解像度の一覧を見ていると、なんとなく「数字が大きいほど正義」に見える。結論から言うと、解像度は“入口”で、最後は用途と距離と端子で決まる。理由は単純で、同じフルHDでも24インチと32インチでは文字の太さや輪郭の印象が変わるし、4Kにした途端に拡大率(スケーリング)で作業領域が思ったほど増えないこともある。補足すると、店頭のデモ映像で「綺麗!」となっても、家の机は距離が近い。照明も違う。そこで疲れ方が変わってくる。
まず用語だけ整理:一覧が読める状態にする
解像度は横×縦の画素数。たとえばFHDは1920×1080、WQHDは2560×1440、UHD 4Kは3840×2160。ここまでは誰でも分かる。次に大事なのがアスペクト比で、16:9だけじゃなく16:10や21:9も混ざる。ここで一度つまずく人が多い。横の数字が同じでも縦が増えると、ウェブや資料作りの“行数”が増えて、体感が急に変わるからだ。
さらに厄介なのが「4K」。一般的にPCモニターで言う4KはUHD 4K(3840×2160)を指すことが多い。一方で映像制作やシネマ寄りの文脈ではDCI 4K(4096×2160)という別の規格もある。「4Kって書いてあるのに数字が違う」みたいな違和感は、このせい。
解像度一覧:よく見る規格だけ先に覚える
ここからは一覧の“使える部分”だけ。全部覚える必要はない。
- HD:1280×720
- FHD:1920×1080
- WUXGA(16:10):1920×1200
- WQHD:2560×1440
- WQXGA(16:10):2560×1600
- UHD 4K:3840×2160
- DCI 4K:4096×2160
- 8K:7680×4320
この一覧を眺めたうえで、次の章に進むのがコツ。つまり「自分の用途に必要な解像度」を先に絞る。
体験ベースの“あるある”:一覧だけで買うとズレる
結論:4Kは確かに緻密だけど、手放しで快適とは限らない。理由は、作業環境の影響が強いから。たとえば27インチ4Kを買って最初にやりがちなのが「文字ちっさ!」問題。Windowsなら拡大率を125%や150%に上げて落ち着くことが多いけど、拡大率を上げるほど表示領域は減る。結果として「思ったより作業スペース増えてないな…」となる。補足すると、これは失敗というより“設定が追いついてない状態”に近い。
もう一つ、目の疲れ。解像度のせいだと思ってしまうけど、犯人は輝度が高すぎたり、色温度が青寄りだったり、画面の照明反射だったりすることが多い。解像度を上げたことで「細部が見えすぎて目が頑張る」感じが出る人もいる。ここは設定で改善する余地が大きい。
用途別おすすめ:解像度はこう決める
結論から決める。
事務・ブラウザ中心(文章と表が多い)
結論:FHD〜WQHDが現実的。理由は、文字の読みやすさと負荷のバランスがいいから。たとえばコスパよく“文字が締まる感じ”を狙うなら、WQHDの定番であるBenQ PD2705Qみたいな路線が分かりやすい。補足として、デュアルにするなら解像度より「同じサイズ・同じ解像度」を揃えたほうがストレスが減る。
写真・デザイン(拡大しても破綻しないのが正義)
結論:WQHD〜4K。理由は、画像の細部や文字のアンチエイリアスが見やすくなるから。4Kの入口としては、USB-Cも使いやすいLG 27UP850-Wが候補に上がりやすい。もう少し制作寄りで行くならASUS ProArt PA279CV-Jのような“仕事用の癖が少ない”方向が安心。補足すると、ここで大事なのは解像度だけじゃなく色域やキャリブレーションだけど、まずは「表示が破綻しない土台」として4Kは強い。
ゲーム(解像度よりフレームと遅延で差が出る)
結論:WQHD+高リフレッシュが勝ちやすい。理由は、4K高fpsはPC負荷が跳ね上がるから。いきなり4Kに行くより、WQHDで高Hzが狙えるDell G2724Dや、定番として語られがちなGIGABYTE M27Qのような選び方が堅い。補足として、ウルトラワイドが刺さるゲームもあるので、没入重視ならDell S3422DWGみたいな路線もハマる。
仕事も趣味も全部(迷子になりがちなパターン)
結論:基準を作る。理由は、無限に選択肢が増えるから。基準として扱いやすいのは「27インチWQHD」か「27インチ4K」。仕事の比率が高いなら4K寄りで、万能寄りに行くならWQHD寄り。実際、仕事用の完成形として人気が出やすいのはDell U2723QEみたいな“地味だけど満足度が残る”タイプだったりする。
サイズ×解像度:一覧にインチを足すと現実になる
結論:同じ解像度でもサイズで体感が変わる。理由は画素密度が変わるから。近距離のデスク作業なら、文字の輪郭の“にじみ”が気になりやすい。逆にリビング寄りの距離なら、4Kの差が分かりにくいこともある。補足すると、迷ったときは「自分の目線距離」を固定して考えるとブレない。机が浅いなら高密度は効くし、距離が取れるなら無理して上げなくていい。
端子と帯域:4Kや高Hzで詰まりやすいところ
結論:モニター側だけ良くても意味がない。理由はPC側の端子、ケーブル、設定のどれか一つで上限が決まるから。4Kを買うなら、HDMI 2.1やDisplayPort 1.4のような帯域が必要になるケースが増える。ケーブルは地味だけど、ここで足をすくわれる。
たとえばHDMI 2.1対応を狙うなら、Anker HDMI ケーブル 8K HDMI 2.1のような“規格が分かりやすい”ものに寄せると安心。DisplayPortで固めるならCable Matters DisplayPort 1.4 ケーブルを押さえておくと事故が減る。補足として、USB-C接続を期待するなら、変換アダプタ選びで安定性が変わるのでUGREEN USB-C DisplayPort 変換のような定番どころが無難。
MacやノートPCで“机をドック中心にしたい”なら、選択肢としてCalDigit TS4みたいな拡張ドックが絡んでくる。ここまで来ると解像度だけの話じゃないけど、現実には「配線の簡単さ」が毎日の満足度を決めることが多い。
解像度を活かす設定:買った直後にやること
結論:設定で体感はかなり変わる。理由は、初期設定が“店頭向け”になっていることが多いから。明るさはまず下げる。次に色温度を少し暖かめへ。WindowsならClearTypeを触る。拡大率は無理に100%にこだわらず、見やすいところに置く。補足すると、ここを丁寧にやると「4K疲れる」みたいな印象が薄れるケースが多い。
まとめ:一覧表は“候補を減らす道具”、最後は用途で決める
解像度一覧は確かに便利。でも、一覧だけで選ぶとズレる。用途を決めて、サイズと距離を当てはめて、最後に端子とケーブルで詰める。この順番にすると、買った後の後悔が減る。もし迷うなら、まずはWQHDか4Kのどちらかに寄せて、設定で追い込む。モニターはスペック表より、毎日の目の負担で評価が決まる。そこだけはケチらないほうがいい。


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