90インチ“モニター”は、最初に現場を想像すると迷いが減る
90インチを探している人って、だいたい用途がはっきりしてる。会議室で資料を読ませたい、展示会で映像を目立たせたい、セミナーで後ろの席まで見せたい。ここを外すと、画面だけデカくて「なんか微妙…」になりやすい。
自分も以前、会議室に大画面を入れる案件で「とにかく大きければ勝ち」と思って痛い目を見た。入った瞬間はテンション上がるのに、資料が読みにくい・配線がぐちゃぐちゃ・音が弱い、で当日バタつく。90インチ級は、画質より先に“段取り”で差が出る。
まず結論:単発イベントはレンタル目線、常設は運用目線
単発イベントなら、レンタルで完結させるほうが気持ちがラク。搬入・設置・撤収まで含めて考えると、現場で時間が溶けにくい。
一方で常設なら、運用のクセが強い機種を選ぶと毎日じわじわストレスが来る。起動が遅い、端子が足りない、眩しすぎる、みたいなやつ。毎回の小さな不便が積み上がって、結局「買い替えたい」になる。
解像度の決め方:資料メインか、映像メインか
会議でExcelや表を出すなら、基本は4K寄りに寄せたほうが楽。90インチ級だと、文字の細さがそのまま見え方に出る。代替サイズにはなるけど、4Kで安定させたいならNEC MultiSync LCD-X981UHDやNEC MultiSync LCD-M981UHDみたいな98型クラスが現実的に候補に上がりやすい。
逆に、展示会でループ動画を流す、サイネージで遠目に見せる、みたいな映像中心ならフルHDでも成立する場面がある。高輝度寄りの業務用90型としてSHARP PN-R903みたいな系統は、見せ方がハマると強い。
「でも90インチがいいんだよな…」ってときは、選択肢を90ぴったりに固定しないのがコツ。90〜98インチ帯で探すと、スペックも流通も一気に増える。候補としてSONY BRAVIA Professional Display FW-98BZ50Lみたいな業務向けも見えてくる。
明るさと映り込み:窓がある部屋は甘く見ない
大きい画面ほど、明るい部屋で“黒が浮く”感じが出る。窓が横にある会議室でこれをやると、資料の薄いグレーが全部飛ぶ。自分は一回これをやって、当日ひたすら照明を落とした。参加者のメモが見えづらくなって、なんか本末転倒だった。
対策は単純で、設置場所に合わせる。窓が強いなら高輝度や低反射寄り、暗いなら眩しすぎない設定ができるもの。ここは「画面が大きいから大丈夫」で押し切らないほうがいい。
設置のリアル:90インチは“台”で詰まる
90インチ級で一番やらかしが多いのが、スタンド選び。インチ対応だけ見て買うと、耐荷重とVESAで詰む。しかも大画面は重心が前に出やすいから、安い台ほど怖い。
フロアスタンドを買うなら、耐荷重と対応VESAを先に決め打ちしたほうが早い。迷ったら、検索はこういうので十分絞れる→モニタースタンド 100インチ 120kg。商品ページでVESAと重量を照らして、合うものだけ残す感じ。
あと地味に効くのが搬入経路。エレベーターに入るか、廊下の曲がり角を通るか。現場で「入らない…」が発生すると、そこで1時間消える。箱の寸法まで見ておくと安心。
配線は“長尺”が勝ち:当日の焦りを消す
90インチって、画面の前に人が集まりがちで、配線が踏まれやすい。ケーブルは短いほど見た目はキレイだけど、現場は逆。余裕があるほうが早い。
長距離を安定させたいなら、最初からHDMI 光ファイバー ケーブル 10mみたいな方向で検討すると、画面がチカつく系の事故が減る。PC側がDisplayPort前提なら、保険でDisplayPort ケーブル 長尺も候補に入れておくと、当日「変換アダプタどこ?」が起きにくい。
登壇PCが複数ある会場だと、入力切替が必要になることも多い。そういうときは、いっそHDMI 切替器 4入力でまとめたほうが、ケーブル抜き差し地獄から解放される。
音と電源:最後に崩れるのはここ
画面が立って映像が出ると、みんな満足して次に進みたくなる。でも最後に崩れるのが音と電源。内蔵スピーカーは「聞こえるけど弱い」が多い。会議室で後ろの席が聞き返してくるやつ、あれ。
音をちゃんと出すなら、置き場所と配線を含めてサウンドバー 会議室みたいな方向で検討すると収まりがいい。床にスピーカーを置くと蹴られるので、置き方もセットで考える。
電源はもっと怖い。延長タップを増やしていくと、どこかで落ちる。瞬断も地味にダメージがある。保険としてUPS 1000VAを入れておくと、「一瞬落ちた→再起動待ち」で場が冷えるのを避けやすい。
視聴距離:近すぎる90インチは、意外としんどい
90インチを近距離で見ると、首と目が疲れる。特に資料を追う会議だと、視線移動が大きくて集中が切れやすい。設置したあとに「画面がでかいのに、なんか見づらい」って言われたら、だいたい距離か高さが原因。
目安としては、資料中心なら少し距離を取る。映像中心なら多少近くても成立する。最終的には、席の最後列から「細い文字が読めるか」を基準に調整すると失敗しにくい。
最後のチェック:買う前にここだけ見ておく
ここまで読んで、まだ90インチを入れたいなら、判断はかなり精度が上がってるはず。最後に、現場で効く順に並べる。
設置場所(壁・スタンド・動線)→内容(資料か映像か)→明るさ(窓と照明)→配線(長尺前提)→音(内蔵で足りるか)→電源(落ちないか)。
この順で潰していくと、機種選びも周辺機器選びもスッと決まる。
もし「会議で資料が主役」なら、90型にこだわりすぎず、NEC MultiSync LCD-X981UHDやNEC MultiSync LCD-M981UHDのような98型4Kの線まで広げると、実は早い。
「映像で目立たせたい」なら、まずSHARP PN-R903みたいな業務用90型の方向を見て、設置と配線を勝ちにいく。
どっちにしても、90インチ級は“設置と運用の勝負”。ここを押さえた人から楽になる。


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