モニターヘッドホンをワイヤレス化する遅延対策、録音もゲームも

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「モニターヘッドホンをワイヤレスで使いたい」と調べる人の多くは、音質より先に“ズレ”でつまずく。結論から言うと、無線でモニター用途を成立させる鍵は遅延対策だ。映画や作業BGMなら気にならないのに、動画編集やゲーム、歌入れになると急にストレスが出る。そこを最初に潰すと、買い物が一気にラクになる。

モニターヘッドホンは、原音を確認するための道具だ。低音が盛り上がる快感より、変なクセがないことが価値になる。だから無線の「便利さ」と、モニターの「正確さ」がぶつかりやすい。Bluetoothはどうしても処理が入る。口パクがわずかにずれたり、クリックが手元より遅れて聞こえたりする。最初は気のせいだと思って、気づいたら何度も巻き戻している。あれ、地味に消耗する。

自分がいちばん「あ、無線ってこういうことか」となったのは、動画の口の動き。集中しているほどズレが刺さる。ゲームも同じで、RPGみたいに“待てる”ジャンルは平気でも、タイミング勝負だと小さな遅れが積み重なる。そこで方向性が見えた。Bluetoothを頑張って最適化するか、そもそもBluetoothを避けるか。迷ったら、避けるほうが早い。

ワイヤレスでモニター用途を成立させるルートは大きく3つある。まず現実解になりやすいのが、2.4GHzの専用リンク。例えばSteelSeries Arctis Nova 7 WirelessLogicool G PRO X 2 LIGHTSPEEDHyperX Cloud III WirelessみたいにUSBドングルを挿して使うタイプは、体感のズレが出にくい。モニター“っぽい運用”がしやすくて、まずここから検討するのが無難だ。

制作寄りで「それでもワイヤレスでいきたい」なら、専用送信機込みの設計が助けになる。個人的に分かりやすいのはAIAIAI TMA-2 Studio Wireless+みたいな方向性。いわゆる“ワイヤレスだけど制作を意識している”やつは、目的がハッキリしている分、選びやすい。逆に、普通のBluetoothヘッドホンを無理やりモニター用途に寄せると、延々と設定沼に入ることがある。

次が、Bluetoothをチューニングして遅延を減らすルート。PCでやるなら、USBの送信機を足すのが近道になる。例えばCreative BT-W5SENNHEISER BTD 600みたいなドングルを使うと、PC側の相性問題が減って安定しやすい。机の上の小さな出っ張りが増えるけど、再生が途切れたり接続が迷子になったりする回数が減る。あれだけで気持ちが軽くなる瞬間がある。

さらに「テレビやモニターで映画を夜に静かに見たい」系なら、TV向けワイヤレスがハマる。例えばSENNHEISER RS 175は、リビング用途の定番枠として名前が出やすい。似た使い方ならソニー MDR-IF245RKも検索で見かけることが多い。作業机というより、生活導線に寄り添うタイプだ。いちいちPCの設定を触らなくていいのが強い。

「手持ちの機器でなんとかしたい」場合は送受信機も候補に入る。TV側に繋ぐ前提でAvantree Oasis Plusみたいなトランスミッターを組み合わせる人もいるし、据え置きでまとめてしまうならFiiO BTA30 Proのような送受信対応機を検討する流れもある。ここは「何に繋ぐか」で正解が変わる。PC中心なのか、モニター(ディスプレイ)やTV中心なのか。そこを先に決めると迷いが減る。

ワイヤレス“モニターヘッドホン”として分かりやすい落とし穴は、録音や演奏だ。歌入れ、ギター、打ち込みのクリックは、遅延がほんの少しでも気になる人が多い。自分も最初は「慣れるでしょ」と思ったのに、テイクを重ねるほど違和感が増えた。結局、録る日は有線、夜の作業や視聴はワイヤレス、みたいな二刀流に落ち着いた。これは逃げじゃなくて、作業効率が上がる現実解だった。

一方で、ワイヤレスが快適に刺さる場面もある。ケーブルの引っかかりが消えるだけで、集中が続く。深夜に配線を気にせず椅子を動かせる。机の端でケーブルが擦れる音がなくなる。そういう小さなストレスが減るから、遅延さえクリアできれば満足度が高い。モニター用途は“正確さ”が正義だけど、毎日の運用は“気持ちよさ”も大事だ。

最後に、買う前に自分へ確認しておきたいポイントを文章でまとめておく。まず用途。録音・演奏が主役なら、ワイヤレスは2.4GHzの専用リンク寄りで考える。動画や映画中心ならTV向けワイヤレスやトランスミッター構成が安定しやすい。ゲームはジャンル次第で、アクション寄りならドングル系が無難だ。次に接続先。PCなのか、TVなのか、モニター(ディスプレイ)直なのか。ここが曖昧だと、届いてから「端子が足りない」「遅延が気になる」になりやすい。

ワイヤレスでモニターヘッドホンを探すのは、ちょっと面倒に見える。けれど、遅延の方針さえ決めれば、候補は一気に絞れる。便利さを取りにいって、作業の正確さを落とすのはもったいない。あなたの作業で“ズレが許せない瞬間”がどこか、それを起点に選ぶのがいちばん失敗しにくい。

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