ライブ配信向けにモニターを選ぶとき、最初に決めるべきは「見る人」なのか「配信する人」なのか。ここを曖昧にしたまま買うと、届いた瞬間は嬉しいのに、配信を始めたら妙に疲れるとか、作業が詰まるとか、じわじわ不満が出てくる。ぼくはまさにそれを一度やりました。だから先に断定しておくと、ライブ用途のモニター選びは“スペック表”より“運用”で決まります。
まず「ライブを視聴する」側。ここで効いてくるのは、映像そのものの迫力より、暗いシーンが見えるか、反射で集中が切れないか。ライブ映像って、照明の当たり方で黒つぶれしやすいし、ステージが暗いと目が迷う。部屋の照明や窓の位置が悪いと、どんな高級機でも画面の上に自分の部屋が映る。僕は夜の視聴でそれが気になって、角度を数度振っただけで「見える情報量」が増えた感覚がありました。こういう地味な改善が、満足度に直結する。
視聴メインでも、在宅の作業も兼ねるなら4Kの選択肢が現実的に入ってくる。たとえばUSB-Cで給電もハブもまとめたいなら、デル U2725QE 27インチ 4K USB-C ハブ モニターみたいな方向が刺さりやすい。配信を見ながら調べ物をしたり、SNSの反応を追ったり、ついでに編集もする。そうなると「文字が潰れない」「ウィンドウを並べても窮屈じゃない」って、結構大事です。ただし4Kは文字が小さく感じることもあるので、OS側のスケーリング調整までセットで考えるのがコツ。
次に「ライブ配信をする」側。ここはもう、モニター単体で完結しません。配信は、ゲームやカメラ映像を出すだけじゃなくて、OBSの状態確認、コメント監視、音量ミキサー、トラブル時の切り分けが同時に走る。1枚のモニターで全部やろうとすると、行ったり来たりが増えて、コメントの見落としが起きる。僕は最初このパターンで、配信中に余計な焦りが生まれてました。
そこで効くのが“2画面運用”。メインは配信の主画面、サブはコメント・台本・通知・BGM管理を固定。サブは高級じゃなくていい。むしろ「軽くて設置しやすい」が勝つ場面が多い。23〜24インチで扱いやすいなら、デル P2422H 23.8インチみたいなサイズ感がちょうどいいことがあるし、WQHDで作業領域を増やしたいならLG 24QP500-B 23.8インチ WQHDの方向も考えやすい。ここでの断定は一つ。配信者にとってサブモニターは“贅沢”じゃなく“安全装置”です。
もう一つ、配信者側で見落としがちなのが遅延。ゲーム配信だと特に、表示の追従が微妙に遅いだけで、操作感が変わる。数字の話に寄りすぎると難しくなるけど、体感としては「滑らかで目が疲れにくい」方向に寄るのは確か。WQHDで165Hz級のいわゆる定番帯なら、Pixio PX277 PRO 27インチ WQHD 165Hzみたいな選び方がわかりやすいし、国内で情報を追いやすい路線ならI-O DATA GigaCrysta EX-GDQ271JLAQ 27インチ WQHDのようなゲーミング系が候補になる。4Kで高リフレッシュまで行くならAOC AG274UXP 27インチ 4K 144Hzみたいな方向性もあるけれど、ここはPC側の性能や接続規格まで一緒に確認しておくと失敗が減る。
そして実務の話。OBSを触っていると「プレビューを大きく見たい」が必ず来ます。配信中に“今どう映ってるか”を小窓で見るのは、想像以上にストレス。2画面があるなら、プレビューをサブに全画面で投げる運用が楽です。やってみるとわかるんですが、配信の安心感が段違い。細かい設定や手順は環境で多少違うものの、「確認用画面を別モニターに出す」という発想が先にあると、迷子になりにくいです。
配信が重いときの切り分けも、モニター選びの延長で考えると楽になります。僕が一番最初に疑うのは、プレビュー表示の負荷と解像度設定。プレビューを高負荷のまま常時表示してるだけで、妙に重く感じることがある。そこで「プレビューは別画面にして必要なときだけ確認」「配信解像度とゲーム解像度を整理」みたいに順番に潰していく。ここで大事なのは、モニターを疑う前に“運用”を疑うこと。逆に言うと、運用を整えた上で「やっぱり表示がしんどい」となったら、買い替えが気持ちよくハマります。
目の疲れ対策も、ライブ用途では避けて通れません。ライブは派手なシーンもあるけど、待機画面やトーク画面みたいな「同じ画が続く時間」も長い。明るさを上げすぎるとジワジワ疲れるし、暗すぎると今度は目が探しにいって疲れる。僕は夜の配信視聴で、部屋の照明を少し落として、モニターの明るさも下げて、色温度を暖色寄りにしたら一気に楽になりました。さらに手元灯が欲しくなって、BenQ ScreenBar Halo モニターライトのようなモニターライトを入れると、画面の明るさを必要以上に上げずに済む。地味だけど、長時間の配信・視聴だと差が出ます。
置き方も侮れません。2画面にすると高さ調整がズレやすくて、首が死にます。モニターを見上げる角度になっているだけで、配信の後半に集中力が落ちる。そこでエルゴトロン LX モニターアームみたいな調整幅のあるアームを使うと、目線の高さに合わせやすい。縦置き運用も、アームがあると一気に現実的になります。
端子周りの詰まりも、ライブ用途あるあるです。USB-C一本で行けると思ったら、PC側の出力が足りないとか、HDMIの規格が想定と違うとか。ノートPCで配信するなら、映像出力と周辺機器をまとめるためにUGREEN USB-C ハブ HDMIみたいなハブを使うケースも多い。ゲーム機を絡めるならキャプチャーボードが必要になって、たとえばElgato HD60 X キャプチャーボードのような定番が候補に上がる。モニター単体の話に見えて、実は“配信の配線図”の話です。買う前に一度、紙に書くだけで事故が減ります。
最後に、ライブ向けモニター選びの結論をもう一回。視聴なら「反射と暗部の見え方」、配信なら「2画面運用と遅延と端子」。この順番で考えると、迷っても戻る場所ができる。僕は遠回りして、結局そこに落ち着きました。もし今、モニター選びで迷っているなら、まずは“配信中に何をどこに出したいか”を決めて、そこから必要なサイズと解像度を当てはめてみてください。買い物の納得感が、ちゃんと上がります。


コメント