない」トラブルは、原因がだいたい決まっています。結論から言うと、まず疑うのは入力切替ミス、次にケーブル、最後にPC側設定。ここを順番に潰すだけで復帰することが多いです。理由はシンプルで、壊れていなくても“信号の通り道”がどこかで途切れると、表示はゼロになるから。補足として、焦って設定をいじり倒すほど沼にハマりやすいので、手を動かす順番が大事です。
まず30秒で終わる「超速チェック」
最初にこれだけやります。ここで直る人、けっこう多いです。
- 入力切替を確認する
いちばん多いのがこれ。自分も「No Signal」で青ざめたのに、実はモニターの入力がHDMI1ではなくHDMI2だった…というオチがありました。リモコンや本体ボタンでSource/Inputを押して、接続している端子に合わせます。 - ケーブルを両端抜き差しする
「刺さってるように見える」のが曲者。奥まで入っていないだけで真っ黒になります。特にDisplayPortはロック付きがあり、抜き差しが中途半端になりがち。念のため、ディスプレイポート ケーブルロック付きのようにラッチがあるタイプは、抜くときに解除が必要です。 - ケーブルを“別の一本”に替える
断線や相性は見た目で分かりません。手元に予備がなければ、まずは定番どころで置き換えるのが早いです。HDMIならHDMI 2.1 ケーブル 2m、DPならDisplayPort 1.4 ケーブル 2mが分かりやすい選択肢になります。 - 電源を完全に落として放電する
PCとモニターの電源を落とし、コンセントを抜いてしばらく待つ。地味だけど効きます。モニター側も、モニター用 電源ケーブル IEC C13が緩んでいないかも一緒に確認すると抜け漏れが減ります。
症状で分けると切り分けが速い
「表示されない」と一口に言っても、実はパターンが違います。断定すると、分岐を間違えないだけで時間が節約できます。理由は、モニターが“信号を受けていない”のか、“そもそも表示機能が動いていない”のかで手順が変わるから。補足として、ここで迷ったら「モニターのメニュー(OSD)が出るか」で判断します。
パターンA:OSDメニューすら出ない
電源ランプは点いているのに、メニューが出ない。これはモニター本体側の可能性が上がります。
まずは電源ケーブルの抜き差し、別コンセント、別電源ケーブルで確認。机の裏でケーブルが引っ張られていることもあるので、ケーブルの取り回しも見直します。HDMIの延長を噛ませている場合、延長の接触不良で詰まることがあるので、HDMI 延長アダプタを使っている人は、一度直結に戻すのが近道です。
パターンB:OSDは出るが「信号なし(No Signal)」
この場合、モニターは元気で、PC→モニターのどこかで信号が途切れています。入力切替とケーブル交換が最優先。
複数機器(PS5やSwitch、サブPCなど)を持っているなら、別機器につないでモニターが映るか確認すると、原因が一気に絞れます。
変換アダプタ・ドック経由は“罠ポイント”
ここは断言します。変換やドックを挟むほど、表示トラブルは増えます。理由は、規格の違い・方向性・給電不足・相性の要素が一気に乗るから。補足として「昨日まで映ってた」は関係ありません。OSアップデートやスリープ復帰をきっかけに表面化します。
たとえばUSB-C接続。USB-C端子がある=映像が出る、ではありません。Alt Mode対応やケーブル品質が絡みます。直結でいくならUSB-C to DisplayPort 変換ケーブル Alt Modeか、HDMI入力のモニターならUSB-C to HDMI 変換アダプタが分かりやすいです。
また、DisplayPortとHDMIの相互変換は“方向”が命。DP→HDMIとHDMI→DPは別物で、間違えると永遠に映りません。用途がDP出力のPC→HDMI入力のモニターならDisplayPort to HDMI 変換アダプタ アクティブ。逆方向(HDMI出力の機器→DP入力のモニター)ならHDMI to DisplayPort 変換アダプタ アクティブが必要になります。
ノートPCで配線をまとめたいならドックやハブも候補ですが、まずは最小構成で映る状態を作ってから戻すのが安全です。映像+給電を一括でやるならUSB-C ハブ HDMI PD対応、デュアルモニターまで視野に入れるならUSB-C ドッキングステーション デュアルモニターが定番ルート。ただ、ドック経由で映らない時は「直結は映るのにドックだと黒い」が起きやすいので、切り分け用に直結ケーブルを一本持っておくと心が折れません。
Windows側で“出力先が迷子”になっていることもある
物理を潰してもダメなら、次はPC側です。ここも結論は決まっていて、「投影設定」「検出」「一時的な表示リセット」を順に試します。理由は、スリープ復帰や外部ディスプレイの抜き差しで、Windowsが出力先を変えてしまうことがあるから。補足として、画面が見えなくてもショートカットで復帰できる場合があります。
- Win + Pで「PC画面のみ/複製/拡張/セカンドスクリーンのみ」を順に切り替える
- 可能なら別の端子(HDMI→DPなど)に変えて再認識させる
- 画面が一瞬映って落ちるなら、解像度やリフレッシュ周りが噛み合っていない可能性もあるので、ケーブルを規格の合うものへ戻す(安い長尺ケーブルはここで負けやすい)
HDMI切替器を使っている人は、いったん外す
ゲーム機やレコーダーを同じモニターに繋いでいる人は、切替器の不調が丸ごと「映らない」に見えます。断定すると、切替器は便利だけど故障ポイントでもあります。理由は接点が増えるから。補足として、切替器の電源や自動切替の挙動で入力が勝手に変わることもあります。
もしHDMI 切替器 2入力 1出力のような機器を挟んでいるなら、一度モニターへ直結して「映る状態」を作ってから戻すと、原因がはっきりします。
直らない時の判断基準
最後に、迷いどころを整理します。
OSDが出ない、焦げ臭い、電源が不安定。ここは無理せず使用を止めたほうがいいです。逆にOSDが出ていて、別ケーブルや別入力で一度でも映るなら、壊れているより“どこかが噛み合ってない”可能性が高い。だからこそ、入力→ケーブル→変換→Windowsの順で淡々と潰すのが勝ち筋になります。


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