PS5で遊ぶ場所をテレビからデスクに移したとき、最初にぶつかったのが「モニターって何を基準に選べばいいの?」という壁でした。4Kも120HzもVRRも、言葉だけ知っていても、いざ買う段階になると迷子になりやすい。結論から言うと、プレステ用モニターは“自分が何を気持ちよくしたいか”で最適解が変わります。そこを外さなければ、買ってからの後悔はかなり減ります。

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まずPS5側の前提を押さえます。PS5は4K出力に対応していて、タイトルによっては120Hz表示も狙えます。さらにVRR(可変リフレッシュレート)も使える。ただし、ここが落とし穴で、モニター側がHDMI 2.1のVRRに対応していないと意味がありません。しかもPS5のVRRは万能ではなく、解像度によって動作条件が変わる。1440p出力はPS5が正式に対応している一方で、VRRを期待して1440pに寄せると「思ってたのと違う」となりがちです。買う前に、この組み合わせだけは頭に入れておくとラクになります。

では、何を基準に選ぶか。私は迷った末に、目的を3つに分けて考えるようにしました。「画質の満足感」「対戦の気持ちよさ」「価格との折り合い」。この3つのどこを優先するかで、候補の方向性が見えてきます。

画質も滑らかさも全部取りたいなら、4K+120Hz+VRRを狙うのが王道です。ここでまず名前が挙がりやすいのが、PS5との相性を前面に出しているSony INZONE M9(SDM-U27M90)。ゲーム寄りの画作りで、デスク距離でも映像の情報量が潰れにくい印象があります。似た方向性で“4Kゲーミングの定番枠”として話題に上がりやすいのがGIGABYTE M28UやLG UltraGear 27GP950-B。このあたりは「PS5で4Kを出して、さらに120Hzも触ってみたい」人が自然に候補に入れます。

ただ、4K/120Hzの世界は甘くなくて、買った後に“120Hzが出ない沼”が待ちがちです。PS5側の設定だけいじっても解決しないことがある。ゲーム側で120Hzモードをオンにする必要があったり、パフォーマンス優先の設定に切り替える必要があったり。さらにHDMIケーブルが原因で表示が安定しないこともある。ここで焦って「モニター不良だ」と決めつけると、無駄に疲れます。まずはPS5の表示情報で、解像度とリフレッシュレートがどう認識されているかを見て、次にゲーム内設定。最後にケーブル。順番を固定すると、だいぶ楽でした。

対戦FPSや格ゲー寄りなら、必ずしも4Kが正義ではありません。むしろフルHD~1440pでフレームを安定させるほうが気持ちいいケースが多い。特に24~27インチで距離が近いと、細部の解像感よりも“遅延の少なさ”や“視線移動の少なさ”が効いてきます。そういう意味で、ゲーミング用途が明確なASUS TUF Gaming VG28UQL1Aのような路線は、迷いにくい選択肢です。画質と応答のバランスを求めるなら、MOBIUZシリーズも候補になります。たとえばBenQ MOBIUZ EX2710Uは、ゲームを長時間やる人が“疲れにくさ”も含めて見ていくタイプのモニターとして登場しやすいです。大きめで迫力を優先するならBenQ MOBIUZ EX3210Uという考え方もあります。画面が大きいと没入感は上がりますが、デスク奥行きが浅いと視線移動が増えるので、置き場所との相性もセットで考えるのがコツです。

コスパを突き詰めるなら1440p/120Hzはかなり魅力的です。4Kほど“全部乗せ”にしなくても、PS5のゲームは十分きれいに見える。けれど、さっき触れたVRRの条件がここで効いてきます。1440pでVRRを当たり前に使えると思っていると、後からモヤっとする。私も最初はそこを誤解していました。だから、VRRまでしっかり使いたい人は、4K側に寄せるか、逆にフルHD側で割り切るか、どちらかに振り切ったほうが気持ちいいことが多いです。

HDRについても、期待値調整が必要です。PS5側でHDRをオンにして「すごい映像になるはず」と思うと、モニターによっては“暗いだけ”“白っぽいだけ”に感じることがあります。HDRはモニター側の表現力が追いついて初めて気持ちよくなる。つまり「HDR対応」という文字だけでは判断できない。ここはレビューを読む価値が高いポイントで、候補に入れたら実際の使用感を確認してから決めたほうが安全です。

そして見落とされがちなのが音。テレビからモニターに変えると、スピーカーが一気に貧弱になります。モニター内蔵スピーカーが付いていても“鳴るだけ”のことが多い。だから、最初からヘッドセットで行くのか、外部スピーカーを足すのか、ここも先に決めておくと満足度が上がります。映像は最高なのに音がスカスカだと、意外とテンションが落ちます。

もう一段上の没入感を狙うなら、32インチ4Kは確かに強いです。大画面でRPGやオープンワールドをやると、視界が持っていかれる感じがある。ただ、その分モニター自体の価格も上がりやすいし、設置の現実も出ます。ここで候補になりやすいのがDell G3223QやGIGABYTE M32U。32インチ4Kの路線は「ゲームもするけど、作業にも使いたい」人にも刺さりやすいです。さらに“映像の迫力を取り切りたい”方向だと、曲面や高輝度の文脈でSamsung Odyssey Neo G7(S32BG75)が話題に上がることもあります。こういうモデルは、スペックの強さは魅力ですが、置き場と用途が噛み合わないと持て余すので、買う前に自分の机の奥行きだけは測っておくのがおすすめです。

最後に、買う前の超実用チェックだけまとめます。まず「4K/120Hzが本当に出せるか」。次に「VRRはPS5の条件で使えるか」。そして「HDRは期待しすぎない」。この3つを軸に、目的に合うサイズへ落とし込む。ここまで決まれば、候補は自然に絞れます。迷っている時間が長いほど、スペック表の数字に踊らされます。自分が一番気持ちよくなりたい体験から逆算すると、モニター選びは案外シンプルでした。

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