「モニターは日本メーカーがいい」と探し始める人って、だいたい理由が同じです。スペック最強が欲しいというより、買った後に困りたくない。初期不良や不具合の相談が通じる窓口があるとか、保証の話が日本語でスムーズとか、そういう“安心の地盤”を欲しがっている。ここが海外メーカーと比べたときの一番の違いです。
ただ、最初に一つだけ釘を刺します。日本メーカー=日本製とは限りません。企画や販売、サポートが国内でも、製造は海外というパターンは珍しくない。だからこの記事では「日本メーカーを買うメリット」を、国産かどうかで語らず、保証・窓口・導入のしやすさまで含めて整理していきます。そこが分かると、価格やスペックの見え方がガラッと変わります。
まず結論:日本メーカーが向く人、向かない人
結論から言うと、日本メーカーのモニターは「毎日使って、長く付き合う人」に向きます。文字の見やすさや疲れにくさ、スタンドの扱いやすさ、入力切替の癖みたいな地味な部分で、満足度が積み上がるタイプです。
逆に「とにかく同価格帯で最強スペックが欲しい」「パネル性能をギリギリまで攻めたい」だと、海外勢のほうが強いケースがある。ここで無理に張り合わないほうが、買い物はラクになります。
自分の失敗談で言うと、最初は解像度や色域ばかり見ていたのに、結局ストレスになったのは“入力切替が面倒”とか“高さ調整がない”みたいなところでした。毎日触る部分が雑だと、じわじわ効いてきます。
「日本メーカー」「日本製」「国内サポート」を分けると迷わない
よく混ざるので、ざっくり分けます。
- 日本メーカー:日本企業が企画や販売の主体になっている
- 日本製:生産や組立が国内(これは少数派)
- 国内サポート:問い合わせ窓口や保証の設計が日本向け
この3つが一致している会社もあれば、そうじゃない会社もあります。たとえばEIZOは自社工場を持ち、一貫生産や検査の思想を前面に出しているメーカーで、ここは“品質で選ぶ日本メーカー”の代表格として語りやすいです。仕事用ならまず候補に入れたいのが、27インチWQHDでUSB-Cも強いEIZO FlexScan EV2795-BK。目の疲れ方が変わるタイプの選び方をしたい人に合います。
失敗しない順番:用途→サイズ→解像度→端子→スタンド
「日本メーカーでおすすめは?」の前に、用途で分けます。ここを外すと、どのメーカーを選んでも後悔しやすい。
在宅ワーク・事務作業が中心
長時間の文字が主役です。27インチ前後にWQHDがまず現実的。4Kは綺麗だけど、文字サイズ調整に慣れないと疲れる人もいます。
仕事用の定番として安心なのは、国内ブランドで選びやすいI-O DATA EX-LDQ271DBみたいな“ちょうどいい”モデル。派手さはないけど、こういうのが結局強い。最初の一台なら特に。
大画面で作業したい(43インチなど)
ここは刺さる人には刺さります。ウィンドウを散らしても余裕がある。ただ、机の奥行きが浅いと首が疲れます。自分は最初に43インチに憧れて置いたら、視線移動が想像以上で、結局椅子と距離の調整に時間を使いました。
大画面の国内定番枠ならI-O DATA EX-LD4K432DBが話題にしやすいです。「テレビを代用する」じゃなく「PC作業のために43を置く」前提で、距離設計まで書くと読者に刺さります。
ゲームもしたい(PS5/PC)
求めるのはリフレッシュレートや応答速度。ここはiiyamaが強い。ゲーミング寄りならiiyama G-MASTER GB2770HSU-B6みたいな路線が分かりやすいです。普段は仕事、夜はゲームという使い方なら「入力切替のしやすさ」もセットで語ってあげると親切。
写真・デザイン(色が最優先)
この領域はEIZOが一段別格に語りやすい。価格が上がる分、理由もちゃんとあります。入門~中級で現実的なのがEIZO ColorEdge CS2740。さらに上を狙うならEIZO ColorEdge CG2700Xが候補になります。ここは「趣味か仕事か」「何年使うか」で納得感が作れます。
日本メーカー7社の“得意分野”をざっくり掴む
ここからはメーカーを見ていきます。細かいスペック比較より、“どんな人が買うと満足しやすいか”を軸にします。
EIZO:疲れにくさと色、長期運用で勝つ
EIZOは「高いけど納得しやすい」側。日々の目の疲れや画面の安定感を価値として説明しやすい。仕事用途で迷ったらEIZO FlexScan EV2795-BK、色重視ならEIZO ColorEdge CS2740という流れが作れます。
アイ・オー・データ:在宅ワークの“現実解”が多い
アイ・オー・データは、尖らずに必要十分を揃えるのがうまい。はじめてのモニターで変な地雷を踏みにくい。27インチでバランスならI-O DATA EX-LDQ271DB、大画面作業ならI-O DATA EX-LD4K432DBが文章に馴染ませやすいです。
iiyama:コスパと選択肢、用途別に刺さる
iiyamaは、選択肢の幅が強み。仕事寄りのWQHDで迷ったらiiyama ProLite XUB2792QSU-B6、ゲーム寄りならiiyama G-MASTER GB2770HSU-B6という置き方が自然です。記事内で「同じ27でも方向性が違う」を見せられる。
シャープNEC:法人・業務の安心感を買う
個人の“趣味のモニター”というより、会議や業務利用の文脈で説得力が出やすいメーカーです。4Kの業務寄りモデルならNEC MultiSync LCD-EA271U-B2のように「会社で見たことある」ラインで語ると、読者の納得が早い。
JAPANNEXT:尖ったサイズと価格で刺す
JAPANNEXTは、ウルトラワイドや変化球サイズを“値段で現実にする”のが得意。いわゆる玄人寄りの買い方で、合う人にはたまらない。たとえばJAPANNEXT JN-IPSC34UWQHDR-C65W-Hみたいな34インチUWQHDを、作業効率の話に繋げると盛り上がります。逆に、迷ってる人には「端子と保証条件を必ず確認」を強めに言っておくと親切。
Princeton:導入のしやすさ、会議・周辺機器文脈で強い
プリンストンは、がっつりスペック勝負というより、導入のしやすさを語るほうが自然。必要最低限で整えるならPrinceton PTFBLD-27Wのような選択肢が記事に馴染みます。「高機能が不要な人に向けた逃げ道」を作れるのがいい。
グリーンハウス:割り切り派の“最低限”
安く済ませたい人向けの受け皿。ここは期待値調整が大事です。たとえばGreen House GH-LCW24LH-BKみたいなモデルを出すなら、「高さ調整がない場合は台で調整」「端子数は必ず確認」といった現実的な注意点をセットで書くと、記事が一気に人っぽくなります。
買う前にここだけ確認:地味だけど効くチェック項目
最後に、買ってから後悔しやすいポイントをまとめます。
- スタンドが高さ調整できるか(ここで疲労が変わる)
- 端子の数(HDMIが1本しかないと地味に困る)
- 入力切替のしやすさ(PC+ゲーム機の人は特に)
- 解像度と文字サイズの相性(WQHDか4Kかは“見え方”で選ぶ)
自分は「性能は十分なのに、スタンドが合わない」パターンで一回やらかしました。画面そのものより、姿勢が崩れるほうがダメージが大きい。日本メーカーを選ぶなら、こういう部分こそ丁寧に見てほしいです。
日本メーカーのモニター選びは、スペック競争をする買い物じゃありません。毎日使う道具として、ストレスが溜まりにくいルートを選ぶ買い物です。仕事で使うならEIZO FlexScan EV2795-BKやI-O DATA EX-LDQ271DBのような安定路線、ゲームもするならiiyama G-MASTER GB2770HSU-B6、色で勝負するならEIZO ColorEdge CS2740。この整理さえできれば、あとは迷っても大きく外しません。


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