やってしまった。モニターの画面に細いヒビが走った瞬間、頭の中が真っ白になる。自分も一度、机の上でケーブルを引っ掛けてモニターを軽く倒し、画面に“ピキッ”と線が入ったことがある。最初は「これ、拭けば消える?」と現実逃避したくなるんだけど、液晶割れは基本的に“直す”というより「安全確保して、修理か買い替えを決める」話だ。ここを間違えると、ケガも出費も増えやすい。順番だけ守れば、最短で着地点が見えてくる。
まず結論から。液晶割れは、表面のヒビが見えている時点で内部の液晶層や偏光板までダメージが入っている可能性が高い。だから、魔法みたいに元通りにする方法はない。現実的な選択肢は、パネル交換(修理)か買い替え。だからこそ最初にやるべきは「安全」と「状況整理」になる。
最初の3分でやること:安全確保だけは妥協しない
電源を切って、コンセントを抜く。これで十分…と思いきや、割れた画面に触るときの“手癖”が危ない。焦って画面を押さえたり、ヒビの上をゴシゴシ拭いたりすると、割れが広がって破片が出る。自分は当時、反射で汚れに見えて拭きかけてしまい、途中で「いや違う、これは線だ」と気付いて手が止まった。あのまま力を入れてたら、被害は拡大してたと思う。
破片が出そうなら、ケガ対策だけ先にする。たとえば透明な透明OPPテープを軽く“橋渡し”するように貼って飛散を抑える。ここで重要なのは、貼っても直るわけじゃない点。あくまで触ったときに欠片が落ちないようにする応急だ。さらに安全に振るなら、画面全体を覆う画面割れ用 飛散防止フィルムという選択肢もある。割れ面を保護しておくと、修理見積もりを取るまでの“怖さ”が減る。
片付けや掃除で手を切りたくないなら、先に使い捨て手袋(ニトリル)を用意してから触るのが安心だ。割れたガラス片って小さくて、気付かないうちに刺さる。
“割れ”の症状で、ほぼ答えは決まる
液晶割れかどうかは、映像の出方でだいたい判断できる。見た目が同じヒビでも、状況が違う。
たとえば、ヒビはあるのに映像が普通に映っている場合。これは「表面の傷」だけの可能性が残る。ただし油断は禁物で、ちょっと押しただけで黒いシミが広がることもある。逆に、黒いシミ、インクが滲んだような模様、縦線・横線が固定で出るなら内部破損の可能性が高い。この状態は“直し方”を探すより、修理か買い替えの判断に進んだほうが早い。
自分がヒヤッとしたのは、電源を入れると一瞬映って、すぐ暗くなるパターン。最初はケーブルかなと思って、別のHDMIに差し替えたりした。けど、これは原因切り分けで消耗する。やるなら最小限でいい。ケーブルをいじるなら、画面を押したり、持ち方で圧をかけないように気を付ける。
直す方法は3つだけ:修理・修理・買い替え
ここが一番しんどい現実。液晶割れを“自分で治す”のは難しい。直す=液晶パネル交換になり、部材の調達も分解もハードルが高い。失敗したら、結局買い替えになる。
だから選択肢はこうなる。
1つ目がメーカー修理。型番を伝えて、症状を説明して、見積もりを取る。手堅いけど、パネル交換は高くなりやすい。修理費が新品に近づくと、後継機の案内になることもある。
2つ目が修理店。即日対応のイメージがあるけど、モニターは機種や部材次第で断られることもある。
3つ目が買い替え。冷たいけど、時間と総額で見たらこれが一番“楽”なケースが多い。
判断の基準はシンプルだ。修理の総額が、新品価格の5〜7割を超えるなら買い替え寄り。さらに納期が長いなら、仕事用は特に買い替えが強い。待ってる間に困るから。
保証の落とし穴:標準保証はだいたい味方じゃない
「保証期間内だから無料かも」と期待してしまう。でも、落下や圧迫などの物理破損は、一般的に標準保証の対象外になりやすい。ここでがっかりして、情報収集を投げたくなるんだけど、やることは変わらない。
確認する順番だけ押さえる。購入履歴、保証書、加入している延長保証や事故保証。これで結果が変わる可能性がある。自分は購入メールを探して、型番が分かった時点で少し落ち着いた。型番が分かると見積もりも早い。
見積もりで損しないコツ:聞くべきことを先に決める
見積もりを取るとき、伝える情報は「型番」「購入時期」「症状」「原因(落下・圧迫の有無)」の4つ。ここが曖昧だと、やり取りが増えて疲れる。
そして必ず聞くのが、検査費やキャンセル料。見積もり無料だと思い込むと、戻ってきた請求で凹む。納期も大事で、修理が長引くケースもある。仕事で使うなら、納期が読めないだけで痛い。
今日どうしても使う:割れたまま運用するなら“割り切り”が要る
「映るから使える」と思うと危ない。割れ面は触らない、圧をかけない、移動しない。これが鉄則だ。掃除は基本、乾いたマイクロファイバークロスで周辺を軽く触る程度にして、割れ面は避ける。どうしても汚れが気になるなら、画面用の液晶クリーナー(ノンアルコール)を使いたくなるけど、割れた部分には触れないほうがいい。ヒビに液が入ると気分が悪いし、拭く動作で圧がかかる。
ホコリを飛ばすなら、直接吹き付けすぎないようにしつつエアダスターを弱めに使うほうがまだ安全。とにかく“押さない”が正解になる。
送る・捨てるの壁:箱がない人ほど先に準備したい
修理に出すにしても、処分するにしても、困るのが梱包だ。元箱がないと途端に手が止まる。だから先に梱包材を揃えると、判断が進む。
持ち運びや発送なら、まずプチプチ(緩衝材)で包んで、固定にはマスキングテープが扱いやすい。防水を意識するならストレッチフィルムで全体を巻くと安心感が出る。大きめのOPP袋(大きい)があると、雨の日でも気が楽だ。
外箱がないなら、最初からモニター用 梱包ダンボールを用意したほうが早い。サイズが合えば、梱包の迷いが消える。さらに緩衝を強めるならモニター梱包用 エアー緩衝材セットがあると、画面を守る“空間”が作れる。
買い替えに切り替えるなら:サイズ別に迷いを消す
見積もりを取って「高い」と感じたら、次は買い替え候補を見てしまったほうが早い。悩む時間が減る。
作業用なら、価格と作業領域のバランスが良い27インチ WQHD IPS モニターが現実的。文字も見やすくて、サイズも扱いやすい。映像や写真を優先するなら32インチ 4K IPS モニターが候補になる。コストを抑えるなら24インチ フルHD IPS モニターが安定だ。ここで“同じ失敗をしない”方向に意識を向けると、気持ちが前に進む。
再発防止:割れた人ほど、設置を変えると楽になる
液晶割れって、だいたい“移動”か“ぶつけ”で起きる。だから、次は設置を変えたほうがいい。机の端に置く、コードが引っかかる、拭くときに押してしまう。こういう小さな癖を減らす。
たとえばモニターを宙に浮かせるなら、VESA対応のモニターアームが効く。掃除も配線もやりやすくなって、机の上での“事故”が減る。移動や収納が多いなら、普段からモニター保護カバーを被せておくだけでも安心感が違う。
まとめ:直し方を探す前に、損しない順番を踏む
液晶割れは、気合いで直すジャンルじゃない。最初に安全を確保して、症状を見て、保証を確認して、見積もりを取る。そこで修理か買い替えを決める。ここまでが“最短ルート”だ。
そして、割れたモニターを動かす必要があるなら、梱包を先に整えると迷いが減る。今の自分に必要なのは修理か、買い替えか、いったん落ち着いて数字で判断していこう。


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