「モニター zowie」で調べる人って、だいたい同じところで詰まる。FPSで勝ちたいから気になってる。でも型番が多いし、DyAcって何? 240Hzと360Hzって体感で違うの? そのあたりを、買う前に迷いがちな順番でほどいていく。
結論から言うと、ZOWIEは“画質でうっとりするモニター”じゃなくて、“動きを見やすくして勝ちに寄せるモニター”だ。色の綺麗さやHDRより、敵の動きがブレずに追えるか、暗い場所で人影を拾えるか、そういう方向に設計思想がある。だから刺さる人には強烈に刺さるし、合わない人には「思ったより地味」と感じる。
ZOWIEを選ぶ前に知っておくべき「向き・不向き」
まず向いているのは、VALORANTやCS2みたいに“止まって撃つ”場面が多い競技FPSで、視点移動と射撃の瞬間を少しでも安定させたい人。逆に、映画や配信を綺麗に見たい、写真編集もしたい、仕事でも同じモニターをガッツリ使う、という人は、ZOWIE以外の路線も検討したほうが満足度が高い。
それでもZOWIEが気になるなら、選び方はシンプルに3段階でいい。
- まずHz(144/240/360)
- 次にDyAcを使うか
- 最後にサイズと周辺アクセサリ
この順番を崩すと迷う。逆にこの順で決めると早い。
まずはリフレッシュレートで決める:迷ったら240Hzが現実的
体感差は個人差があるけど、144→240は分かりやすい。マウスを振ったときの残像感や、撃ち合いでのブレの少なさが変わる。一方で240→360は、良い意味で“詰めの世界”だ。PCが安定して高FPSを出せて、ゲーム内設定や感度も固まってて、最後の数%を取りにいく人ほど効いてくる。
- ガチで上を目指す:BenQ ZOWIE XL2566K(360Hz)
- 迷ったらここ:BenQ ZOWIE XL2546K(240Hz)
- まずは入門:BenQ ZOWIE XL2411K(144Hz)
自分の体験で言うと、144Hzから240Hzに替えたときは「撃つ瞬間に画面が落ち着く」感じがあって、特にリコイルの追いかけや、ストッピング後の初弾が気持ちよくなった。360Hzはさらに滑らかなんだけど、正直、PC側が弱いと“宝の持ち腐れ”になりやすい。ゲーム中のFPSが安定して出ていないなら、先にPCや設定の見直しをしたほうが伸びる。
DyAcって結局なに? 使うなら「合うかどうか」を最優先にする
ZOWIEらしさの核がDyAc系。ざっくり言うと、動きの残像感を抑えるための仕組みで、エイム中に敵が見えやすくなる方向に働く。ただし、これが面白いところで、全員が「最高!」になるわけじゃない。目が疲れやすい人もいるし、好みが分かれる。
なのでDyAcは、買ってからON/OFFで試していい。最初はOFFで慣れて、次に弱め、最後に強め。合わなければ切る。これでOK。DyAcを使う前提なら、240Hz帯でも評価が高いBenQ ZOWIE XL2546Kが鉄板になりやすいし、DyAcを最大限活かして詰めたいならBenQ ZOWIE XL2566Kが候補に上がる。
24.5インチが主流な理由:視線移動が少なく、情報が拾いやすい
ZOWIEを買う人は24〜25インチに落ち着くことが多い。理由は単純で、競技FPSは視線移動が少ないほど強いから。ミニマップやスキル状況、クロスヘア周りの動きが一度に入る。
一方で、27インチも選択肢としてはある。大きいほうが没入感は出るし、部屋の距離が取れるならアリ。ただ、デスク距離が近いと首と目が忙しくなる。もし27インチも気になるなら、候補としてBenQ ZOWIE XL2746Sのようなモデルが名前に出てくる。
型番で迷ったときの“ざっくり比較”
ここでいったん整理する。細かいスペック表を眺める前に、判断基準を人間っぽく言い換える。
- BenQ ZOWIE XL2566K:勝ちに寄せる最短距離。PCが強くて、環境も整ってる人向け。
- BenQ ZOWIE XL2546K:迷ったらこれ。競技FPSの王道で、情報も多くて外しにくい。
- BenQ ZOWIE XL2411K:まずZOWIEを体験したい人向け。144Hz帯で入門しやすい。
- BenQ ZOWIE XL2540K:240Hzで、より価格バランスを狙う人が検討しやすい。
この4つで“悩みの8割”は片づく。あとは「周辺アクセサリをどうするか」で使い勝手が変わる。
買った直後にやること:設定で損しないための実践メモ
ZOWIEは、初期設定のまま使うと良さが出切らないことがある。自分がやって良かった手順を、そのまま書く。
まず、接続は可能ならDisplayPort。高リフレッシュレートを安定して出したいなら、DisplayPort 1.4 ケーブル 2mみたいな定番でいいから、相性でつまずかないようにしておく。HDMIでつなぐ場合もあるので、手元にHDMI 2.0 ケーブルがあると助かる場面がある。
次に、Windowsのディスプレイ設定でHzが正しく出ているか確認。これ、意外と落とし穴で、買って満足しているのに実は60Hzのままだった、みたいな事故が起きる。
DyAcは、最初から強くしない。OFF→弱→強の順で試す。しっくり来たところで止める。合わない日はOFFにする。これだけで疲れ方が変わる。
暗い場所が見えにくいゲームなら、Black eQualizerを少しだけ上げる。ただ上げすぎると全体が白っぽくなって、逆に“敵が浮かない”感じになることがある。ほんの少しでいい。ここは自分の目で決めたほうが早い。
あと、ZOWIEは「設定を素早く切り替える」前提の思想があるから、好みが固まってきたらZOWIE S.Switchが便利に感じる人もいる。ランクと普段使いで設定を分けている人ほど刺さる。
もし部屋の光が気になって集中できないなら、横からの光を遮るZOWIE アイシールド (Shield)みたいな選択肢も出てくる。いきなり必須ではないけど、「夜に照明が映り込みやすい」「視界に余計なものが入ると集中が切れる」タイプの人には効く。
最後に、姿勢と距離。ZOWIEは長時間やる人が多いから、デスク環境が雑だと目と肩が先に死ぬ。モニターの高さが合わないなら、モニターアーム エルゴトロン LXみたいに定番アームで位置を決めると、体へのダメージが減って結果的にプレイも安定する。勝率って、こういう地味なところで変わる。
どれを買うべきか:迷いの最終処理
ここまで読んで、まだ迷うなら、最後はこう決める。
- とにかく競技FPSを突き詰めたい、環境も整っている → BenQ ZOWIE XL2566K
- いちばん後悔しにくい王道がいい → BenQ ZOWIE XL2546K
- まずZOWIEに触れて、自分に合うか確かめたい → BenQ ZOWIE XL2411K
ZOWIEは“買った瞬間に世界が変わる”というより、設定と環境を詰めていくほど伸びるタイプのモニターだ。自分の目とプレイスタイルに合うポイントを見つけた瞬間、撃ち合いのストレスが一段減る。その感覚を一度知ると、戻れなくなる人が多い。


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