「モニターアームの規格って、結局なにを見ればいいの?」に答えるなら、まず結論はこれ。VESA穴のピッチだけ見て安心すると、取り付け当日に詰まりやすい。実際はVESA(穴間隔)+ネジ+耐荷重+机の取り付け条件までがセットです。
ここを押さえると、定番のエルゴトロン LX デスクマウント モニターアームやAmazonベーシック モニターアーム シングルみたいな“よく見る製品”も、安心して選べるようになります。
規格の正体は「VESA穴ピッチ」だけじゃない
「規格=VESA」と思われがちだけど、VESAは穴の間隔の話。買う側が困るのは、その先です。
- 穴は合ってるのに、背面の段差でプレートが浮く
- ネジが長すぎて最後まで締まらない(怖くて止める)
- 耐荷重は足りてるはずなのに、画面がじわっと下がる
- そもそも机が挟めない/穴径が合わない
このあたりは、スペック表の“端っこ”に書かれていることが多い。だから順番を決めて潰すのが早いです。
まず最優先:VESAの穴ピッチを確認(75×75/100×100が主役)
家庭用・オフィス用のモニターで一番多いのは、75×75か100×100。背面に四隅の穴があれば、だいたいここに当たります。
測り方はシンプルで、穴の中心から穴の中心までを定規で測る。外側から測るとズレるので、ここだけ注意。背面カバーの形がややこしいときは、ライトを当てて穴位置を見やすくするとミスが減ります。
もし特殊なピッチだったり、そもそも穴がないタイプなら、いったん逃げ道としてVESA 変換プレート 75 100 200 100を検討します。変換で付くケースは多いけど、厚みが増えるぶん、耐荷重と可動域が変わるのは頭に入れておくと安心。
ここで詰まりやすい:ネジ規格(サイズより“長さ”)
VESA 75/100でよく出るネジはM4が多い。問題はサイズより長さです。モニター背面のネジ穴が浅いと、付属ネジが長くて底付きしやすい。無理に締めると不安しか残らない。
こういうときの定番が、段差を逃がすためのVESA スペーサー M4。逆に「ネジが足りない」なら、素直に VESA ネジ M4 セットを用意しておくと当日が楽になります。
現場っぽいコツを一つだけ。ネジは工具でいきなり締めず、最初は指で回して感触を見る。変な引っかかりがあるなら、いったん止める。それだけで事故率が下がります。
耐荷重は「上限」だけ見ない。下限と重心も見る
アームの耐荷重は“何kgまでOK”だけ見がち。でもガススプリング式は、下限がある製品も多い。軽いモニターだと、上に跳ねたり、調整しても落ち着かないことがある。
たとえばウルトラワイドや大型を想定するなら、最初から強めの設計であるエルゴトロン HX モニターアームみたいな方向が候補に上がります。逆に、コスパ寄りでまず試すならNB North Bayou モニターアーム F80やHUANUO モニターアーム HNSS32のような定番が分かりやすい。
同じ重量でも、前に長いモニターは重心が前へ行く。だから「ギリギリの耐荷重」で選ぶと、角度固定が弱くなりがち。余裕を見るのが結局いちばん安いです。
机の規格が最後の地雷:クランプ厚・グロメット穴径
ここを見落として、箱を開けた瞬間に固まる人が多い。机側の条件は次の2つ。
クランプ式:天板の厚み
天板が厚い、反対に薄くて柔らかい。どちらもトラブルになり得ます。薄い・柔らかい天板なら、クランプの当たり面を広げるためにモニターアーム 補強プレート クランプ用が効くことがある。ガタつきが減ると、タイピングの揺れも気になりにくい。
グロメット式:穴径と厚み
配線穴を使うタイプは、穴径が合わないと始まりません。購入前に「穴の直径」と「天板厚」を測っておく。メジャーでOK。
よくある“規格は合ってるのに付かない”の対処
VESA 75/100でも、背面が湾曲していたり、ネジ穴が奥まっていたりするとプレートが密着しないことがある。そんなときは、まず VESA スペーサー M4で段差を逃がす。それでもダメなら、VESA 変換プレート 75 100 200 100を検討する流れが現実的です。
取り付け手順(失敗しにくい順番)
組み立て自体は難しくない。ただ、順番を間違えるとやり直しが増えます。
- 机にクランプ(またはグロメット)を仮固定
- アーム本体を付けて、動きと干渉を先に確認
- モニター側にVESAプレートを取り付け(ネジは無理しない)
- いったん掛けてから、高さ・角度を調整
- 最後に本締め、ケーブルは一番最後にまとめる
配線を先に完璧にやると、調整で全部やり直す羽目になりがち。これ、地味に効きます。
購入前チェックリスト(ここだけ見ればOK)
- VESA穴ピッチ:75×75 / 100×100 / 200×100 など
- ネジ:サイズ(M4が多い)+必要な長さ
- モニター重量:スタンド込みではなく本体重量で確認
- アーム耐荷重:上限だけでなく下限もチェック
- 机:天板厚(クランプ上限)/穴径(グロメットの場合)
- 背面形状:段差・湾曲が強いならスペーサー前提
- 不安が残るなら、補強プレートやネジセットも同時に用意
規格は“覚える”より“確認の順番”が大事。これだけ押さえておけば、サンワダイレクト モニターアーム 100-LA030やエレコム ガススプリング式 モニターアーム DPA-SS08BKのような国内定番を選ぶときも、判断がブレません。


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