机の上を片付けたいだけなのに、なぜか配線が絡まり、モニターの位置は微妙、肩こりまで増えていく。そういう時に効くのがモニターアームスタンドだと思う。画面を浮かせるだけで、キーボード前の余白が戻ってくる。目線が合えば首が前に出にくくなって、夕方の疲れ方も変わった。
ただし、買ってから「机が合わない」「耐荷重が足りない」「壁に当たって動かない」で詰む人も多い。ここでは『モニター アームスタンド』で探している人が、失敗しないための選び方と、実際に付けるときのコツをまとめる。
そもそも「アーム」と「スタンド」は別モノ
検索していると、モニターアームもスタンドもごちゃっと出てくる。言葉としては「アームスタンド」とまとめられがちだけど、選び方は少し違う。
頻繁に画面を動かしたいなら、関節がしっかり動くアーム型が向く。代表格はガススプリング系で、たとえばERGOTRON エルゴトロン LX モニターアーム 45-241-224みたいに、微調整を前提にしたタイプがある。逆に、基本固定で高さだけ合わせたい人はポール型や簡易スタンドでも満足しやすい。無理に高機能へ行くより、「動かす頻度」で決めると迷いが減る。
買う前に確認すべき3つ(ここで9割決まる)
1)VESAが合うか
モニター裏のネジ穴、いわゆるVESA規格。多いのは75×75か100×100。ここが合わないと、どれだけ良いアームでも付かない。VESA穴がない機種の場合は、後付けの変換を使う。たとえばエレコム モニターアーム VESA アダプタ DPA-DPK1327BKのようなアダプタ系や、クランプで挟むタイプとしてアーキス モニターアーム VESA穴無しアダプタみたいな選択肢も出てくる。ここは最初に確認しておくと安心。
2)耐荷重は「最大」より「下限」を見る
よくある罠が、モニターが軽すぎてアームが保持できないパターン。ガス式は一定以上の重さがないと、画面が勝手に上がったり下がったりすることがある。逆に重すぎても危ない。アームを選ぶときは、モニターの重量(スタンド込みではなく本体)を調べて、耐荷重の範囲にきちんと入るかを見る。
価格を抑えた定番ならAmazonベーシック シングルモニターアーム ガススプリング式や、コスパ系で人気のNB North Bayou モニターアーム F80、さらに手堅い国産系で探すならグリーンハウス モニターアーム GH-AMDP1あたりが候補になりやすい。強さと滑らかさに振るならCOFO 無重力モニターアーム Pro シングルのような“動かしやすさ”を売りにした系もある。
3)机の厚みと縁の形状
ここが一番リアルに効く。机が薄い、柔らかい、縁が丸い、裏側に幕板がある。どれかに当てはまると、クランプが噛みにくかったり、設置はできてもグラついたりする。自分も最初は「締めればいけるでしょ」と思って付けたら、画面を動かすたびに机ごと揺れて、結局いったん外した。
それ以来、天板の強度に不安がある時は補強もセットで考えるようにしている。たとえばサンワサプライ モニタアーム補強プレート CR-LAPLT1みたいなプレートを挟むと、締め付け跡が残りにくく、たわみも減る。地味だけど、満足度が跳ねる系のアイテム。
クランプ式とグロメット式、どっちがいい?
クランプ式は穴あけ不要で導入が簡単。だからこそ人気。ただし壁との距離が近いと、アームを引けずに思った位置に来ないことがある。机を壁ぴったりに置く人は要注意。
グロメット式は机のケーブル穴を使ったり、穴を開けて固定する方式で、安定感が出やすい。頻繁に動かす人ほど良さを感じやすい。
「穴あけは無理、でもクランプが不安」という人は、まず補強プレートでクランプの負担を分散させるのが現実的。予算優先で始めたいなら、取り付けしやすいモデルとしてHUANUO モニターアーム シングル ガススプリングのような定番を選んで、机側を整える方が結果的にラクだったりする。
付け方のコツ:順番でハマり方が変わる
取り付けは「先に全部締めない」がポイント。クランプを軽く仮止めして位置を決める。次にアームを載せる。最後にしっかり締める。
そしてモニターを付けたら、いきなり高さを追わず、張り調整を先にやる。ガス式はここをサボると、画面がふわっと浮いて落ち着かない。調整ネジを少しずつ回して、手を離しても止まる位置を作る。
目線の高さは「上げる」より「寄せる」の方が効く場合が多い。モニターを近づけると、背中を丸める癖が減る。画面が遠いと、無意識に首が前へ出るから。
もう一つ、配線はアームを最大に動かしても突っ張らない長さを確保してからまとめる。ここで役立つのが、ケーブルを束ねやすいエレコム ケーブルカバー チューブ BST-6BKとか、机の背面に沿わせるならエレコム 配線モール LD-GA1507のような配線整理グッズ。机周りが一気に“仕事できる感”になる。
失敗あるあると回避策(体験ベースで効いたやつ)
机がたわむ・跡が残る
これは本当に多い。クランプは一点に力がかかるから、薄い天板だと負ける。早めに補強プレートを噛ませると、精神的にも落ち着く。
モニターが勝手に下がる・上がる
耐荷重が合っていないか、張り調整不足のどちらか。ここは焦らず、調整ネジを少しずつ。軽いモニターなら、最初から軽量対応を謳うモデルを選ぶ方が早い。
壁に当たって位置が決まらない
机を壁に寄せるほど出る問題。アームの可動域は「前後」にも必要。設置前に、壁から最低数センチは逃がせるかを見る。難しいなら、ポール型やコンパクトなアームに寄せる。
用途別:あなたが得する方向で選ぶ
在宅ワーク中心なら、滑らかに高さが変えられるタイプが快適。首と肩に直でくるから、ここはケチらない方がいい。動かし心地に定評がある定番としてエルゴトロンLXを選ぶ人が多いのも納得できる。
コスト優先なら、まずAmazonベーシックやNB F80で試して、机との相性が良いとわかったら上位へ行くのもアリだと思う。
机が弱い人は、アーム本体より先に補強と配線整理に投資した方が、結果の満足度が高い。
まとめ:快適さは「アーム選び」より「机との相性」で決まる
モニターアームスタンドは、買った瞬間より、使い始めて一週間後に効いてくる。画面位置が自然に決まると、作業の集中が続く。
だからこそ、VESA、耐荷重、机の厚み。この3つを押さえて、必要なら補強プレートもセットで考える。迷ったら、まずは定番のHUANUOやAmazonベーシックで「自分の机でいけるか」を見極めるのが近道。そこを越えれば、アームは本当に便利な道具になる。


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