買ったばかりのモニターを設置して、いざ電源オン。真っ白な画面を出した瞬間に「点がある」と気づくと、頭がスッと冷えます。これ、いわゆるドット抜け。先に結論から言うと、ドット抜けは“故障扱いにならないケース”が珍しくありません。だからこそ、感情で動くより、順番を守って淡々と確認した方が得をします。返品できるタイミングを逃さないためにも、最初の10分が勝負です。
まず落ち着いてやるのは、「それ、本当にドット抜け?」の切り分けです。私は一度、点が見えて焦って写真まで撮ったのに、原因がただのホコリでした。画面の上に乗ったゴミがピクセルに見えることがあります。いきなり交換の連絡をする前に、軽くクリーニングしてから確認するだけで、無駄なストレスが減ります。乾拭きで落ちない汚れが気になるなら、液晶用のクリーナーとして定番の液晶クリーナーを使うと安心です。布はティッシュだと傷が怖いので、私は画面クリーニングクロス マイクロファイバーを机に常備しています。キーボードの粉が画面に飛んでいることもあるので、最後にエアダスター ブロワーで軽く払うと、判断がかなり楽になります。
掃除が済んだら、次は“見落としなく確認する”フェーズ。ここでポイントは、普段の壁紙やYouTubeではなく、単色の全画面を出すことです。黒・白・赤・緑・青が基本セット。黒で光る点が目立ったり、白で黒い点が浮いたり、色によって見え方が変わります。私は「白だけ見て問題なし」で終わらせたことがあって、後日黒背景で輝点に気づきました。最初からセットで確認した方が、結局早いです。
単色テストは、検索して出てくる“ドット抜けチェッカー”系のページを使うのが手っ取り早いのですが、記事を読んでいる人が「今すぐやりたい」と思った時に道具も一緒に揃えやすいよう、家の環境を整える寄り道も入れておきます。例えば、表示が不安定で点がチラつく場合、ケーブルが原因で誤認することがあります。特に手持ちのケーブルが古いと、画面のノイズやちらつきが出て、ドット抜けっぽく見える瞬間がある。私はここで沼りました。切り分けを早くするなら、規格がはっきりしたHDMIケーブル 4K 60Hzを一本持っておくと楽です。DisplayPortを使う人なら、帯域に余裕があるDisplayPortケーブル 8Kがあると切り替えテストがスムーズ。ここで「ケーブルを変えても同じ位置に同じ点が出る」なら、ドット欠陥の可能性がぐっと上がります。
確認のコツは距離です。顔を近づけて一点だけ探すと見つかるものも、普段の距離に戻ると気にならないことがあります。逆もあります。私は最初、近距離で見つけた黒点を「絶対交換だ」と思ったのに、椅子に座って作業距離にすると、ほぼ分からない。正直、気持ちが揺れました。でもここで大事なのは、“自分の用途”に引き戻すこと。動画視聴中心なら許容できるかもしれないし、写真編集や文字仕事だと小さな点がずっと引っかかる。用途で判断が変わるので、単色テスト→普段の距離→作業画面、という順で見ていくのが現実的です。
さて、ドット抜けが濃厚になったら、次は「交換できるルート」を冷静に選びます。ここは体感としても、買った直後が一番強い。返品期間内なら、メーカーより販売店のルールが効きます。だから私は、気づいた日付をメモして、購入履歴の注文番号も控えます。ここで迷って時間が過ぎるのが最悪です。ドット抜けは“仕様扱い”のラインがあるため、こちらの主張だけでは押し切れないことがあります。だからこそ、期限内に動く。それだけで勝率が上がります。
連絡する前に揃える“証拠セット”も、地味に効きます。おすすめは写真2枚。ひとつは単色テストで点がはっきり分かる寄りの写真。もうひとつは、モニター全体が入る引きの写真です。点だけを拡大すると「どこなの?」となりがちで、話が進みません。黒背景で輝点を撮るなら、部屋の照明を少し落として、反射を減らすと撮りやすいです。こういう時に、画面表面が汚れているとピントが迷うので、撮影前にもう一回だけ画面クリーニングクロス マイクロファイバーで軽く拭くのがコツです。
「自分で直す方法」も検索すると出てきます。点灯しっぱなしの“輝点”っぽいものは、色を高速で切り替えるツールで改善するケースがゼロではありません。ただし、効かないことも普通にあります。私は一回だけ試したことがありますが、改善しなかった時点で粘らず切り上げました。強く押す、熱を当てる、といった手荒い方法はリスクが大きいので、保証や返品の可能性が残っているなら先にそっちを優先した方が安全です。
最後に、ドット抜けで後悔しない買い方も置いておきます。これは実際にやって効果があったやり方です。モニターが届いたら、設置したその日に単色テストをする。忙しくても10分でいい。ついでにケーブルも変えて切り分ける。掃除道具を手元に置いて、汚れとドットを誤認しない。これだけで「後から気づいて詰む」をかなり避けられます。買い替え候補を探しているなら、ドット欠陥の対応が明確なシリーズを選ぶのも手です。例えば仕事用途で安定を取りたい人は、定番のDell UltraSharp モニターを軸に検討すると安心感が出ますし、長時間の事務作業ならEIZO FlexScan モニターの方向も強い。デザイン寄りならBenQ PD モニターやASUS ProArt モニターが候補に入ります。ノートPCとType-C一本で繋げたい人はLG USB-C モニターを見ておくと、配線が一気に楽になります。
ドット抜けは、見つけた瞬間のショックが一番大きい。でも、手順で潰せば判断は意外と簡単です。掃除して、単色で確認して、ケーブルで切り分けて、期限内に動く。ここまでやれば、必要以上に悩まずに済みます。あなたのモニターが“当たり”か“交換案件”か、今日中に決着をつけましょう。


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