夜になると目がショボショボして、肩まで重くなる。そんなとき「ブルーライトカットのモニターにすれば全部解決するのでは?」と考えがちです。結論から言うと、ブルーライトカットは“効く場面はある”けれど、それだけで勝てる相手じゃありません。目の疲れは、明るさ・チラつき・反射・姿勢・瞬きの減り方がまとめて襲ってくるからです。なのでこの記事は「買う前の選び方」と「買った後の設定」をセットで片づけます。
ブルーライトカットでラクになるのは、だいたい“夜”
ブルーライト対策のモードを入れると、画面が少し黄み寄りになります。夕方以降の作業や、寝る前に動画を流し見する時間帯だと、この黄みがちょうどいいことが多い。逆に昼間、白背景の資料をガンガン読むと「なんか黄色いな…」が気になって集中が切れることがあります。ここで大事なのは、強さを固定しないこと。昼は軽め、夜は強め、これだけでストレスが減ります。
先に見るべきは「フリッカー(ちらつき)」と「反射」
ブルーライトは話題になりやすい一方で、地味に効いてくるのがチラつきと反射です。特に夜、輝度を下げたときにチラつくモニターだと、目が細かく疲れます。ガラスっぽい反射が強い画面も同じで、背景が映り込むだけで集中が吸われる。ブルーライトカットを探すなら、同時にフリッカー対策や反射の少なさも見ておくと外しにくいです。
買う前にチェックしたいポイントは3つだけ
細かいスペック表に溺れる前に、見る場所を絞ります。
まず「目の快適さ系の機能がはっきり書かれているか」。たとえば、エントリー機でも説明が分かりやすいモデルとしてBenQ GW2480のような“アイケア”訴求が前面のシリーズがあります。
次に「切り替えが面倒じゃないか」。仕事用と動画用で色味が変わるので、切り替えが遅いと結局使わなくなります。24インチ前後で選びやすい例ならASUS VA24EHEみたいな定番系が候補に入りやすいです。
最後に「用途に合った解像度とサイズ」。4Kで文字をシャープに出したい人は、作業領域が広いぶん目の移動も増えるので、明るさや表示倍率の調整が前提になります。27インチ4Kの例ならLG 27UP850-Wあたりが検索でよくヒットしますし、同じく4K寄りならBenQ EW2880Uのようなモデル名で探す人も多いはずです。
「メーカーはどれが正解?」と迷ったら、まずは“目がラクになる仕組みが書かれているか”を優先してOK。ブランドは好みが出ます。たとえばUSB-C接続でデスクをすっきりさせたいならDell S2722QCみたいに用途から逆算するほうが早い。紙っぽい表示で目の負担を抑えたい人は、仕事モニターの文脈で語りやすいEIZO FlexScan EV2480のような路線も合います。
買った後に効く、現実的な設定の順番
やる順番を間違えると「ブルーライトカット入れてるのに疲れる」が起きます。おすすめはこの流れです。
最初に、明るさを“下げすぎない”。暗い部屋で輝度を極端に落とすと、逆に目がこわばりやすいです。部屋の照明に合わせて、画面が眩しすぎない程度に落ち着かせる。
次に、モニター側のブルーライト低減を“弱め〜中”で試す。最初から最大にすると、黄ばみが気になってすぐオフにしたくなるからです。
最後に、夜だけ強めにする。ここが続けるコツで、昼の色は守りつつ、夜の負担を減らせます。仕事の終盤や寝る前は“色の正確さ”より“楽さ”が勝つ日があるので、割り切ると気持ちもラクになります。
眼鏡とフィルムは、モニターより先に買わなくていい
ブルーライトカット眼鏡は便利ですが、まず設定で改善できる余地があるかを見たほうがコスパがいいです。それでもつらいなら、外出先やスマホでも使えるJINS SCREEN ブルーライトカットのような方向がハマります。
フィルムは「反射が気になる」「職場で照明の映り込みがどうにもならない」みたいな環境要因が強いときに効きます。27インチ前後で探すならエレコム ブルーライトカット フィルム 27インチみたいに検索して、対応サイズをきっちり合わせるのが安全です。
迷ったときの“ちょうどいい落とし所”
「とにかく安く、でも目は守りたい」なら、機能説明が分かりやすいPhilips 242E1GAJや、ビジネス用途の入口として名前が出やすいMSI PRO MP241Xのようなモデル名で比較していくと進めやすいです。ここに「夜は強め、昼は弱め」の運用を足す。それだけで、体感はかなり変わります。
ブルーライトカットは“保険”として持っておくと心強い機能です。ただ、決め手は設定と環境。チラつきを避けて、反射を減らして、夜だけ賢く切り替える。これで、目の疲れ方はちゃんとコントロールできます。


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