「モニターがずれる」は、だいたい“表示のズレ”か“本体のズレ”のどちらかです。ここを外すと、設定を触り続けて疲れます。先に切り分けて、当たりを引きにいきます。
まず1分で切り分ける
画面の端が切れたり、逆に黒枠が出るなら、TV接続やスケーリングが怪しいです。表示全体が左右に寄っている・位置がずれて固定される感じなら、解像度やリフレッシュレート、GPU側のスケーリングが候補。時間が経つと画面が下がってくる、触ると角度が変わるなら、アームや固定の問題の可能性が高いです。
(体験)会議室のテレビにつないだ瞬間だけタスクバーが欠けて「PC壊れた?」ってなることがありました。結果、テレビ側の表示モードが“拡大”になっていただけ。こういうズレは、わりと拍子抜けで直ります。
いちばん早い応急処置:触る順番が大事
最初はケーブルの抜き差しと、別ポートへの差し替えをやります。次にPC再起動、モニターの電源入れ直し。これで戻ることも普通にあります。
それでもダメなら、ケーブルを交換して切り分けます。ここで役に立つのが予備の一本で、例えば「HDMI側が怪しいかも」と思ったら、HDMI 2.1 ケーブル 2mを一本持っているだけで話が早いです。DisplayPortなら、DisplayPort 1.4 ケーブル 2mが同じ役割になります。
「ちゃんとしたケーブルを買うなら?」と聞かれたら、まずは定番どころで十分。HDMIはAnker Ultra High Speed HDMI ケーブル(HDMI2.1)、DPはVESA認証系のUGREEN DisplayPort 1.4 ケーブルみたいに、仕様がはっきりしているものを選ぶと無駄が減ります。
モニター側(OSD)で直す:自動調整を先に押す
モニターの設定メニューに「自動調整」「オート」みたいな項目があるなら最優先で実行します。特にアナログ系(VGA)や、一部の変換アダプタ経由だと、ここだけで位置ズレが一発で戻ることがあります。
合わせて「表示領域」「画面モード」「アスペクト比」も確認。変に拡大されていると、端が切れたり、微妙なズレに見える原因になります。
(体験)PC側で解像度をいじって迷走してたのに、モニター側が「表示領域:オート」で勝手に引き伸ばしていた、ということがありました。まずOSDを触るの、地味に効きます。
TV接続で端が切れる:オーバースキャンを止める
テレビにつないだときだけズレる・端が欠けるなら、ほぼオーバースキャンです。テレビ側の設定で「画面サイズ」「表示領域」を“そのまま表示(ドットバイドット系)”に寄せると直りやすい。
テレビが触れない環境(会議室など)なら、PC側のGPU設定でスケーリングを調整して逃げます。ここは機種差があるので、触る順は「TV設定→モニターOSD→PC」の順にすると沼りにくいです。
Windows側で直す:推奨設定に戻してから微調整
次はWindowsの表示設定です。解像度を「推奨」に合わせ、拡大率(スケーリング)をいったん100%で確認します。リフレッシュレートも推奨に合わせると、位置ズレや“なんか落ち着かない”が改善することがあります。
普段125%や150%で使っている人ほど、外部モニターを足した瞬間に違和感が出やすいです。まず基準に戻し、あとから自分の見やすい値へ戻す。これが一番早いです。
物理的にずれる:アームの沈みは調整で止める
「画面が勝手に下がる」「角度が少しずつ変わる」は、アーム側の保持力不足が多いです。ガススプリング式なら張力調整ネジで止まるケースがほとんど。
買い替えを考えるなら、安定感重視でERGOTRON エルゴトロン LX モニターアームを指名買いする人が多いですし、コスパ重視ならHUANUO ガススプリング式 モニターアームでも十分戦えます。どちらにしても「耐荷重の範囲にモニター重量が収まっているか」だけは先に見ておくと失敗しません。
最後に:再発を止める“固定3点”
結論として、モニターのズレは設定不具合というより「拡大(スケーリング)」「信号(ケーブル/ポート)」「保持(アーム/固定)」のどれかです。理由は、ズレの出方がこの3つでだいたい説明できるから。補足すると、迷ったら“推奨に戻す→ケーブル交換→OSD自動調整”の順で当たりを引きやすいです。


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