モニターのスタンドを外す作業って、やる前は簡単そうに見えるのに、いざ背面を覗くと「ボタンがない」「ネジが見えない」「外れそうで外れない」で詰まりがち。結論から言うと、力でねじ伏せるほど状況は悪化する。外し方は機種ごとに違うけれど、落ち着いて“方式”を見分ければ、だいたいは10分以内で終わる。
まず一番大事なのは準備。画面を下に向けて寝かせることになるから、机の上に厚手のタオルを敷いてクッションを作る。私は最初、薄い布でやってしまって滑ってヒヤッとした。沈みすぎず、しっかり支える厚手のマイクロファイバーが扱いやすいので、足りないならマイクロファイバー 厚手 タオル 大判みたいなものを一枚用意しておくと安心。ケーブルは全部抜いて、机の端に工具とネジ置きを作る。ネジが転がって消えるのは本当に一瞬で、私はそれで一回作業が止まった。そんなときはTONE マグネット付 パーツトレーとか、手頃なら三共コーポレーション trad マグネットトレイ TMM-Rがあるだけで、進み方が変わる。
ここからが本題。モニタースタンドの外し方は、ほぼ3種類に分かれる。背面の付け根に「ボタン」があるならクイックリリース式。背面に「細い穴」があるなら、穴の奥のラッチを押すタイプ。ベース裏や背面にネジが見えるならネジ固定式。最初にこれを見分けるだけで、ムダな力が消える。
作業の基本は、画面をタオルの上にそっと寝かせて、スタンドの根元を観察すること。ここで注意したいのは、画面の中央を押さえないこと。私は癖で真ん中に手を置いてしまいそうになるけど、基本はベゼル付近を支える。スタンドは一度、軽く下に倒してみる。これでボタンや穴が見えやすくなる機種が多い。
ボタン式なら、ボタンを押し込みながら支柱を上方向へ抜く。外れる瞬間に「カチッ」と軽い音がすることがある。ここで焦って引っ張ると、手が滑って画面を叩くことがあるから、私は片手でモニターを固定して、もう片手で支柱をまっすぐ引くようにしている。外れそうで外れないときは、支柱を左右にこじりたくなるけど、ここが一番危ない。こじると爪が欠けたり、変な方向に荷重がかかる。引く方向を真っすぐに保ったまま、ボタンをしっかり押し切るほうが早い。
穴押し式は、細長いドライバーがないと始まらない。私は家にある普通の短いドライバーでやって失敗した。先が届かなくて、結局買い直し。こういう作業に向いたものだと、ANEX 精密ドライバー +00みたいな細めのサイズが使いやすい。セットで揃えるならベッセル 精密ドライバーセットや、工具好きならENGINEER エンジニア 精密ドライバーセット DM-20が無難。穴の奥を押し込みながら、押した状態を保って支柱を引き抜く。ここは“押す手”が疲れてきて雑になりやすいので、私はスマホで背面を撮りながら位置を確認してから一気にやる。鏡代わりになるだけでミスが減った。
ネジ固定式は、単純だけど落とし穴がある。ネジを緩めたのに外れないとき、たいていは「ベース→支柱」の順番が違うか、ネジがもう一段ある。ベース裏に手回しネジがあるタイプもあるので、ネジを外したら支柱をまっすぐ引く。ここでも、こじらない。ねじると金具が歪んで、あとで戻したいときに地獄を見る。
スタンドが外れたら、次にやりたくなるのがモニターアームへの換装。VESA(75×75、100×100)が背面にあれば話が早い。初めてなら、支柱がスッと動くガススプリング式のHUANUO ガススプリング式 モニターアーム 13-32インチ VESA100×100みたいな定番が扱いやすい。モニターを2枚並べるなら、最初からErGear デュアル モニターアーム 2画面 13-32インチ VESA75×75/100×100のようなデュアルタイプにしてしまうと配線も整えやすい。机の天板が厚めでクランプが不安なら、クランプとグロメット両対応のMOUNTUP モニターアーム クランプ/グロメット式 13-32インチ VESA75×75/100×100みたいなタイプだと逃げ道がある。
一方で、背面にVESA穴がないモニターもまだある。その場合、無理に穴あけとかを考えないほうがいい。専用品のVESAアダプタを使うのが現実的で、例えばエレコム VESAアダプタ VESA非対応モニター用 DPA-DPK1327BKみたいな方向。VESAサイズが合わないときは変換プレートで調整する。75→100なら長尾製作所 VESA変換プレート 75×75→100×100 (7510)、モニターや金具側で大きくズレるならサンワサプライ VESA変換金具 100×100→200×200 CR-LAVESA200のような変換も候補になる。
最後に、外せないときの見直しポイントを一つだけ。外れない理由の多くは「見えてないネジ」か「ロックを押し切れてない」のどちらか。支柱をこじってしまう前に、背面のカバーやラベル、ベース裏をもう一周見る。そこでやっと、外す手順の筋が見えてくる。落ち着いて、まっすぐ、順番通り。それだけで、スタンド外しは“怖い作業”から“ただの段取り”に変わる。


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