モニターがチカチカ点滅し始めると、まず「壊れたかも」と身構えます。私も最初は買い替えページを開きました。でも落ち着いて順番に切り分けたら、意外と“よくある原因”に当たっていて、その日のうちに収まりました。結論から言うと、モニター点滅はだいたい「接続」「設定」「ドライバー」「モニター側機能」「電源」のどれかです。焦らず、直りやすい順に潰すのが一番早いです。
点滅と一口に言っても、症状の見え方が違います。画面が一瞬ブラックアウトするタイプ、明るさが脈打つタイプ、細かいちらつきが続くタイプ。ここが違うだけで原因の確率が変わります。私の環境では「机を少し動かすと一瞬落ちる」系で、あとから思えば典型的な接触不良でした。
まずやるべきは、ケーブルと端子の確認です。点滅の相談で一番多いのがここで、経験上も“当たり”が多い。いきなり設定をいじるより、モニター背面とPC側の端子を一度しっかり抜いて、差し直します。HDMIなら端子が奥まで入っているか、DisplayPortならロックが掛かっているか。これで収まるならラッキーです。差し直しで直らない場合は、ケーブルそのものを疑ったほうが早いです。私は以前、安価なケーブルでだけ点滅し、別のケーブルに変えたらピタッと止まりました。もし買い替えや予備が必要なら、たとえば「HDMIケーブル 2.1(ウルトラハイスピード)」や、相性の出にくい定番枠として「DisplayPortケーブル(DP1.4)」を用意しておくと、切り分けが一気に楽になります。ノートPCでUSB-C出力を使っているなら、「USB-C to DisplayPortケーブル(Alt Mode対応)」や「USB-C to HDMI変換アダプター(4K60Hz対応)」があると、変換周りの不具合も切れます。
次に、切替器やKVMを噛ませている人は要注意です。仕事用PCと趣味PCを繋ぎ替えるために「切替器」を使っていると、相性や帯域不足で点滅が出ることがあります。私も一度、HDMIの切替器経由でだけブラックアウトが出て、直結すると安定したことがありました。こういうときは、切替器を外して直結し、症状が消えるかを見るのが最短です。機材としては「HDMI切替器(セレクター)」や「DisplayPort切替器」、「KVMスイッチ(HDMI/DP対応)」あたりを使う人が多いですが、点滅が出たら“外して直結”が鉄板です。直結で安定するなら、切替器側の買い替えか設定見直しが効きます。
ケーブルが問題なさそうなら、次は設定です。点滅というより「瞬間的に暗転する」「信号が一瞬途切れる」タイプは、解像度やリフレッシュレートの相性が絡むことがあります。特にWindowsの更新やドライバー更新のあと、いつの間にか設定が変わっているケースがありました。私は一度、いつも60Hzで使っていたのに、なぜか別の値に落ちていて挙動が不安定になったことがあります。ここは難しく考えず、標準的な設定(例えばフルHDなら60Hz、4Kならまず60Hz)に戻し、改善するかを見ます。
それでも止まらないときは、Windows側で「原因がOS/ドライバーなのか、アプリなのか」を切り分けます。手っ取り早いのがタスクマネージャーでの判定です。点滅しているときにタスクマネージャーも一緒にちらつくなら、グラフィックドライバーや表示系が怪しい。タスクマネージャーが普通で、アプリの画面だけが点滅するなら、常駐ソフトや特定アプリの相性が濃厚です。ここが分かると、無駄な試行錯誤が減ります。
ドライバー系が怪しい場合、基本は更新か入れ直しです。ただし、体感として“更新で急に悪化”することも普通にあります。そういうときは一つ前に戻すのも現実的です。特にノートPCはメーカー独自の調整が入っていることがあり、汎用ドライバーで不安定になる例もあるので、メーカー提供のドライバーを優先するのが安全です。
次に見落としがちなモニター側の機能も触れておきます。明るさが脈打つように見える点滅は、自動調光や省電力、画質補正が強すぎることで“点滅っぽく見える”ことがあります。さらに、PCからモニター設定を触れる仕組み(DDC/CI)を使うソフトを入れていると、相性でちらつくこともあります。いったんモニターの設定で自動系を切り、DDC/CIもオフにして様子を見ると、原因がスッと見えることがあります。
ここまで試しても点滅が続くなら、電源を疑います。私は延長タップを変えただけで症状が落ち着いた経験があり、地味ですが効果が出ることがあります。雷ガードやノイズ対策のあるタップに替えるなら「電源タップ 雷ガード付き」や「ノイズフィルター付き電源タップ」が候補になります。停電や瞬断が多い環境なら「無停電電源装置(UPS)」を挟むと、検証にも予防にもなります。ケーブルにノイズが乗っていそうなら「フェライトコア(ノイズ対策)」を試すのも手です。
最後の切り分けとして、別の機器で確認します。可能なら、別PCにそのモニターを繋ぐ、または別モニターをそのPCに繋ぐ。ここで「どっちが悪いか」がほぼ決まります。もしOSが立ち上がる前から点滅する、あるいはBIOS画面でも点滅するなら、ソフトではなくハード寄りの可能性が上がります。逆に、特定のアプリだけで起きるなら、アプリかその周辺の常駐ソフトに寄せて対処したほうが早いです。
モニター点滅は、順番さえ間違えなければ、直るまでが短いトラブルです。私のおすすめは、まず直結とケーブル交換で土台を固め、次に設定、最後にドライバーとアプリを追う流れ。原因が見えた時点で、必要な道具を揃えて再発を防ぐと、次に同じ症状が出ても慌てません。もしケーブルの取り回しがきつい環境なら、机の動きで端子が引っ張られて点滅することもあるので、「HDMI延長ケーブル(オス-メス)」で負荷を逃がすのも地味に効きます。
点滅が止まらないときほど、やることを増やすより、切り分けを丁寧にするほうが近道です。ケーブルを替えて直らなかったら次、設定が違っていたら戻す、アプリなら外す。これだけで、買い替えに飛びつかなくて済むケースがかなりあります。


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