モニターが急に消えて、数秒後にまた映る。あるいは、映像だけ落ちて「No Signal」が出たり出なかったり。これ、地味にストレスです。作業の集中が切れるし、ゲームや動画だと一瞬の暗転が致命的になる。
結論から言うと、原因はだいたい「信号が途切れている」か「電源が不安定」かのどちらか。しかも、直し方は“高確率で当たる順”があります。僕も一度ハマって、設定をいじり倒して時間を溶かしたことがあるんですが、結局はケーブルが犯人でした。遠回りしないために、ここでは交換しやすいものから順に潰していきます。
まず最初にやるべきは、症状を二択で分けることです。
消える直前に「No Signal」や入力切替の表示が出るなら、映像信号が途切れている可能性が高い。逆に、電源ランプまで落ちる、もしくはモニターが再起動したような挙動なら電源側を疑う。ここがズレると、ずっと迷子になります。
1)いちばん多い:ケーブルの接触不良・品質不足
ついたり消えたりで最優先は、ケーブル周り。挿さっている“つもり”が本当に多いです。机の裏でケーブルが引っ張られていたり、コネクタがわずかに浮いているだけでも暗転します。
いったん抜いて、奥まで差し直す。これだけで直ることがあります。
次に、ケーブルを交換。ここで大事なのは「同じ規格でも当たり外れがある」点です。特に高解像度や高リフレッシュレートだと、帯域がギリギリになって不安定になりやすい。HDMIなら、できれば認証品のHDMI 2.1 ケーブル(Ultra High Speed 認証)を使うと、余計な疑いが減ります。DisplayPort派なら、同じく認証がわかりやすいDisplayPort 1.4 ケーブル(VESA 認証)に変えてみるのが早いです。
そして盲点が“変換”。USB-C接続のノートPCで起きやすいんですが、変換経由は一気に不安定要素が増えます。USB-Cから直で映像を出しているなら、まずは変換を見直します。例えばUSB-C → DisplayPort 変換ケーブル(Alt Mode)で直結できる環境なら、そのほうが安定しがち。HDMI側に寄せるならUSB-C → HDMI 変換アダプタ(Alt Mode)を使うケースも多いですが、ここは製品相性が出ます。
さらに、DisplayPortからHDMIに変換している場合は要注意。パッシブ変換で動いてしまう組み合わせもある一方、安定させるにはDisplayPort → HDMI 変換(アクティブ)が必要になることがあります。暗転が起きるなら、まず変換を疑ってください。
あと地味に効くのが延長や中継。机の都合で延長を挟みがちですが、接点が増えるほど不安定になります。もし使っているなら、HDMI延長/中継アダプタを外して直結してみる。これで落ちなくなったら、原因はほぼそこです。
2)端子の相性:ポートを変えると一発でわかる
次はポート切り替え。モニター側のHDMI1→HDMI2、DP→HDMIなど、入力を変えます。PC側もGPUの別ポートへ。
「同じモニター・同じPCでも、端子を変えたらピタッと止まる」って普通にあります。接点の個体差、ポートの劣化、相性。理屈より現実が強い。
もし切替器を挟んでいるなら、一度外す。もしくは、切替器が原因なのかを確認するために、あえて品質の良いものに替えて検証する人もいます。記事内で触れるならHDMI切替器(4K対応)のようなキーワードが出てきますが、まずは「直結で安定するか」が先です。
3)電源が怪しい:タコ足・瞬断・アダプタ劣化
電源ランプまで落ちる、またはモニターが再起動っぽいなら、映像より電源。
まずはコンセントを変える。タコ足から壁へ。これで直るなら、電源タップ側の瞬断や接触が濃いです。タップを見直すなら、雷ガードや個別スイッチ付きの電源タップが話題に上がりやすいです。
モニターの電源ケーブルが抜けかけていることもあるので、モニター電源ケーブル(IEC C13)を抜き差しして、しっかり固定されているか確認。
外付けアダプタタイプのモニターなら、アダプタ自体の劣化もあります。触るとやたら熱い、一定時間で不安定になるなら、モニター用 ACアダプター(19V汎用)のような代替を検討する流れになります(もちろん電圧・極性・端子サイズは必ず合わせる前提)。
「家の電気が弱い気がする」「エアコンや電子レンジが動いた瞬間に落ちる」みたいな状況なら、瞬断対策として小型UPSを話題に出すのも自然です。常用するかは別として、切り分けとしては強い。
4)Windows設定:まずは“安定方向”に寄せる
ケーブルと電源を潰してもダメなら、設定。ここでの基本は「欲張った設定を一回やめる」です。
リフレッシュレートを60Hzに戻す、解像度を標準にする、HDRを一旦オフにする。高負荷や高帯域の条件でだけ落ちるなら、帯域不足や相性の可能性が上がります。つまりまたケーブルへ戻る。ぐるっと回りますが、この循環が正しい切り分けです。
5)USB-Cハブ経由なら、いったん直結へ
USB-Cハブやドックは便利だけど、映像も給電も一箇所に集まるので不安定要因が増えます。
いったん直結して症状が止まるなら、ハブ側の線が濃厚。記事内ではUSB-Cハブ(PD対応・HDMI出力付き)が登場しがちですが、ここは「映像出力の規格(Alt Mode対応)」「PDのW数」「発熱」をセットで見ます。
Thunderbolt環境なら、ケーブルが原因のこともあるので、検証用にThunderbolt 4 ケーブル(認証品)を使うと、切り分けが速いです。
6)ノイズっぽい時:フェライトで落ち着く場合もある
頻度は高くないけど、電源ケーブルや映像ケーブルが束になっていたり、スピーカーや充電器の近くを這っていると、ノイズっぽい挙動が出ることがあります。そんな時は配線を離すのが基本。それでも気になるなら、フェライトコアを追加して改善するケースもあります。万能ではないけど、軽い手当としてはアリ。
ここまでの流れをまとめます。
ついたり消えたりは、まずケーブルと変換を疑う。次にポートを変える。電源ランプまで落ちるなら電源系を優先。そこまで潰してからWindows設定とハブ環境を見直す。
僕がやらかしたのは、最初に設定を触って迷路に入ったことでした。実際はDisplayPort 1.4 ケーブル(VESA 認証)に変えたら止まって、「え、そこ?」って拍子抜け。だからこそ、交換しやすい順が効きます。
もし別の機器につないでも同じように落ちるなら、モニター本体の不具合も視野に入ります。その場合でも、ここでやった切り分けメモ(どのケーブルで、どの端子で、何分後に落ちるか)があると、修理や交換の話が一気に早く進みます。


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